自閉スペクトラム児のコミュニケーションスキルに関する実験語用論的検討
自閉スペクトラム児のコミュニケーションスキルに関する実験語用論的検討
批准号:
19K02954
负责人:
三浦 優生
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
2022年度は、自閉スペクトラム症および定型発達の小学生児童を対象に、主題および対比という2つの異なる機能を持つ取り立て詞ハの理解、そして、助詞あるいは先行する名詞にともなう強調プロソディの有無による解釈への影響を、行動実験課題を用いて調査した。課題では、3モーラから成る名詞とその色を表す、取り立て詞ハを含む刺激文を音声で再生し(例:めがねは緑色です)、画面上に4つの画像を呈示した。参加者には、4つのうち発話文に対応する画像を選択するよう求め、その回答を分析した。同時に、音声再生時の参加者の4画像への注視行動を、アイトラッカ―(Gazepoint GP3)によって記録した。実験条件として、取り立て助詞ハに強調プロソディが伴う対比条件と、伴わない主題条件が設定された。主題条件では、名詞+助詞の再生後に1画像を、色の言及後に残り2画像を除外可能であるが、対比条件では、名詞+助詞の再生後に2画像を除外でき、プロソディに基づく素早い処理が為されていれば、注視時間に反映されると予測した。調査の結果、児童による画像選択からは、取り立て助詞を伴う単純な発話の理解は、両群共に天井効果を示した。取り立て詞に基づく含意には文脈の考慮を必要とせず、語用機能に問題が指摘されるASD児においても比較的容易であることが考えられる。一方、視線測定による結果では、群間で異なる傾向が認められた。TD群においては、いずれの条件でも発話呈示後の短い間に正解画像を特定していたが、ASD群においては、対比条件においてのみ、正解画像を注視した。このことは対比のプロソディがASD群の解釈を早めていることを示唆している。
英文摘要
2022年度は、自閉スペクトラム症および定型発達の小学生児童を対象に、主題および対比という2つの異なる機能を持つ取り立て詞ハの理解、そして、助詞あるいは先行する名詞にともなう強調プロソディの有無による解釈への影響を、行動実験課題を用いて調査した。課題では、3モーラから成る名詞とその色を表す、取り立て詞ハを含む刺激文を音声で再生し(例:めがねは緑色です)、画面上に4つの画像を呈示した。参加者には、4つのうち発話文に対応する画像を選択するよう求め、その回答を分析した。同時に、音声再生時の参加者の4画像への注視行動を、アイトラッカ―(Gazepoint GP3)によって記録した。実験条件として、取り立て助詞ハに強調プロソディが伴う対比条件と、伴わない主題条件が設定された。主題条件では、名詞+助詞の再生後に1画像を、色の言及後に残り2画像を除外可能であるが、対比条件では、名詞+助詞の再生後に2画像を除外でき、プロソディに基づく素早い処理が為されていれば、注視時間に反映されると予測した。調査の結果、児童による画像選択からは、取り立て助詞を伴う単純な発話の理解は、両群共に天井効果を示した。取り立て詞に基づく含意には文脈の考慮を必要とせず、語用機能に問題が指摘されるASD児においても比較的容易であることが考えられる。一方、視線測定による結果では、群間で異なる傾向が認められた。TD群においては、いずれの条件でも発話呈示後の短い間に正解画像を特定していたが、ASD群においては、対比条件においてのみ、正解画像を注視した。このことは対比のプロソディがASD群の解釈を早めていることを示唆している。
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Examining the Treatment Efficacy of PEERS in Japan: Improving Social Skills Among Adolescents with Autism Spectrum Disorder
检验日本 PEERS 的治疗效果:提高自闭症谱系障碍青少年的社交技能
DOI:
10.1007/s10803-019-04325-1
发表时间:
2020
期刊:
Journal of Autism and Developmental Disorders
影响因子:
3.9
作者:
[Yamada, T., Miura, Y., Oi, M., Akatsuka, N., Tanaka, K., Tsukidate, N., Yamamoto, T., Okuno, H.,Nakanishi, M.,Taniike, M.,& Mohri, I.]
通讯作者:
I.
Autistic children’s use of prosody to express uncertainty.
自闭症儿童使用韵律来表达不确定性。
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miura, Y., Oi, M., Ueada, I., Matsui, T., Fujino, H., Tojo, Y., & Hakarino, K.]
通讯作者:
K.
児童における不確定性を表す発話の特徴
儿童表达不确定性的言语特征
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miura, Y., Oi, M., Ueada, I., Matsui, T., Fujino, H., Tojo, Y., & Hakarino, K., 三浦優生]
通讯作者:
三浦優生
児童における間接発話の解釈の発達: 年齢、性差、心の理論スキルによる影響の検討.
儿童间接言语解释的发展:检查年龄、性别和心理理论技能的影响。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三浦優生, 松井智子, 藤野博, 東條吉邦, 計野浩一郎.]
通讯作者:
計野浩一郎.
Children’s interpretation of conventionalized pragmatic marker: A case of Japanese dake
儿童对约定俗成的语用标记的解读:以日本“dake”为例
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miura, Yui.]
通讯作者:
Yui.
共 12 条
健常児・自閉症児における話者の確信度の理解とその発達的変化の比較検討
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批准号:08J07078
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.64万
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财政年份:2008
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负责人:三浦 優生
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依托单位:
海外基金