ニホンナシにおける属間交雑によるアポミクシス誘発に関する研究
ニホンナシにおける属間交雑によるアポミクシス誘発に関する研究
批准号:
10760015
负责人:
井上 栄一
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
ニホンナシ'二十世紀'とリンゴとの間で属間交雑を行うと低頻度であるがアポミクシス様実生の発生が報告されている.本年度は'二十世紀'と遺伝的背景がほぼ同じと考えられる'ゴールド二十世紀'を母本として,リンゴ'ふじ'との間で属間交雑を行い,実生へのRAPDマーカーの遺伝を指標としてアポミクシス実生の発生を明らかにした.ニホンナシ'ゴールド二十世紀'を母本として,リンゴ'ふじ'の貯蔵花粉を交配し,55粒のF_1種子を得た.これらのF_1種子を播種して,温室で育成し,生存状況とRAPDマーカーの遺伝を調査した.致死性を示した実生については枯死する前の子葉から,生存個体および交雑親については本案から,いずれも改変CTAB法によってDNAを抽出した.各々の個体について全DNAを鋳型として10種類の10塩基ランダムプライマーを用いてPCRを行った.55粒の属間交雑種子のうち53粒を播種したところ,2週間後には全ての種子が発芽した.播種してから約1ヶ月後にはこれらの約半数が致死した.さらに,播種してから約1年後の生存個体は1個体のみであった.対照としたニホンナシ'ゴールド二十世紀'放任受粉とリンゴ'つがる'放任受粉由来の実生では致死性は観察されなかった.致死した52個体の属間交雑実生のうち29個体について交雑親からのRAPDマーカーの遺伝を調査した結果,全ての致死実生において両親由来RAPDマーカーが47〜100%の確率で遺伝していた.これに対して致死せず生き残った1個体には,母本由来のRAPDマーカーだけが遺伝していた.以上の結果から,属間交雑実生のうち,致死した個体は両親のゲノムを合わせ持つ属間雑種であることが明らかになった.一方,生き残った個体は母本組織から単為発生したアポミクシス実生であると推察された.ニホンナシにおけるアポミクシス実生の発生は新規の発見である.今後は,アポミクシス実生の効率的な誘導方法を検討する予定である.
英文摘要
ニホンナシ'二十世紀'とリンゴとの間で属間交雑を行うと低頻度であるがアポミクシス様実生の発生が報告されている.本年度は'二十世紀'と遺伝的背景がほぼ同じと考えられる'ゴールド二十世紀'を母本として,リンゴ'ふじ'との間で属間交雑を行い,実生へのRAPDマーカーの遺伝を指標としてアポミクシス実生の発生を明らかにした.ニホンナシ'ゴールド二十世紀'を母本として,リンゴ'ふじ'の貯蔵花粉を交配し,55粒のF_1種子を得た.これらのF_1種子を播種して,温室で育成し,生存状況とRAPDマーカーの遺伝を調査した.致死性を示した実生については枯死する前の子葉から,生存個体および交雑親については本案から,いずれも改変CTAB法によってDNAを抽出した.各々の個体について全DNAを鋳型として10種類の10塩基ランダムプライマーを用いてPCRを行った.55粒の属間交雑種子のうち53粒を播種したところ,2週間後には全ての種子が発芽した.播種してから約1ヶ月後にはこれらの約半数が致死した.さらに,播種してから約1年後の生存個体は1個体のみであった.対照としたニホンナシ'ゴールド二十世紀'放任受粉とリンゴ'つがる'放任受粉由来の実生では致死性は観察されなかった.致死した52個体の属間交雑実生のうち29個体について交雑親からのRAPDマーカーの遺伝を調査した結果,全ての致死実生において両親由来RAPDマーカーが47〜100%の確率で遺伝していた.これに対して致死せず生き残った1個体には,母本由来のRAPDマーカーだけが遺伝していた.以上の結果から,属間交雑実生のうち,致死した個体は両親のゲノムを合わせ持つ属間雑種であることが明らかになった.一方,生き残った個体は母本組織から単為発生したアポミクシス実生であると推察された.ニホンナシにおけるアポミクシス実生の発生は新規の発見である.今後は,アポミクシス実生の効率的な誘導方法を検討する予定である.
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
井上栄一: "フローサイトメトリーによるニホンナシとリンゴの属間交雑実生の雑種性推定" 育種学雑誌. 48・別冊2. 285 (1998)
Eiichi Inoue:“通过流式细胞术估计日本梨和苹果属间杂交苗的杂交性”《育种科学杂志》48,特刊 2. 285(1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
井上栄一,他: "ニホンナシ'ゴールド二十世紀'とリンゴ'ふじ'の属間交雑実生へのRAPDマーカーの遺伝"育種学研究. 1・別冊2. 413 (1999)
Eiichi Inoue 等:“日本梨‘Gold 20th Century’和苹果‘Fuji’属间杂交苗中 RAPD 标记的遗传”育种研究,第 1 期/特刊 2. 413 (1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
ニホンナシの'みつ症'多発系統に特異的な遺伝子発現および遺伝子産物の探索と解析
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批准号:18658008
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2006
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负责人:井上 栄一
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依托单位:
バラ科果樹におけるSSR遺伝子座の分布と選抜マーカーとしての応用に関する研究
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批准号:15780017
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.37万
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财政年份:2003
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负责人:井上 栄一
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依托单位:
疑似戻し交配法によるニホンナシ連鎖地図の作製とQTL遺伝子座の推定
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批准号:12760016
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2000
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负责人:井上 栄一
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依托单位:
海外基金