核の光依存的な遺伝子発現制御とレトログレードシグナルの関係解明
核の光依存的な遺伝子発現制御とレトログレードシグナルの関係解明
批准号:
20917006
负责人:
兼崎 友
金额:
$0.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
中文摘要
本研究においては、下等植物細胞における光依存的な核遺伝子の発現誘導に関わるレトログレードシグナル因子の同定、及び細胞内の光シグナル伝達系の進化的変遷についての基盤情報を明らかにするため、紅藻シゾンを用いて以下の研究を遂行した。1)DNAマイクロアレイ法による、暗所での既知のレトログレードシグナル因子による核遺伝子の発現誘導の解析をおこなった。その結果、Mgプロトポルフィリンの添加により短時間でHsp90遺伝子など、少数の遺伝子の発現が誘導されることを明らかにした。緑藻クラミドモナスにおいても、熱ショックタンパク質の誘導が確認されているが、ORF上流に類似した保存エレメントも見出された。レトログレードシグナル因子として知られる過酸化水素などの添加は遺伝子発現には全く影響を与えなかったが、これらは硫酸酸性の培地条件の問題もあり、今後検討したい。またいくつかのオルガネラ機能阻害剤添加下での、暗→明シフト実験の結果、核遺伝子の発現誘導に抑制的な影響が見られた。2)また、光依存的な核遺伝子の発現誘導ヘエピジェネティックな制御の有無を調べるため、HDAC阻害剤及びDNMT阻害剤添加下での光誘導性遺伝子の発現を調べたが、発現の変化は見られなかった。この結果から、ヒストンの不活性化修飾による抑制は、光依存的な各遺伝子の発現には効いていない可能性が高いことが示唆された。これらの結果から紅藻シゾンにおけるゲノムレベルでの核遺伝子の光依存的発現誘導機構は、既知のレトログレードシグナルとは異なる因子により制御されている可能性が高いことが明らかになった。
英文摘要
本研究においては、下等植物細胞における光依存的な核遺伝子の発現誘導に関わるレトログレードシグナル因子の同定、及び細胞内の光シグナル伝達系の進化的変遷についての基盤情報を明らかにするため、紅藻シゾンを用いて以下の研究を遂行した。1)DNAマイクロアレイ法による、暗所での既知のレトログレードシグナル因子による核遺伝子の発現誘導の解析をおこなった。その結果、Mgプロトポルフィリンの添加により短時間でHsp90遺伝子など、少数の遺伝子の発現が誘導されることを明らかにした。緑藻クラミドモナスにおいても、熱ショックタンパク質の誘導が確認されているが、ORF上流に類似した保存エレメントも見出された。レトログレードシグナル因子として知られる過酸化水素などの添加は遺伝子発現には全く影響を与えなかったが、これらは硫酸酸性の培地条件の問題もあり、今後検討したい。またいくつかのオルガネラ機能阻害剤添加下での、暗→明シフト実験の結果、核遺伝子の発現誘導に抑制的な影響が見られた。2)また、光依存的な核遺伝子の発現誘導ヘエピジェネティックな制御の有無を調べるため、HDAC阻害剤及びDNMT阻害剤添加下での光誘導性遺伝子の発現を調べたが、発現の変化は見られなかった。この結果から、ヒストンの不活性化修飾による抑制は、光依存的な各遺伝子の発現には効いていない可能性が高いことが示唆された。これらの結果から紅藻シゾンにおけるゲノムレベルでの核遺伝子の光依存的発現誘導機構は、既知のレトログレードシグナルとは異なる因子により制御されている可能性が高いことが明らかになった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
単細胞紅藻シゾンにおけるオルガネラ遺伝子発現の協調性と細胞周期依存性
单细胞红藻Schizon细胞器基因表达的协调和细胞周期依赖性
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T.J.Sato, S.Itoh, 兼崎友]
通讯作者:
兼崎友
10年間の適応進化実験により生育限界温度を超えた常温性藍藻の遺伝的解析
-
批准号:24K08660
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.91万
-
财政年份:2024
-
负责人:兼崎 友
-
依托单位:
Serial transfer法による常温性藍藻の長期高温適応進化実験
-
批准号:21K05338
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.66万
-
财政年份:2021
-
负责人:兼崎 友
-
依托单位:
海外基金