原生生物の探索行動を創発する機構の数理モデル
原生生物の探索行動を創発する機構の数理モデル
批准号:
18K03430
负责人:
伊藤 賢太郎
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
粘菌という原生生物が自ら移動しながら栄養源を獲得するためにどのような戦略をとっているかを明らかにするために、数理モデルを用いた研究を行った。これまでの研究で、粘菌の振る舞いを再現するために様々な角度から数理モデルを提案してきた。もっとも簡略化を行なった確率モデルにおいては、粘菌の先端の運動のみならず、粘菌の後端も動くように設定してあり、限られた通路内を動き回る様子がよく再現されていた。粘菌の厚み振動を伴う微分方程式を用いたモデルでは、粘菌の先端の動きをよく再現できた一方で、後端の動きに関しては洗練されたものとは言い難い状態であった。このモデルでは粘菌はシート状の部分と管状になっている部分の二つから構成されているが、粘菌が後端の原形質を管から回収するための仕組みに改良を加えることにより、より複雑な動きができるようになった。粘菌を用いた実験と、数理モデルを用いたシミュレーションを連携させながら行うというのが本研究の特徴であるが、いままでの粘菌実験は全て枝分かれした狭い通路上における振る舞いを調べたものであり、通路幅についてはあまり問題にしてこなかったという経緯がある。今回提案する数理モデルは二次元のランダムメッシュ上で移動するモデルであるため、通路の幅が粘菌の振る舞いに与える影響、そもそも通路の壁のような障害物を全て取り払った状態における粘菌の振る舞い、についても調べることが可能となった。
英文摘要
粘菌という原生生物が自ら移動しながら栄養源を獲得するためにどのような戦略をとっているかを明らかにするために、数理モデルを用いた研究を行った。これまでの研究で、粘菌の振る舞いを再現するために様々な角度から数理モデルを提案してきた。もっとも簡略化を行なった確率モデルにおいては、粘菌の先端の運動のみならず、粘菌の後端も動くように設定してあり、限られた通路内を動き回る様子がよく再現されていた。粘菌の厚み振動を伴う微分方程式を用いたモデルでは、粘菌の先端の動きをよく再現できた一方で、後端の動きに関しては洗練されたものとは言い難い状態であった。このモデルでは粘菌はシート状の部分と管状になっている部分の二つから構成されているが、粘菌が後端の原形質を管から回収するための仕組みに改良を加えることにより、より複雑な動きができるようになった。粘菌を用いた実験と、数理モデルを用いたシミュレーションを連携させながら行うというのが本研究の特徴であるが、いままでの粘菌実験は全て枝分かれした狭い通路上における振る舞いを調べたものであり、通路幅についてはあまり問題にしてこなかったという経緯がある。今回提案する数理モデルは二次元のランダムメッシュ上で移動するモデルであるため、通路の幅が粘菌の振る舞いに与える影響、そもそも通路の壁のような障害物を全て取り払った状態における粘菌の振る舞い、についても調べることが可能となった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
真正粘菌のさまざまな行動と数理の視点
真正的粘菌的各种行为和数学观点
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shigekazu Nakagawa, Hiroki Hashiguchi, Yoko Ono, 福本伸樹,三枝祐輔,中川智之,富澤貞男, 伊藤賢太郎]
通讯作者:
伊藤賢太郎
Mass depending maze exploration strategy for true slime mold
真正的粘菌的质量依赖迷宫探索策略
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shigekazu Nakagawa, Hiroki Hashiguchi, Yoko Ono, 福本伸樹,三枝祐輔,中川智之,富澤貞男, 伊藤賢太郎, 牛島健夫, 橋口博樹,清水康希, 星ひかる,安藤宗司,石井晶,富澤貞男, Kentaro Ito]
通讯作者:
Kentaro Ito
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