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出曇における県(あがた)の歴史考古学的研究

出曇における県(あがた)の歴史考古学的研究
和泉县(阿加塔)的历史和考古研究
批准号:
19904024
负责人:
花谷 浩
金额:
$0.46万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 --

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
出雲は、全国で唯一奈良時代の風土記『出雲国風土記』が残る地域である。そこには、当時の地名や郷名の起源説話などが記されている。出雲はまた、遺跡の宝庫としても知られ、考古学的資料と文献資料とをともに研究できる稀有な地域でもある。今回は、出雲平野の東北部に位置する出雲市美談町周辺地域を研究対象地とした。ここは風土記に「出雲郡美談郷」とされた地域である。美談郷の地名起源は、周辺のものと違って「天の御領田」の長をつとめた神が住むことにある、とされる。さらに、この地域には3社の「アガタ社」があり、畿内の直轄領域とされる「県(あがた)」の所在地として以前から注目されてきた。考古学的には、4世紀末か5世紀初めに出雲最古の前方後円墳が築造された場所だが、本研究で注目したのは、6世紀から7世紀のこの地域の古墳の様相である。6世紀後半には、美談郷所在地近辺に上島古墳と中村1号墳が築かれた。これらの古墳は石棺の型式や副葬品などに畿内との強い結びつきがうかがえる。しかし、その後の7世紀の様相は十分には解明されていない。そこで、かつて発掘されながら未報告であった「美談神社2号墳」の成果をまとめることを企図した。美談神社2号墳は方墳で、出雲東部に特有な「石棺式石室」という石室型式の影響をうけている、と評価されてきた。しかし、研究を進めるなかで石室と墳丘の設計原理が明らかとなり、そこに「高麗尺」が使用された可能性を提起した。出雲においては、このような「設計図」と「使用尺」が推測された例がなく、そこには、畿内の強い影響を考えることができる。もちろん、石室には東部出雲の要素も認められるが、ことは、出雲の東西勢力の関係だけに還元できるものではなさそうである。「美談郷」地域が多様な歴史内容を秘めたエリアであることを再認識するとともに、さらなる研究の深化を痛感した。
英文摘要
出雲は、全国で唯一奈良時代の風土記『出雲国風土記』が残る地域である。そこには、当時の地名や郷名の起源説話などが記されている。出雲はまた、遺跡の宝庫としても知られ、考古学的資料と文献資料とをともに研究できる稀有な地域でもある。今回は、出雲平野の東北部に位置する出雲市美談町周辺地域を研究対象地とした。ここは風土記に「出雲郡美談郷」とされた地域である。美談郷の地名起源は、周辺のものと違って「天の御領田」の長をつとめた神が住むことにある、とされる。さらに、この地域には3社の「アガタ社」があり、畿内の直轄領域とされる「県(あがた)」の所在地として以前から注目されてきた。考古学的には、4世紀末か5世紀初めに出雲最古の前方後円墳が築造された場所だが、本研究で注目したのは、6世紀から7世紀のこの地域の古墳の様相である。6世紀後半には、美談郷所在地近辺に上島古墳と中村1号墳が築かれた。これらの古墳は石棺の型式や副葬品などに畿内との強い結びつきがうかがえる。しかし、その後の7世紀の様相は十分には解明されていない。そこで、かつて発掘されながら未報告であった「美談神社2号墳」の成果をまとめることを企図した。美談神社2号墳は方墳で、出雲東部に特有な「石棺式石室」という石室型式の影響をうけている、と評価されてきた。しかし、研究を進めるなかで石室と墳丘の設計原理が明らかとなり、そこに「高麗尺」が使用された可能性を提起した。出雲においては、このような「設計図」と「使用尺」が推測された例がなく、そこには、畿内の強い影響を考えることができる。もちろん、石室には東部出雲の要素も認められるが、ことは、出雲の東西勢力の関係だけに還元できるものではなさそうである。「美談郷」地域が多様な歴史内容を秘めたエリアであることを再認識するとともに、さらなる研究の深化を痛感した。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
出雲における県(あがた)の歴史考古学的研究
出云县(阿加塔)的历史和考古研究
DOI: --
发表时间: 2008
期刊:
影响因子: --
作者: [村上美保子, 他, 関口功一, 関口功一, 鈴木牧之記念館編, 竹花 和晴, 吉満 庄司, 坂本 豊治, 花谷 浩]
通讯作者: 花谷 浩
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