照射ウランを用いた原子炉事故で生成する放射性エアロゾルの生成過程の解明

阐明核反应堆事故中使用辐照铀产生放射性气溶胶的过程

• 批准号: 18K11643
• 负责人: 高宮 幸一
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2018
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2018-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-18K11643/
• 关键词: 放射性エアロゾル; 核分裂生成物; ウラン; 溶液エアロゾル粒子; フィッショントラック; 溶液状エアロゾル

福島原発事故などのシビアアクシデントにおいて放出される放射性エアロゾルの一部には、核燃料物質であるウランが含まれていたことが報告されている。2021年度までの研究によって、溶液エアロゾル粒子の生成過程においてはエアロゾル粒子に付着する元素の化学的性状が大きく影響を与えることが明らかとなったため、2022年度よりウランが付着する生成過程について調査を行っている。エアロゾル粒子に付着するなどして含有されるウランの量は極少量であるため、フィッショントラック法を用いた極微量のウランの定量分析法を適用することを試みた。その結果、日本の土壌粒子に含まれる程度のウラン濃度であれば、ウランを含んだエアロゾル粒子の識別が可能であることがわかった。また、環境中には1950年代以降の核実験フォールアウトが残存しており、その中にウランを含んだ降下物粒子が混在していると、事故で生成したエアロゾル粒子との識別が困難となる。そのため、1960年以降に気象研究所が捕集した大気降下物試料に対してフィッショントラック法によるウランの分析を行ったところ、最も核実験が頻繁に行われた1960年代の降下物においてもウランが検出されることはなかった。したがって、福島第一原子力発電所の事故によって生成し環境中に放出されたウランを含んだエアロゾル粒子の性状調査において、フィッショントラック法が適用可能であると判断した。環境中に放出されたウランを含有するエアロゾル粒子の性状を調査することで、その生成過程についての知見を得ることができると考えられ、事故時の放射性物質による汚染状況の予測や汚染後の拡散予測などにおいて重要性が高いと考える。

The Fukushima accident was reported as a result of the release of radioactive substances. In 2021, we conducted research on the chemical properties of the elements attached to the particles in the production process of the particles in the solution. In 2022, we conducted research on the chemical properties of the elements attached to the particles. The method of quantitative analysis of the amount of fine particles contained in the sample is applicable. The results show that the Japanese soil particles are contained in different concentrations, and the identification of soil particles is possible. In the 1950s, the environment was contaminated with radioactive particles, and it was difficult to identify radioactive particles. In 1960, the Institute of Meteorology collected samples of heavy metals and analyzed them frequently. In 1960, the Institute of Meteorology collected samples of heavy metals and analyzed them frequently. The accident occurred in Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant, and the emission was detected in the environment. Investigation on the characteristics of radioactive particles emitted from the environment, knowledge of their generation process, prediction of contamination status of radioactive substances during accidents, and prediction of dispersion after contamination are of great importance.

项目成果

核分裂生成物を用いたエアロゾル模擬実験

使用裂变产物的气溶胶模拟实验

• 发表时间: 2018
• 作者: 竹内裕弥;高宮幸一;関本俊;沖雄一;大槻勤;高宮幸一
• 通讯作者: 高宮幸一

溶液状エアロゾル粒子への核分裂生成物の付着過程における化学的効果

裂变产物与溶液气溶胶颗粒附着过程的化学效应

• 发表时间: 2019
• 作者: 高宮 幸一;西澤 佑介;関 本 俊;沖 雄一;大槻 勤
• 通讯作者: 大槻 勤

核分裂生成物と溶液状エアロゾルによる放射性エアロゾルの生成

从裂变产物和溶液气溶胶中产生放射性气溶胶

• 发表时间: 2019
• 作者: 高宮幸一;竹内裕弥;竹内佑;関本俊;沖雄一;大槻勤
• 通讯作者: 大槻勤

放射性エアロゾル模擬生成実験における対象核種の拡張

放射性气溶胶模拟实验中目标核素的扩展

• 发表时间: 2020
• 作者: 竹内佑;高宮幸一;稲垣誠;関本俊;沖雄一;大槻勤
• 通讯作者: 大槻勤

照射ウランを用いた放射性エアロゾル生成模擬実験のための装置開発

辐照铀模拟放射性气溶胶发生实验设备的研制

• 发表时间: 2019
• 作者: 竹内裕弥;高宮幸一;関本俊;沖雄一;大槻勤
• 通讯作者: 大槻勤