魚類培養細胞の性状解析およびワクチン作製用細胞株の選抜
魚類培養細胞の性状解析およびワクチン作製用細胞株の選抜
批准号:
22925012
负责人:
榊田 郁子
金额:
$0.35万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 --
中文摘要
○研究目的:本研究は,現在までに樹立されている魚類培養細胞の性状を明らかにし,各細胞株の魚類病原ウイルスに対する感受性を検討し,次いで,ウイルスの増殖が速くウイルス産生量の多い細胞を選抜することで,魚病ワクチンを作成するための候補株を得ることを目的とした。○研究方法:サケ科魚類,コイ科魚類を中心とした36種の魚類培養細胞について,MEM培地,L-15培地およびBME培地を用いて増殖性を比較した。培養に適した培地を用いて,至適培養温度を決定し,至適条件下での倍化時間を明らかにし,次いで,魚類培養細胞の代表的な魚類病原ウイルスに対する感受性を観察した。さらに,サケ科魚類の伝染性造血器壊死症原因ウイルスであるinfectious hematopoietic necrosis virus (IHNV)接種し,産生ウイルス量を経時的に測定することで,IHNVの培養に適した細胞株を選抜した。○研究成果:魚類培養細胞の増殖至適温度は,マスノスケ胚由来CHSE-214細胞,ニジマス卵巣由来RGT-2細胞を始めとするサケ科魚類由来細胞では15~20℃,コイ上皮腫由来EPC細胞,コイ鰭由来KF-1細胞等のコイ由来細胞では25~30℃,イサキ鰭由来細胞GFを始め多くの海産魚由来細胞では30℃であった。培地は多くの場合10%FBSを添加したL-15培地が適していた。CHSE-214細胞とRTG-2細胞の細胞分裂の様子を動画撮影したところ,世代時間は15℃においてそれぞれ50および44時間であったが,RTG-2細胞の方が継代後速やかに分裂し始めた。継代数の多寡は細胞の増殖能に影響を与えなかった。わが国で産業被害のある魚類病原ウイルスの大半が上記細胞の何れかにより培養可能であり,IHNVの培養に最も適した細胞株はRTG-2細胞あるいはニジマス胚由来のRTE-2細胞であった。
英文摘要
○研究目的:本研究は,現在までに樹立されている魚類培養細胞の性状を明らかにし,各細胞株の魚類病原ウイルスに対する感受性を検討し,次いで,ウイルスの増殖が速くウイルス産生量の多い細胞を選抜することで,魚病ワクチンを作成するための候補株を得ることを目的とした。○研究方法:サケ科魚類,コイ科魚類を中心とした36種の魚類培養細胞について,MEM培地,L-15培地およびBME培地を用いて増殖性を比較した。培養に適した培地を用いて,至適培養温度を決定し,至適条件下での倍化時間を明らかにし,次いで,魚類培養細胞の代表的な魚類病原ウイルスに対する感受性を観察した。さらに,サケ科魚類の伝染性造血器壊死症原因ウイルスであるinfectious hematopoietic necrosis virus (IHNV)接種し,産生ウイルス量を経時的に測定することで,IHNVの培養に適した細胞株を選抜した。○研究成果:魚類培養細胞の増殖至適温度は,マスノスケ胚由来CHSE-214細胞,ニジマス卵巣由来RGT-2細胞を始めとするサケ科魚類由来細胞では15~20℃,コイ上皮腫由来EPC細胞,コイ鰭由来KF-1細胞等のコイ由来細胞では25~30℃,イサキ鰭由来細胞GFを始め多くの海産魚由来細胞では30℃であった。培地は多くの場合10%FBSを添加したL-15培地が適していた。CHSE-214細胞とRTG-2細胞の細胞分裂の様子を動画撮影したところ,世代時間は15℃においてそれぞれ50および44時間であったが,RTG-2細胞の方が継代後速やかに分裂し始めた。継代数の多寡は細胞の増殖能に影響を与えなかった。わが国で産業被害のある魚類病原ウイルスの大半が上記細胞の何れかにより培養可能であり,IHNVの培養に最も適した細胞株はRTG-2細胞あるいはニジマス胚由来のRTE-2細胞であった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
細胞の増殖およびCPE形成時の形態変化
细胞增殖和 CPE 形成过程中的形态变化
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[森真希, 他]
通讯作者:
他
海外基金