新井白石・古賀精里・山梨稲川の作品を中心とする日本近世漢詩文の研究
新井白石・古賀精里・山梨稲川の作品を中心とする日本近世漢詩文の研究
批准号:
09710315
负责人:
池澤 一郎
金额:
$0.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
本年度は課題名にある3名の中、特に新井白石の漢詩作品に研究が集中した。古賀精里については静嘉堂文庫所蔵の『精里全著』に収載された詩文の制作年次考証を行った。また山梨稲川については静岡県立中央図書館葵文庫の蔵する『稲川詩稿』中の詩文について、版本『稲川詩草』との本文の異同に留意しつつ、制作年次と作品内容について研究を進めた。白石に研究が集中した理由は、新資料『陶情詩集』の内容が興味深かったことに因る。『陶情詩集』は長くその書名のみが知られその所在が不明であったが近年石川忠久氏により、名古屋の白石の子孫の方の家に蔵せらるることが明らかにされ、併せてその内容について検討が加えられた。石川氏の御研究は白石における『三体詩』受容の跡を明らかにされ、その中晩唐詩や宋詩の影響を示唆するものであったが、本研究ではその顕著な宋詩受容の跡をさらに具体的にしようとしたものである。宋詩については従来その影響を疑問視された蘇軾の摂取を『陶情詩集』中の作品によって、明確に指摘しえた。従来の研究は白石の詩が古文辞学派に先駆けて排他的に唐詩に学んだことばかりを論じていたわけだが、青年期の白石は唐詩にばかり拘泥せずに宋詩にも学び、ことに蘇軾・五安石・陸游といった大詩人の作中の秀逸な句を換骨奪胎して自作に採り入れていることが明らかになった。このことの理由としては五山以来、林家でも途絶えなかった宋元詩文推重の風が白石においても脈々と継承されていたことがひとつ考えられる。さらに白石が『陶情詩集』中の作を詠じた時期、浪人生活を余儀なくされており、日常身辺の雑事に喜びを見い出す宋詩が意に叶なったことも考えられる。
英文摘要
本年度は課題名にある3名の中、特に新井白石の漢詩作品に研究が集中した。古賀精里については静嘉堂文庫所蔵の『精里全著』に収載された詩文の制作年次考証を行った。また山梨稲川については静岡県立中央図書館葵文庫の蔵する『稲川詩稿』中の詩文について、版本『稲川詩草』との本文の異同に留意しつつ、制作年次と作品内容について研究を進めた。白石に研究が集中した理由は、新資料『陶情詩集』の内容が興味深かったことに因る。『陶情詩集』は長くその書名のみが知られその所在が不明であったが近年石川忠久氏により、名古屋の白石の子孫の方の家に蔵せらるることが明らかにされ、併せてその内容について検討が加えられた。石川氏の御研究は白石における『三体詩』受容の跡を明らかにされ、その中晩唐詩や宋詩の影響を示唆するものであったが、本研究ではその顕著な宋詩受容の跡をさらに具体的にしようとしたものである。宋詩については従来その影響を疑問視された蘇軾の摂取を『陶情詩集』中の作品によって、明確に指摘しえた。従来の研究は白石の詩が古文辞学派に先駆けて排他的に唐詩に学んだことばかりを論じていたわけだが、青年期の白石は唐詩にばかり拘泥せずに宋詩にも学び、ことに蘇軾・五安石・陸游といった大詩人の作中の秀逸な句を換骨奪胎して自作に採り入れていることが明らかになった。このことの理由としては五山以来、林家でも途絶えなかった宋元詩文推重の風が白石においても脈々と継承されていたことがひとつ考えられる。さらに白石が『陶情詩集』中の作を詠じた時期、浪人生活を余儀なくされており、日常身辺の雑事に喜びを見い出す宋詩が意に叶なったことも考えられる。
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池澤一郎: "浦上玉堂と題画詩" 出光美術館館報. 104. 4-19 (1998)
池泽一郎:《浦上玉堂与题画诗》出光美术馆公报 104. 4-19 (1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
池澤一郎: "田能村竹田の題画詩" 国文学 解釈と鑑賞. 63・8. 142-147 (1998)
池泽一郎:《田野村武田的题诗》日本文学解读与鉴赏63・8(1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
池澤一郎: "漢詩と狂詩-大田南畝の雅俗意識-" 国文学 解釈と教材の研究. 44・2. 30-35 (1999)
池泽一郎:《中国诗与赋——南坡太田的雅与俗》日本文学阐释与教材研究44・2(1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
池澤一郎: "大田南畝の自嘲" 日本文学. 47・10(No.544). 37-47 (1998)
池泽一郎:《太田南浦的自嘲》日本文学47・10(No.544)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
池澤一郎: "大田南畝の「読平語」論" 明治大学教養論集. 309号(3). 30-66 (1998)
池泽一郎:“太田南浦的‘读平语言’理论”明治大学文科文集第309(3)期(1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 10 条
日本近世後期儒学者の漢詩の研究
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批准号:08710298
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.45万
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财政年份:1996
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负责人:池澤 一郎
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依托单位: