対人行動能力の文化普遍性に関する研究-関係性モデルの試み-

人际行为能力的文化普遍性研究——关系模型的尝试——

• 批准号: 10710056
• 负责人: 高井 次郎
• 金额: $ 0.96万
• 依托单位: Nagoya City University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 1999
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-10710056/
• 关键词: 対人コンピテンス; 対人コミュニケーション方略; 関係性アプローチ; ポライトネズ理論; 相互作用状況要因; 日米文化比較; 対人行動能力; 関係性; 自己観

本研究は対人行動能力を検討する上で、相互作用相手に関する諸変数を検討し、社会的スキルなど、対人行動能力は個人の特性ではなく、状況要因により対人行動方略が異なり、その適切性および効果性が状況依存的であることを明らかにすることを目的とした。具体的に、Brown&Levinson(1987)のpoliteness theoryおよび社会的アイデンティティ理論の枠組みを応用し、対人コンピテンスの概念の文化的普遍性を明らかにしようとした。研究1では、対人コンピテンスを特性論的な観点からアプローチし、文化的に多様な対人行動スキルを含む尺度を開発し、日米での因子構造に比較を行った。抽出的エティック法により、両文化の共通因子および各文化に特有な因子構造を見い出し、文化的普遍な能力を特定した。研究2では、直接的(2方略-直接、直接丁寧)および間接的(4方略-暗示、第3者介入、機嫌とり、回避)な対人コミュニケーション方略に焦点をおき、6つの相互作用状況(依頼、断わり、自己主張、謝罪、批判、助言)において、相互作用相手の年齢(年上、同年齢)と親密性(内集団、外集団)を、こうした方略の使用頻度、適切性の認知および効果性の認知を日米を比較して検討した。結果として、日本人よりも米国人のほうが関係性の要因に対してより識別していたことがわかった。また、日本人のほうが一般的に直接方略を使用する一方、米国人のほうが直接方略をより適切で効果的であると認知していることがわかった。最終的に、研究1および研究2を通じて、特性論的アプローチよりも関係性の要因を考慮するアプローチのほうが、文化による詳細な違いが明らかにされ、文化的差異をより性格にとらえていることが判明した。

This study discusses the factors related to human mobility, social mobility, individual mobility, and situational factors related to human mobility, relevance, and situational dependence. The specific politeness theory of Brown&Levinson(1987) and the cultural universality of the concept of social science are clearly explained. Study 1: Comparison of factor structure of human behavior and culture Culture-specific factors and culture-specific factors can be found in the extraction of common factors and culture-specific abilities. Study 2, Direct (2 strategies-direct, direct, indirect)(4) Strategy-Suggestion, 3rd Intervention, Mechanism, Avoidance)(According to the law, break, own opinion, apology, criticism, help), interaction with each other, year (year, year), intimacy (inner group, outer group), frequency of use, relevance of the cognitive strategy, and fruit of the cognitive day. As a result, the Japanese and Chinese people have a relationship with each other. The Japanese and the Americans used the general direct strategy, and the Americans used the appropriate direct strategy. Finally, the study 1 and the study 2 are based on the characteristics of the relationship, the culture, the details of the relationship, and the differences in the culture