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「協議・合意制度」および「刑事免責制度」に関する訴追裁量のコントロール

关于“协商协议制度”和“刑事豁免制度”的起诉自由裁量权的控制

基本信息

批准号：
19K01341
负责人：
黒川亨子
金额：
$ 0.67万
依托单位：
Utsunomiya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

わが国において新設された協議・合意制度および刑事免責制度（以下、新制度という）には、起訴の公正性を担保する制度が存在せず、検察官の権限行使の在り方次第では、起訴の公正性が疑われる事態が発生する危険性がある。本研究のひとつの目的は、新制度の下で、どのような場合に許されない訴追裁量権の行使となるのかを解明することである。これまでの研究において、アメリカ合衆国における訴追裁量の行使に関する内部規制のためのガイドラインはあるものの、実際には効果的に機能しておらず、検察官の不当な恣意的決定や取引は、秘密裏に行われるために、弁護人が発見するのは困難であり、また発見できた稀なケースにおいても、法的な救済を求める立証のハードルが非常に高いことから、弁護人が、異議を申し立てることは非現実的である、ないし有罪答弁により異議申立ての機会がそもそも存在しないという実態を明らかになった。2022年度は、「検察による法の無視（prosecutorial nullification）」、すなわち、検察官が訴追裁量を行使し、民主的に作られた法の一部を、執行しないこと（例えば、死刑の求刑を拒否する、売春や娯楽目的の薬物使用を起訴しない等）に関する正当性評価枠組みを提案するKerrel Murrayの研究を精査し、民意に裏付けられた訴追裁量の行使の在り方、説明責任の担保の仕方などを検討した。訴追裁量は、事実上、司法審査の対象外となっている現状において、現実の事例に適用できる具体的な訴追裁量の評価枠組みを提示するKerrel Murrayの立論は、非常に有意義な試みであると評価できる。

The new system of agreement and criminal immunity (hereinafter referred to as the new system) exists, the system of guarantee for the fairness of prosecution exists, the exercise of restrictions by prosecutors is in order, and the fairness of prosecution is in doubt. The purpose of this study is to clarify the situation under the new system. This study focuses on the internal regulation of the United States, the enforcement of judicial discretion, and the actual functioning of the internal regulation, the improper decision of the inspector, the introduction of the internal regulation, the enforcement of the internal regulation, and the enforcement of the internal regulation. The law's rescue request, the establishment of evidence, the establishment of very high, the protection of people, objections, the establishment of non-real, guilty answer, the establishment of objections, the opportunity to exist, the establishment of clear state, the establishment of the law. In 2022, the law was ignored.(prosecutorial sanction)",(For example, the application of the death penalty is rejected, and the use of drugs for the purpose is prosecuted.) In the case of judicial review, it is necessary to review the case in detail. Kerrel Murray's argument is very meaningful.

项目成果

期刊论文数量（8）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

検察官に有利な刑事訴訟法改正、公正に法運用はされるのか

刑事诉讼法是否会进行有利于检察官的修改，是否会得到公平的适用？

DOI：
发表时间：
期刊：
影响因子：
0
作者：
通讯作者：

少年事件が捜査遅延によって成人後訴追された場合の救済方法の検討―捜査の違法を量刑事情として考慮することの可否

因调查拖延而将青少年案件作为成年人起诉时的补救措施考虑——调查的违法行为是否可以被视为刑事事项

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
大出良知・高田昭正・川崎英明・白取祐司先生古稀祝賀論文集『刑事法学と刑事弁護の協働と展望』（現代人文社）
影响因子：
0
作者：
西谷敏＝野田進＝和田肇＝奥田香子編;荒木尚志;有田謙司;井川志郎;石﨑由希子;石田信平;石橋洋;植村新;緒方桂子;奥田香子;小畑史子;笠木映里;金井幸子;鎌田耕一;唐津博;川口美貴;富永晃一;et al;黒川亨子
通讯作者：
黒川亨子

民意の支持を得た検察による法の無視

检察官在公众支持下无视法律