交通信号機の撤去・設置判断に資する無信号交差点の交通容量評価手法の実証的検証
交通信号機の撤去・設置判断に資する無信号交差点の交通容量評価手法の実証的検証
批准号:
22K14343
负责人:
吉岡 慶祐
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
日本の現行の無信号交差点の交通容量推定方法を改めて整理するとともに、アメリカ・ドイツ・中国の推定方法に関するマニュアル類や関係する文献レビューを実施し、各国の算出モデルの構造や前提となる仮定や考え方の違い、現在の推定方法が確立されるに至るまでの経緯を把握した。次に、現行の交通容量推定方法の精度や問題点を把握するために、交通容量が実測可能な千葉県内の3つの無信号交差点を選定し、交通容量の実測調査を実施した。得られた調査データから、既存の算出モデルによる推定値との比較検証をした。その結果、日本の推定方法は海外諸国と比較して平均で100~200台/時程度過大に推定していること、アメリカの推定方法が最も精度が良いことを確認した。さらに、推定モデルの感度分析から、アメリカの推定方法で考慮されている交錯交通量や補正率の考え方が不十分であることが、過大推定の要因となっていることが示唆された。また、方向別交通量の特徴と推定精度の関係を調査し、主道路からの右折、従道路からの左折割合が多いときに誤差が大きいことが明らかとなった。このことから、主道路からの右折が多い場合において、主道路上で生じる待機列による補正が考慮されないこと、従道路からの左折が多い場合に、交錯交通量として考慮すべき交通量が過少である可能性を指摘した。すなわち、海外諸国の推定方法における考え方を適用し、とくに交錯交通量の補正パラメータの設定を再考することで、推定精度の向上が期待できることを確認した。
英文摘要
日本の現行の無信号交差点の交通容量推定方法を改めて整理するとともに、アメリカ・ドイツ・中国の推定方法に関するマニュアル類や関係する文献レビューを実施し、各国の算出モデルの構造や前提となる仮定や考え方の違い、現在の推定方法が確立されるに至るまでの経緯を把握した。次に、現行の交通容量推定方法の精度や問題点を把握するために、交通容量が実測可能な千葉県内の3つの無信号交差点を選定し、交通容量の実測調査を実施した。得られた調査データから、既存の算出モデルによる推定値との比較検証をした。その結果、日本の推定方法は海外諸国と比較して平均で100~200台/時程度過大に推定していること、アメリカの推定方法が最も精度が良いことを確認した。さらに、推定モデルの感度分析から、アメリカの推定方法で考慮されている交錯交通量や補正率の考え方が不十分であることが、過大推定の要因となっていることが示唆された。また、方向別交通量の特徴と推定精度の関係を調査し、主道路からの右折、従道路からの左折割合が多いときに誤差が大きいことが明らかとなった。このことから、主道路からの右折が多い場合において、主道路上で生じる待機列による補正が考慮されないこと、従道路からの左折が多い場合に、交錯交通量として考慮すべき交通量が過少である可能性を指摘した。すなわち、海外諸国の推定方法における考え方を適用し、とくに交錯交通量の補正パラメータの設定を再考することで、推定精度の向上が期待できることを確認した。
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