家族性地中海熱の病態とコルヒチン作用機序の解明
家族性地中海熱の病態とコルヒチン作用機序の解明
批准号:
20K16889
负责人:
芝 剛
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-12-19 至 2025-03-31
中文摘要
自然免疫分子の異常により過剰炎症を起こす疾患群を自己炎症性疾患と呼び、家族性地中海熱(Familial Mediterranean Fever, 以下FMF)は遺伝性自己炎症性疾患の中で最も頻度が高い。典型的FMFは数日で自己収束する発熱や漿膜炎を約1か月周期で繰り返し、MEFV遺伝子との関連が判明している。第一選択薬はコルヒチンで微小管阻害作用を持つが、詳細な作用機序は不明である。これまで我々は、FMF患者由来iPS細胞から分化させたマクロファージ(以下iPS-MP)、および遺伝子改変iPS-MPにおいて病的表現型を再現し、in vitroのMEFVバリアント評価法を確立してきた。この過程において、FMF-MPをクロストリジウムトキシン(Tcd)で刺激しパイリンインフラマソームを活性化させる系、およびそれをコルヒチンが抑制することを確認する系を確立した。本研究の目的は1)コルヒチンがパイリンインフラマソームの異常活性化を阻害する機序を解明すること。2)異常パイリンの動態解析を通じてFMFの分子病態を解明することである。今年度はiPS-MPの系を補完するために、培養細胞株であるTHP-1細胞を用いて過剰炎症反応系の再現を試みた。THP-1細胞に野生型ならびに各疾患関連変異を導入することで、インフラマソームの活性化を再現することに成功した。同系においてコルヒチンがインフラマソームの活性化を抑制することも確認できた(Honda et al, The Journal of Clinical Immunology 2021)。今後、これまのiPS-MPの系と今年度確立した培養細胞株の系を用いて、コルヒチンがインフラマソームの異常活性化を阻害する機序の解明を目指す。また、今年度はコルヒチンがFMF iPS-MPへ与える影響をプロテオーム解析にて評価するための、検体調整を行った。
英文摘要
自然免疫分子の異常により過剰炎症を起こす疾患群を自己炎症性疾患と呼び、家族性地中海熱(Familial Mediterranean Fever, 以下FMF)は遺伝性自己炎症性疾患の中で最も頻度が高い。典型的FMFは数日で自己収束する発熱や漿膜炎を約1か月周期で繰り返し、MEFV遺伝子との関連が判明している。第一選択薬はコルヒチンで微小管阻害作用を持つが、詳細な作用機序は不明である。これまで我々は、FMF患者由来iPS細胞から分化させたマクロファージ(以下iPS-MP)、および遺伝子改変iPS-MPにおいて病的表現型を再現し、in vitroのMEFVバリアント評価法を確立してきた。この過程において、FMF-MPをクロストリジウムトキシン(Tcd)で刺激しパイリンインフラマソームを活性化させる系、およびそれをコルヒチンが抑制することを確認する系を確立した。本研究の目的は1)コルヒチンがパイリンインフラマソームの異常活性化を阻害する機序を解明すること。2)異常パイリンの動態解析を通じてFMFの分子病態を解明することである。今年度はiPS-MPの系を補完するために、培養細胞株であるTHP-1細胞を用いて過剰炎症反応系の再現を試みた。THP-1細胞に野生型ならびに各疾患関連変異を導入することで、インフラマソームの活性化を再現することに成功した。同系においてコルヒチンがインフラマソームの活性化を抑制することも確認できた(Honda et al, The Journal of Clinical Immunology 2021)。今後、これまのiPS-MPの系と今年度確立した培養細胞株の系を用いて、コルヒチンがインフラマソームの異常活性化を阻害する機序の解明を目指す。また、今年度はコルヒチンがFMF iPS-MPへ与える影響をプロテオーム解析にて評価するための、検体調整を行った。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1007/s10875-021-01021-7
发表时间:
2021-03-17
期刊:
JOURNAL OF CLINICAL IMMUNOLOGY
影响因子:
9.1
作者:
[Honda, Yoshitaka, Maeda, Yukako, Nishikomori, Ryuta]
通讯作者:
Nishikomori, Ryuta
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