伴性劣性遺伝型拡張型心筋症の病因,病態に関する分子生物学的研究
伴性劣性遺伝型拡張型心筋症の病因,病態に関する分子生物学的研究
批准号:
09770440
负责人:
吉田 邦広
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
1. ジストロフィン遺伝子エキソン45-48のホットスポット部に欠失を有するBecker型筋ジストロフィー患者2名の生検骨格筋を用いてreverse-transcription-PCR法によりジストロフィンの筋型,脳型,プルキンエ細胞型の各分子種の発現量を検討したところ筋型,脳型,プルキンエ細胞型はいずれも正常者に比べ過剰発現していた.このことはジストロフィン異常症では骨格筋において筋型ジストロフィンの欠損を補完するために他の分子種が代償性に過剰発現していることが推察される.2. 一方,ジストロフィン遺伝子エキソン1近傍の欠失が疑われたX-linked dilated cardiomyopathy(XLDCM)患者では筋型が検出されず,脳型,プルキンエ細胞型は過剰発現していた.この患者における遺伝子変異をinverse PCRを用いて詳細に検討した.その結果,エキソン1の5'非翻訳領域に約600塩基の挿入変異が確認された.この挿入変異はホモロジー検索よりヒトL1 elementの一部と考えられた.ヒトL1 elementはゲノム上に10^4コピー以上存在する繰り返し配列であり,通常は機能遺伝子のイントロン内に存在するため病気の原因となることは稀である.しかしながらL1 elementのエキソン内への挿入により発病したと考えられる血友病やDuchenne型筋ジストロフィー患者が報告されている.自験例ではL1 elementの挿入により筋型の転写が特異的に阻害されたものと考えられる.この挿入変異は互いに血縁関係のないXLDCM家系患者に共通して見られたことから日本人XLDCM2患者に特異的な変異である可能性がある.3. 拡張型心筋症を有するジストロフィン異常症患者5名(Duchenne型2名,Becker型3名)において骨格筋,心筋での脳型の発現を比較検討した.いずれの患者においても脳型は骨格筋では一様に過剰発現していたが,心筋では対照との有意差を認めなかった.これはジストロフィン分子種の発現調節機構が骨格筋と心筋では異なっており,心筋では骨格筋に比べて脳型による機能的代償が起こりにくいことが予測される.
英文摘要
1. ジストロフィン遺伝子エキソン45-48のホットスポット部に欠失を有するBecker型筋ジストロフィー患者2名の生検骨格筋を用いてreverse-transcription-PCR法によりジストロフィンの筋型,脳型,プルキンエ細胞型の各分子種の発現量を検討したところ筋型,脳型,プルキンエ細胞型はいずれも正常者に比べ過剰発現していた.このことはジストロフィン異常症では骨格筋において筋型ジストロフィンの欠損を補完するために他の分子種が代償性に過剰発現していることが推察される.2. 一方,ジストロフィン遺伝子エキソン1近傍の欠失が疑われたX-linked dilated cardiomyopathy(XLDCM)患者では筋型が検出されず,脳型,プルキンエ細胞型は過剰発現していた.この患者における遺伝子変異をinverse PCRを用いて詳細に検討した.その結果,エキソン1の5'非翻訳領域に約600塩基の挿入変異が確認された.この挿入変異はホモロジー検索よりヒトL1 elementの一部と考えられた.ヒトL1 elementはゲノム上に10^4コピー以上存在する繰り返し配列であり,通常は機能遺伝子のイントロン内に存在するため病気の原因となることは稀である.しかしながらL1 elementのエキソン内への挿入により発病したと考えられる血友病やDuchenne型筋ジストロフィー患者が報告されている.自験例ではL1 elementの挿入により筋型の転写が特異的に阻害されたものと考えられる.この挿入変異は互いに血縁関係のないXLDCM家系患者に共通して見られたことから日本人XLDCM2患者に特異的な変異である可能性がある.3. 拡張型心筋症を有するジストロフィン異常症患者5名(Duchenne型2名,Becker型3名)において骨格筋,心筋での脳型の発現を比較検討した.いずれの患者においても脳型は骨格筋では一様に過剰発現していたが,心筋では対照との有意差を認めなかった.これはジストロフィン分子種の発現調節機構が骨格筋と心筋では異なっており,心筋では骨格筋に比べて脳型による機能的代償が起こりにくいことが予測される.
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Nakarura A et al.: "Up-regulation of the brain and Perkinje-cell forms of dystrophin transcripts.in Becken muscular dystrophy" Am.J.Hum.Genet.60. 1555-1558 (1997)
Nakarura A 等人:“贝肯肌营养不良症中脑和 Perkinje 细胞形式的肌营养不良蛋白转录物的上调”Am.J.Hum.Genet.60。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Nakarura A et al.: "Up-regulation of the brain and Purkinje-cell forms of dystrophin transcripts, in Becker muscular dystrophy" Am.J.Hum.Genet.60. 1555-1558 (1997)
Nakarura A 等人:“贝克尔肌营养不良症中脑和浦肯野细胞形式的肌营养不良蛋白转录物的上调”Am.J.Hum.Genet.60。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Yoshida K et al.: "Insertional mutation by transposable element, L1, in the DMD gene results in X-linked dillated cardlomyopathy" Hum.Molec.Genet.7. 1129-1132 (1998)
Yoshida K 等人:“DMD 基因中转座元件 L1 的插入突变导致 X 连锁扩张型心肌病” Hum.Molec.Genet.7。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
骨格筋および心筋におけるジストロフィン遺伝子の発現調節に関する分子生物学的研究
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批准号:05770421
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:吉田 邦広
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依托单位: