知的財産制度が日本のシステム間競争と技術革新に与える影響の研究

日本知识产权制度对制度竞争和技术创新的影响研究

基本信息

批准号：
10730020
负责人：
岡田羊祐
金额：
$ 1.15万
依托单位：
Shinshu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1998
资助国家：
日本
起止时间：
1998 至 1999
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、技術の複合的連関の深化、および技術のシステム化が、特許制度や競争政策と如何なる関連をもつかを検討した。特に、漸進的・改良的性格が強いといわれる日本企業の技術革新の特徴を、(1)特許制度や競争政策の制度分析、(2)情報通信産業におけるネットワーク効果の推計、および(3)医薬品産業における特許指標分析、の3種類の研究を通じて検討した。以下、研究成果の概要を述べる。(1)特許制度や競争政策の分析では、日本の競争政策および特許制度が、技術開発や技術取引に如何なる影響を与えるかを制度的に検討して、望ましい競争政策のあり方を検討した。(2)携帯電話の普及・拡大は世界的に見られる現象である。この携帯電話ネットワークは、固定電話ネットワークと密接に相互依存しているものと考えられる。そこで本研究では、情報通信産業における規制緩和の動きと競争政策の関連に留意しつつ、需要の弾力性およびネットワーク効果を推計した。その結果、これらネットワークの相互依存関係は無視できないほど大きいことを明らかにした。また接続料金規制において、需要構造を無視した単なるコスト・べースの規制手法だけでは、競争政策上の問題が大きいことを明らかにした。(3)医薬品産業の実証分析では、後願特許の審査官による当該特許の引用件数(前方引用件数)、審査官による先願特許の引用件数(後方引用件数)、特許請求項(クレーム)の数、出願国数等の指標が、日本の医薬品産業の技術革新パフォーマンスを評価する上でどの程度有効であるかを検討した。出願特許に関する指標で日米主要企業を比較すると、80年代後半から、日米の技術格差は拡大しつつある。また上記指標によってウエイトづけされた特許件数は、日本で上市された医薬品を事前的に評価する上で有効な指標となる。特に、特許に包含される新規化合物の画期性を測る上で、クレーム数は重要な情報となる。また本研究で取扱った特許指標の中で、国内売上高に最も寄与する要因は、前方引用件数であった。

这项研究研究了技术与技术系统化的复杂联系的加深与专利系统和竞争政策有关。特别是，通过三种类型的研究对日本公司的技术创新的特征进行了研究：（1）对专利系统和竞争政策的机构分析，（2）估计信息和通信行业中的网络效应，以及（3）分析药品制药行业的专利指标。以下是研究结果的概述。（1）在对专利系统和竞争政策的分析中，我们通过制度研究日本的竞争政策和专利系统对技术发展和技术交易的影响，研究了所需的竞争政策。（2）手机的传播和扩展是全球所见的现象。该手机网络被认为与座机网络紧密相互依存。因此，本研究估计了需求和网络效应的弹性，同时牢记信息和通信行业中放松管制运动与竞争政策之间的关系。结果，我们透露，这些网络的相互依赖性是如此之大，以至于不能忽略它们。此外，它揭示了简单的基于成本的监管方法，这些方法忽略了需求结构将导致重大的竞争政策问题。（3）在对制药行业的经验分析中，我们研究了如何通过审查员进行的有效指标，例如后期应用专利的专利引用数量（远期引用的数量），审查员提前申请专利的引用次数（向后的引用数量），并评估了索赔的数量（索赔），以及申请的数量，是申请的数量，是申请的数量行业。在将日本和美国主要公司与有关专利申请的索引进行比较时，自1980年代后期以来，日本与美国之间的技术差距一直在扩大。此外，上述指标加权的专利数量是对日本发射的药物初步评估的有效指标。特别是，在测量专利包含的新化合物的开创性特性时，索赔的数量是重要的信息。此外，在本研究涵盖的专利指标中，国内销售的最大因素是远期引用的数量。