大腸癌肝転移に対して免疫原性細胞死がabscopal効果に及ぼす影響の研究
大腸癌肝転移に対して免疫原性細胞死がabscopal効果に及ぼす影響の研究
批准号:
21K15588
负责人:
齋藤 裕人
金额:
$2.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
放射線治療法は大腸癌肝転移を含む多発転移に対する治療法の一つであるが、その局所制御作用を期待されて治療が行われている。放射線照射によって、がんの局所制御だけでなく、生体の免疫応答を増幅し全身的な治療効果を惹起させる事象は abscopal効果と呼ばれ、非常に稀な現象として報告されていた。近年、放射線照射された腫瘍細胞において免疫表現型の変化が生じ,腫瘍免疫が増強することが明らかとなりつつある。大腸癌肝転移に対する標準的治療薬であるoxaliplatin、FTD/DPI は免疫原性細胞死 (Immunogenic cell death: ICD)を誘導することが知られている。abscopal効果は、免疫チェックポイント阻害薬との併用によりその効果を高める可能性が期待されている一方、併用による影響は限定的とする報告も多い。我々は、ICDを効果的に誘導し腫瘍免疫を増強することでabscopal効果増強に関して、免疫微小環境の観点から解明することを研究課題とした。ICDを誘導するCetuximabを放射線治療と組み合わせることによってabscopal効果が増強され、免疫チェックポイント阻害薬とのより高い併用効果を得られると期待できる。これらの併用療法が腫瘍免疫におよぼす病態や抗腫瘍効果を検討し、微小環境の解析によりabscopal効果増強に関する新たな知見を提示する 事ができる点に本研究計画の独自性がある。本研究では、放射線治療とEGFR抗体を併用することで、大腸癌肝転移における abscopal効果増強の有無を評価する。さらに、免疫正常マウス大腸癌肝転移モデルを用い、放射線療法と抗EGFR抗体による免疫微小環境の改変が、abscopal効果や免疫チェックポイント阻害薬の治療効果に及ぼす影響を明らかにする。現在、安定したマウス大腸癌肝転移モデル作成を試みている状況である。
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