内発的・外発的動機の神経機構とその行動学的分離:鳥類の歌行動をモデルとした研究
内発的・外発的動機の神経機構とその行動学的分離:鳥類の歌行動をモデルとした研究
批准号:
19J14456
负责人:
梅本 祥央
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
当該年度における研究は、鳴禽の一種であるブンチョウの神経損傷と、ドーパミンD1受容体作動薬の注入による自発的な発声頻度の検討を実施した。新型コロナウイルス流行による特例で期間を6ヶ月延長している。鳴禽が自発的に発声学習を行い、発声する無指向歌 (US)を開始する際の大脳基底核Area Xの神経活動変化について、前年度までに量的な解析を終えて生得的な発声よりも長時間生じることが分かっていたが、実際にどのような経路で発声行動と結びついているかは検討されていなかった。Area Xは中脳腹側被蓋野 (VTA)やPOMより投射を受けるが、過去の研究ではUSの発声頻度にVTAからのドーパミンが正の、POMのが負の影響を与えると報告されていた。したがって、将来的なArea Xと両者の神経活動比較のため、USがドーパミン量の操作、あるいはPOMの損傷で発声頻度等に変化が生じるかを検討する事を目的とした。オスのブンチョウ6羽を用い、1日のうちでUSおよびメスへの発声 (DS)の発声頻度を測定する予備実験、さらにドーパミンD1受容体作動薬SKF-38393の注射前後の両発声を測定する本実験を行った。結果として、ドーパミン受容体作動薬によってUSの発声数は変わらなかったが、発声時間は短く、より集中した時間で行われるようになった。DSの記録は分析に必要な数に届かなかったほか、POMの損傷前後で明確な傾向の違いはみられなかった。これらの結果はD1によるUSの頻度増加を報告した過去の研究とは異なるが、ドーパミンによって自発的な発声行動が短期間に集中させられる効果があることが示唆される。ドーパミンは行動の動機づけに関わるとされるが、本研究の結果は動機づけそのものを増加させるよりは個体内の動機づけが行動に表れる機構をドーパミンが促進しているといえ、将来的な行動測定における潜時と行動量の切り分けの重要性を示唆した。
英文摘要
当該年度における研究は、鳴禽の一種であるブンチョウの神経損傷と、ドーパミンD1受容体作動薬の注入による自発的な発声頻度の検討を実施した。新型コロナウイルス流行による特例で期間を6ヶ月延長している。鳴禽が自発的に発声学習を行い、発声する無指向歌 (US)を開始する際の大脳基底核Area Xの神経活動変化について、前年度までに量的な解析を終えて生得的な発声よりも長時間生じることが分かっていたが、実際にどのような経路で発声行動と結びついているかは検討されていなかった。Area Xは中脳腹側被蓋野 (VTA)やPOMより投射を受けるが、過去の研究ではUSの発声頻度にVTAからのドーパミンが正の、POMのが負の影響を与えると報告されていた。したがって、将来的なArea Xと両者の神経活動比較のため、USがドーパミン量の操作、あるいはPOMの損傷で発声頻度等に変化が生じるかを検討する事を目的とした。オスのブンチョウ6羽を用い、1日のうちでUSおよびメスへの発声 (DS)の発声頻度を測定する予備実験、さらにドーパミンD1受容体作動薬SKF-38393の注射前後の両発声を測定する本実験を行った。結果として、ドーパミン受容体作動薬によってUSの発声数は変わらなかったが、発声時間は短く、より集中した時間で行われるようになった。DSの記録は分析に必要な数に届かなかったほか、POMの損傷前後で明確な傾向の違いはみられなかった。これらの結果はD1によるUSの頻度増加を報告した過去の研究とは異なるが、ドーパミンによって自発的な発声行動が短期間に集中させられる効果があることが示唆される。ドーパミンは行動の動機づけに関わるとされるが、本研究の結果は動機づけそのものを増加させるよりは個体内の動機づけが行動に表れる機構をドーパミンが促進しているといえ、将来的な行動測定における潜時と行動量の切り分けの重要性を示唆した。
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The 10th IBRO World Congress of Neuroscience
第10届IBRO世界神经科学大会
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
ブンチョウの学習した歌および生得的地鳴きに関連した大脳基底核における準備性神経活動
基底神经节的预备神经活动与日本彩蝶习得的歌曲和先天的地面叫声相关
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Umemoto, S., Yanagihara, S., & Okanoya, K., 梅本祥央・柳原真・岡ノ谷一夫, 梅本祥央・柳原真・岡ノ谷一夫]
通讯作者:
梅本祥央・柳原真・岡ノ谷一夫
Preparatory neural activations in basal ganglia related with learned songs and innate calls in Java sparrows.
基底神经节的预备神经激活与爪哇麻雀学习的歌曲和先天的叫声有关。
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Umemoto, S., Yanagihara, S., & Okanoya, K.]
通讯作者:
K.
Durations of preparatory motor activity in the avian basal ganglia for songs and calls in a species of songbirds
鸟类基底神经节为鸣禽鸣叫而进行的准备运动活动的持续时间
DOI:
10.1016/j.neures.2022.03.008
发表时间:
2022
期刊:
Neuroscience Research
影响因子:
2.9
作者:
[Umemoto Sachio, Yanagihara Shin, Okanoya Kazuo]
通讯作者:
Okanoya Kazuo
Long-term change in neural activity of basal ganglia prior to vocal behavior in Java sparrows.
爪哇麻雀发声行为之前基底神经节神经活动的长期变化。
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Umemoto, S., Yanagihara, S., & Okanoya, K.]
通讯作者:
K.
共 6 条
新規統合失調症発症モデルにおける線条体神経活動記録
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批准号:22K20849
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2022
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负责人:梅本 祥央
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依托单位:
海外基金