現代社会の組織的活動に対する過失犯処罰の当否とその限界の研究

现代社会组织活动中过失犯罪处罚的适当性和限度研究。

• 批准号: 09720046
• 负责人: 橋爪 隆
• 金额: $ 1.02万
• 依托单位: Kobe University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1997
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1997 至 1998
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-09720046/
• 关键词: 正当化事由; 法人処罰; 両罰規定; 優越的利益の原理; 過失犯; 組織犯罪; 法人犯罪

本年度の研究においては、まず基礎理論的な考察として、(1)法人処罰に関する解釈論上の諸問題、(2)刑法における違法性阻却事由、とりわけその基本原理としての優越的利益の原理に関する検討を行った。これらの研究においては、わが国の判例・学説の検討のほか、比較法の対象として主としてドイツ法の分析・研究に従事した。上記(1)の研究の結果、法人の刑事責任を従来の学説のように「機関としての自然人」の刑事責任から直ちに導くことは困難であり、やはり法人独自の刑事責任の内実を定義づける必要があることが明らかになった。もっとも、その内容をどのようにして基礎づけるかは、なお今後の課題として残されている。また、上記(2)の研究の結果、優越的利益原理とは、複数の利益が衝突した場合に、より要保護性の高い利益を擁護するため、価値の劣後する利益の侵害行為を正当化する原理であるが、右原理は、事前に利益衝突状態を容易に回避しえた場合には、そのままのかたちでは適用できないことが明らかになった。また、いわゆる「許された危険」の法理も、その内容を限定的に理解することで、優越的利益原理の一形式として理解しうることも明らかになった。これらの基礎理論的な研究を踏まえ、過失犯の結果回避義務と不真正不作為犯の作為義務の関係、因果関係論における結果回避可能性の意義などの論点についても検討を加えたが、基礎的考察に多く時間を割いたこともあり、その成果はなお不十分であり、今後さらに継続的に考察を加える必要がある。

This year's research is about the investigation of the basic theory, (1) the legal person penalty and the solution to various problems in the theory, (2) ) of the criminal law, the reasons for preventing illegality, the basic principles of criminal law, and the principle of superior interests.これらの研究においては、わが国のJurisprudence・doctrineの検検のほか、 Comparative method is the main method of analysis and research. The results of the research on the above (1), the theory of criminal liability of legal persons, the criminal liability of natural persons, and the theory of criminal responsibility of legal personsにDirector くことは Difficulty であり, やはり Legal person alone の内実をDefinition づけるNecessary があることが明らかになった.もっとも, そのcontent をどのようにしてbasic づけるかは, なおFuture project として residual されている.また、Results of the above mentioned (2) research, principle of superior interests とは, conflict of plural interests したoccasion に, protection のhigh いinterest をsupport するため, 価値のinferior する interest のinfringement The principle of justification of behavior is the principle of right, and the conflict of interest situation is easy to avoid beforehand. This is suitable for all occasions, such as しのままのかたちでは and できないことが明らかになった.また, いわゆる「许されたrisk険」の法法も、そのcontent を无understanding することで、The principle of superior interests in one form として understands しうることも明らかになった. Research on the basic theory of これらのなstepまえ, the relationship between the obligation to avoid the consequences of the crime of negligence and the obligation to act as a crime of untrue omission, and the argument of the meaning of the possibility of avoiding the consequences of the theory of causalityについても検问を加えたが、Basic investigationに多く时を Cutいたこともあり、そThe result is not very satisfactory, and it is necessary to conduct further inspections in the future.

项目成果

橋爪 隆: "有限会社の業務に関し建設業法(昭和62年法律第69号による改正前のもの)45条12項3号の違反行為をした同会社代表者の処罰と同法48条の適用の要否" ジュリスト(有斐閣). 1128号. 125-128 (1998)

桥爪隆：“对违反《建筑业法》（1986年第69号法修改前）有关有限责任公司业务的第45条第12款第3项规定的公司代表的处罚，以及同一法律“紧急情况”（Yuhikaku）第 1128. 125-128 (1998) 条的适用。