ローマ帝国内におけるコンクリート(火山灰)の原材料供給について

关于罗马帝国境内混凝土（火山灰）原材料的供应

• 批准号: 19904022
• 负责人: 中山 泰弘
• 金额: $ 0.42万
• 依托单位: 香美市役所香美市福祉事務所
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
• 财政年份: 2007
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2007 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19904022/
• 关键词: 古代史; 火山灰; ローマコンクリート

●研究目的古代ローマ帝国の建築において首都ローマを中心にポッツォラーナを用いたコンクリートが建築物に使用され、やがてローマ帝国領域に使用が広がったことは知られている。今回、ローマコンクリート原材料の産地であるポッツォーリを通して帝国内における火山灰コンクリート資材の供給について考察する。●研究方法本課題にはポッツォラーナ(火山灰)がローマ時代遺跡の建築物に使用されていることからコンクリート片からテフラの抽出確認を行なう。●研究成果(1)イタリア・カンパーニャ州ポッツォーリ市ソルファターラの火口より採集した火山灰は径0.5〜2mmほどの白色で発泡不良の軽石を主体とするテフラ。火山ガラスは極めて微量。斑晶鉱物も斜長石が微量認められる程度である。(2)イタリア・カンパーニャ州ポッツォーリ円形闘技場壁体使用のコンクリート片には透明〜淡褐色で発泡良好の火山ガラスが少量混在する。角閃石や黒雲母と思われる斑晶鉱物も認められる。(3)イタリア・カンパーニャ州ポッツォーリ古代港跡の建物跡壁体コンクリート片には白色で発泡不良の軽石が少量混在する。軽石は(1)と同じものと考えられる。(4)トルコ・パムッカレのヒエラポリス遺跡(ネクロポリス)の家族墓の石積モルタルには軽石や火山ガラスの混在は認められない。以上の試験分析から一部ではあるがローマコンクリートに火山灰が用いられ且つ火山ガラスも抽出可能であることが確認できた。しかし一部の試料からは確認されず軽石のみ確認されていることから原材料供給の問題を解明する上でテフラを用いた検出確認は一般的な確認方法としては課題が残ると考えられる。また属州アシア(トルコ)の遺跡の試料からは軽石、火山灰も確認できないことから他の原材料が使用されていたと考えられ今後の研究課題となった。

The purpose of the study is to use the imperial architecture. The origin of raw materials in China has been investigated.● Research methods This topic is to identify the extraction of volcanic ash from buildings used as relics of the times.● Research results (1) The ash diameter of volcanic ash collected is 0.5 ~ 2mm, and the white ash is the main body of the bad vesicle. Volcano is extremely small. A few grains of plagioclase are recognized. (2)A small amount of mixed material is used in the wall of the field. Hornblende, black mica, etc. (3)A small amount of white foam is mixed in the wall of the ancient port.軽石は(1)と同じものと考えられる。(4)The stone accumulation of the family tomb of the ruins of the volcano The above test analysis shows that the volcanic ash can be extracted from the volcanic ash. A part of the sample is confirmed by the raw material supply problem. The test materials of the relics of the state belong to the state, and the volcanic ash is confirmed. The raw materials of other materials are used for examination and future research.