昔話で育む聞く力とイメージする力、豊かな人間性の確立と豊かな言葉の獲得について
昔話で育む聞く力とイメージする力、豊かな人間性の確立と豊かな言葉の獲得について
批准号:
23907011
负责人:
君岡 智央
金额:
$0.06万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 --
中文摘要
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英文摘要
年長児における日々の保育において、日本の昔話をほぼ毎日語り聞かせてきた。その結果、研究課題に挙げた4つの力や性質のうち、"聞く力"、"イメージする力"、豊かな人間性を子どもたちに育めるという成果があった。以下、子どもの姿などを通してその内容を述べる。昔話を語り聞かせ始めた当初、子どもたちから「絵がないと話がよくわからない」という声が多くあがった。話が短く、わかりやすい昔話の語りを聞かせ続けると次第に子どもたちが落ち着いて聞くようになり、話の内容や場面に応じて微笑んだり驚いたりするなど様々な表情が見られるようになった。話の内容がイメージでき、聞くことを楽しんでいることがうかがえる。そして、話が長めのものでも落ち着いて聞くようになっていった。こうした姿から子どもたちに聞く力やイメージする力が育まれていっていることがわかる。保育活動の中に昔話を題材にして楽しかった場面を絵で表現する活動を取り入れた。一人ひとりが描く絵をよく見てみると楽しかった場面をただ再現しているのではなく、昔話に直接登場することのない自分や動物なども絵に登場させ、イメージを膨らませながら絵の内容を話していた。子どもたちが独自の"お話の世界"を築いていっていることがうかがえる。昔話を聞いて絵にする活動が、子どもたちのイメージする力を育むうえで有効的な活動であることがわかった。『ねずみじょうど』の話など道徳的教訓が得られる昔話を語り聞かせた後で、子どもたちから「よくばってはいけないんだね」という声があがった。その直後、ものを独り占めすることなく友だちに分ける姿が見られた。同様の姿は家庭でも見られ、その時の様子や昔話の効果について保護者から聞くことができた。道徳的教訓が得られる昔話を聞くことで、子どもたちが生きていくうえで大切なことを学んでいることがうかがえる。こうした経験は豊かな人間性につながっていくものと考える。
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