课题基金 / 基金详情

明治期の文学理論に対するE.V.ハルトマンの影響-森鴎外のハルトマン受容とその意義を中心に-

明治期の文学理論に対するE.V.ハルトマンの影響-森鴎外のハルトマン受容とその意義を中心に-
E.V.哈特曼对明治时期文学理论的影响——以森鸥外对哈特曼的接受及其意义为中心——
批准号:
10710211
负责人:
坂井 健
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999

项目摘要

项目成果

相似基金

相关文献

中文摘要
翻译
鴎外がハルトマンを知ったのは、かつて、留学時代とされていたが、神田孝夫氏の研究により、少なくとも帰朝以後であることがあきらかにされたが、本格的にハルトマンを読みだしたのは帰朝以後であるにしても、鴎外がハルトマンの美学を知ったのは、それ以前であることが、旧鴎外所蔵本の書き入れ調査で確実となった。鴎外がハルトマンから学んだものは多岐にわたっているが、そのうちで我国の文壇に大きな影響を及ぼしたのは、具象理想美学とも言うべきものである。これは一口に言って、芸術作品を現れている「イデー」の段階によって、「類想」、「個想」、「小天地想」の三つの段階に分けて考えるもので、「類想」から「小天地想」に進むにしたがって、抽象的な美から、より具象的な美が現れているとするものである。これは逍遙との没理想論争がなされた当時にあっては、逍遙が「没理想」とする作品は「小天地想」が現れているのであって、決して、「理想」が存在しないわけではないという批判に応用されたものであるが、日清戦争後の文壇にあっては、当時流行の観念小説批判の合い言葉となった。すなわち、鏡花など、いわゆる観念小説を描いている作家の作品に現れているのは、抽象的な「類想」なのであって、これではいけない。これからは「具象理想」が現れた作品が求められるべきである、という批判である。田山花袋の自然主義文学論も、このような「具象理想」の論の影響によって成り立っており、鴎外の紹介したハルトマン美学の影響は、これまで考えられていたよりも、はるかに大きい。
英文摘要
鴎外がハルトマンを知ったのは、かつて、留学時代とされていたが、神田孝夫氏の研究により、少なくとも帰朝以後であることがあきらかにされたが、本格的にハルトマンを読みだしたのは帰朝以後であるにしても、鴎外がハルトマンの美学を知ったのは、それ以前であることが、旧鴎外所蔵本の書き入れ調査で確実となった。鴎外がハルトマンから学んだものは多岐にわたっているが、そのうちで我国の文壇に大きな影響を及ぼしたのは、具象理想美学とも言うべきものである。これは一口に言って、芸術作品を現れている「イデー」の段階によって、「類想」、「個想」、「小天地想」の三つの段階に分けて考えるもので、「類想」から「小天地想」に進むにしたがって、抽象的な美から、より具象的な美が現れているとするものである。これは逍遙との没理想論争がなされた当時にあっては、逍遙が「没理想」とする作品は「小天地想」が現れているのであって、決して、「理想」が存在しないわけではないという批判に応用されたものであるが、日清戦争後の文壇にあっては、当時流行の観念小説批判の合い言葉となった。すなわち、鏡花など、いわゆる観念小説を描いている作家の作品に現れているのは、抽象的な「類想」なのであって、これではいけない。これからは「具象理想」が現れた作品が求められるべきである、という批判である。田山花袋の自然主義文学論も、このような「具象理想」の論の影響によって成り立っており、鴎外の紹介したハルトマン美学の影響は、これまで考えられていたよりも、はるかに大きい。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
坂井 健: "鴎外の具象理想美学とその影響-日清戦争後の文壇と花袋と-"『京都語文』. 4号. 136-150 (1999)
坂井健:《鸥外的具体理想美学及其影响——甲午战争后的文坛与花袋》京都御文第4期136-150(1999)。
DOI: --
发表时间:
期刊:
影响因子: --
作者: []
通讯作者:
海外基金