クエン酸回路に着目した産後うつの病態解明研究
クエン酸回路に着目した産後うつの病態解明研究
批准号:
22K15742
负责人:
坂井 舞
金额:
$2.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
我々は産後うつ様症状を呈する500名母親の妊娠中から産後までの血漿メタボローム変動を追跡し、Erythrulose、Cysteine 等の糖質やクエン酸経路に関連する代謝物の変動を突き止めた (Yu et al., 2022)。本年度、産後うつ症状を呈する 1,202 人および健常者 7,346 人におけるGC-MS, LC-MS, およびNMRの血漿代謝物を追加解析し、タンパク質をつくる20種のアミノ酸の中、産後うつにより、7種類のアミノ酸の発現減少を突き止めた。この結果を踏まえて、本年度は産後うつモデル動物を確立するために、種々の先行研究から産後うつモデルの選定を実施した。これまで産後うつ動物モデルを用いた研究が国内外で多く行われている。その中、卵巣摘出後(偽妊娠)のステロイド離脱による産後うつラットモデルを用い、母親のうつ様行動および脳内の遺伝子発現変動が報告されている (Gaela et al., 2001)。 また、産後母親ラットへのコルチコステロン投与によるうつ様行動の増加、および育児行為の低下が引き起こされた (Brummelte et al., 2006)。さらに、 妊娠中の物理的拘束ストレス負荷による産後うつモデルラットでは仔ラットの成長後のうつ様行動が観察された (Xia et al., 2016)。ラットを用いた研究が多く、我々は雌の C57BL/6, または Balb/c マウスを雄マウスと交配後にストレス負荷実験 (Hu et al., 2019; Shoji et al., 2019) を行い、出産後の雌マウスおよび仔マウスの抑うつ様行動を検証し、ショ糖嗜好性試験、強制水泳および尾懸垂試験、巣づくり行動等の変化を評価し、血清、前頭前野、および海馬の組織を採取して中枢神経系、代謝系に関連する因子の測定を行っている。
英文摘要
我々は産後うつ様症状を呈する500名母親の妊娠中から産後までの血漿メタボローム変動を追跡し、Erythrulose、Cysteine 等の糖質やクエン酸経路に関連する代謝物の変動を突き止めた (Yu et al., 2022)。本年度、産後うつ症状を呈する 1,202 人および健常者 7,346 人におけるGC-MS, LC-MS, およびNMRの血漿代謝物を追加解析し、タンパク質をつくる20種のアミノ酸の中、産後うつにより、7種類のアミノ酸の発現減少を突き止めた。この結果を踏まえて、本年度は産後うつモデル動物を確立するために、種々の先行研究から産後うつモデルの選定を実施した。これまで産後うつ動物モデルを用いた研究が国内外で多く行われている。その中、卵巣摘出後(偽妊娠)のステロイド離脱による産後うつラットモデルを用い、母親のうつ様行動および脳内の遺伝子発現変動が報告されている (Gaela et al., 2001)。 また、産後母親ラットへのコルチコステロン投与によるうつ様行動の増加、および育児行為の低下が引き起こされた (Brummelte et al., 2006)。さらに、 妊娠中の物理的拘束ストレス負荷による産後うつモデルラットでは仔ラットの成長後のうつ様行動が観察された (Xia et al., 2016)。ラットを用いた研究が多く、我々は雌の C57BL/6, または Balb/c マウスを雄マウスと交配後にストレス負荷実験 (Hu et al., 2019; Shoji et al., 2019) を行い、出産後の雌マウスおよび仔マウスの抑うつ様行動を検証し、ショ糖嗜好性試験、強制水泳および尾懸垂試験、巣づくり行動等の変化を評価し、血清、前頭前野、および海馬の組織を採取して中枢神経系、代謝系に関連する因子の測定を行っている。
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