近代初期イングランドの法学院における文芸活動に関する文化史的研究
近代初期イングランドの法学院における文芸活動に関する文化史的研究
批准号:
19K00435
负责人:
竹村 はるみ
金额:
$1.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本年度はウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ハムレット』を法学院をバックボーンとして胚胎された新しい諷刺文学の方向性と関連づけて分析を行い、法学院の文芸活動が商業演劇に与えた影響を明らかにした。16世紀末から17世紀初頭にかけて、競合関係にある詩人たちが作品を通して相手を罵倒する風潮が生じた。俗に「詩人戦争」あるいは「劇場戦争」と呼ばれるこの現象は、法学院を一つの磁場とした中傷詩の流行と連動している。近代初期における誹謗中傷の格好のメディアは、エピグラム、バラッド、そして演劇だった。中傷詩と総称されるこれらの作品群は、諷刺文学の変容との関連で、近年新たな批評的関心を集めている。本年度の研究では、1601年のエセックス伯蜂起の前夜、宮廷、そしてエセックス伯と交流のあった法学院を発信源とする誹謗中傷合戦がロンドンのそこかしこで繰り広げられる中で執筆された『ハムレット』には先鋭的な諷刺文学の傾向が見られることに着目し、エリザベス朝末期に顕在化した都市文学の系譜に本作品を位置づけた。また、昨年度に引き続き、シェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』の研究にも従事し、本作品の言語的特性の一つとなっている誹謗中傷をエリザベス朝末期の諷刺文学の変容という文化史的背景を踏まえて分析し、編註作業を行った。
英文摘要
本年度はウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ハムレット』を法学院をバックボーンとして胚胎された新しい諷刺文学の方向性と関連づけて分析を行い、法学院の文芸活動が商業演劇に与えた影響を明らかにした。16世紀末から17世紀初頭にかけて、競合関係にある詩人たちが作品を通して相手を罵倒する風潮が生じた。俗に「詩人戦争」あるいは「劇場戦争」と呼ばれるこの現象は、法学院を一つの磁場とした中傷詩の流行と連動している。近代初期における誹謗中傷の格好のメディアは、エピグラム、バラッド、そして演劇だった。中傷詩と総称されるこれらの作品群は、諷刺文学の変容との関連で、近年新たな批評的関心を集めている。本年度の研究では、1601年のエセックス伯蜂起の前夜、宮廷、そしてエセックス伯と交流のあった法学院を発信源とする誹謗中傷合戦がロンドンのそこかしこで繰り広げられる中で執筆された『ハムレット』には先鋭的な諷刺文学の傾向が見られることに着目し、エリザベス朝末期に顕在化した都市文学の系譜に本作品を位置づけた。また、昨年度に引き続き、シェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』の研究にも従事し、本作品の言語的特性の一つとなっている誹謗中傷をエリザベス朝末期の諷刺文学の変容という文化史的背景を踏まえて分析し、編註作業を行った。
期刊论文(8)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
騎士道ロマンスと女性読者―共感のヒロイズム
侠义浪漫与女性读者:移情英雄主义
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
Shakespeare Journal
影响因子:
--
作者:
[佐竹由帆, 三宅あつ子, 矢口裕子, 山本豊子, 竹村はるみ]
通讯作者:
竹村はるみ
近代初期英文学と女性
早期现代英国文学与女性
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[HOSHI, Kumiko, 貞廣真紀, Yuko Yaguchi, 貞廣真紀, 森岡裕一, 竹村はるみ, Yuko Yaguchi, 竹村はるみ, Yuko Yaguchi, 竹村はるみ]
通讯作者:
竹村はるみ
「愛の法廷」の行方―法学院祝祭からジョン・マーストンの『フォーン』へ
“爱情法庭”的命运:从法学院节到约翰·马斯顿的《小鹿》
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[HOSHI, Kumiko, 貞廣真紀, Yuko Yaguchi, 貞廣真紀, 森岡裕一, 竹村はるみ, Yuko Yaguchi, 竹村はるみ]
通讯作者:
竹村はるみ
"Be Clamorous, and leap all civil bounds"!―『十二夜』とエリザベス朝中傷詩
“喧闹,跨越一切文明界限”——《第十二夜》和伊丽莎白时代的诽谤诗
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
関西シェイクスピア研究会会報
影响因子:
--
作者:
[玉井 暲, 末廣幹, 岩田 美喜, 向井 秀忠編著, 鈴木美津子, 竹村はるみ]
通讯作者:
竹村はるみ
『英語文学の諸相――立命館大学英米文学会論集』
《英语文学的面貌:立命馆大学英美文学会论文集》
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroko Ikeda and Kazuo Yokouchi (eds) (Mari Mizuno, Miki Iwata, Kazuo Yokouchi, Naoyuki Mizuno, Taeko Kakihara, Peter Robinson, Luca Crispi, Hitomi Nakamura, Mariko Nishitani, Hiroko Ikeda, Celia de Freine), 髙村峰生, 平沼 公子, Yoshiaki Furui, 古矢晋一, 立命館大学英米文学会(編) (中村 仁美)]
通讯作者:
立命館大学英米文学会(編) (中村 仁美)
共 7 条
海外基金