南宋における正統論の再検討：蕭常『続後漢書』を手がかりに

对南宋正统的再审视——以萧常的《后汉书》为中心

基本信息

批准号：
19K00114
负责人：
田中靖彦
金额：
$ 1.83万
依托单位：
Jissen Women's University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

令和四（二〇二二）年度も引き続き、南宋における正統論の展開についての研究を進めた。同年度は、これまで進めてきた蕭常『続後漢書』の研究をより立体的に位置づけるべく、南宋における孫呉をめぐる言説についての研究を進めた。一般に、南宋では蜀漢正統論が有力であったと理解される。本研究がこれまで行ってきた蕭常『続後漢書』をめぐる研究からは、蕭常『続後漢書』がまさにそういった南宋代の蜀漢正統論的な性格を強く有していることを確認できるが、一方で南宋代には、蜀漢を中心に捉えるのとは異なる観点から展開される三国論も存在した。令和四年度は、かかる傾向を分析する史料として、李燾の著とされる『六朝通鑑博議』の研究に取り組み、学会発表１本、学術論文１本にまとめた。本年度明らかにした点は主に以下の通りである。『六朝通鑑博議』は、孫呉を中心に三国時代を論じている。かかる観点は、南宋と孫呉の境遇が近いことからきているのであり、従来言われているような「南宋と蜀漢は置かれた状況が類似していたので、南宋では蜀漢正統論が台頭した」という理解には再考の余地があることがわかる。だが、後世に対しては蜀漢正統論が圧倒的な影響力を持った一方、『六朝通鑑博議』が説くような孫呉論はほとんど後世の耳目を引くことなく現在に至っている。『六朝通鑑博議』からは、当時において孫呉に着目して三国を論ずる傾向が存在したことを窺えると同時に、そういった史論が徐々に消えていく一因をも読み取ることができる。

在2022年，我们继续研究南部歌曲王朝的正统主义的发展。同年，为了定位杨正的“继续后来的汉”研究，对南部歌曲王朝周围的太阳吴的话语进行了研究。人们普遍认为，Shu Han东正教是南部歌曲王朝的杰出理论。从迄今为止对这项研究进行的研究到迄今为止进行的研究已经进行了，可以证实，小米的“持续的后来的汉”在南部歌曲王朝中具有强大的正统特征，另一方面，还有一个与shu han han han han han han han han of the Dockeptighte的三边形理论。 2022年，他努力研究“卢西斯·汤汉甘（LucôceTongKangang）”，据说这是刘Yi撰写的，作为一份历史文档，以分析此类趋势，并将其汇编成一个会议演讲和一份学术论文。今年揭示的要点如下：“ Lu Chronicle Tong Kang Woo”讨论了三个王国时期，重点是Sun Wu。这种观点来自南部歌曲王朝和孙子之间的紧密局势，可以看出，传统的理解是，“南方歌曲王朝和舒韩在情况下是相似的，因此南方歌曲王朝中出现了舒韩正统的理论”。然而，尽管舒韩正统主义的理论对后代具有压倒性的影响，但由Liquid Champion的Tong Ganbo-kai教授的Sun Wu理论已经达到了今天，而没有引起子孙后代的关注。从“ Lu Chronicle Tong Kang Wu”中可以看出，当时有一种倾向于讨论这三个国家的Sun Wu，与此同时，也可以看出，这种历史理论理论逐渐消失了。