衝撃波の減衰メカニズム(安全確保への一提言)
衝撃波の減衰メカニズム(安全確保への一提言)
批准号:
11750129
负责人:
小原 哲郎
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
衝撃波は,可燃性気体の爆発や航空機が超音速で飛行する際に発生する.また,新幹線やリニアモーターカーと言った高速列車が長いトンネルに突入した際,列車が一種のピストンの役割を果たし前方の空気を圧縮することによっても発生する.衝撃波が発生すると,衝撃波背後の気体は高温・高圧状態となり危険である.さらに衝撃波によって誘起された高速の気体が人体や建造物に衝突することにより,大きな災害を引き起こす可能性がある.現実に,漏洩した可燃性気体が何らかの理由により着火し,爆発的な燃焼を引き起こし,衝撃波を伴うことによって被害を及ぼした事例は多く報告されている.このような衝撃波による被害をなくすには,第1に衝撃波が発生し得るような設計を避けるべきであるが,現実には高圧配管が原子力発電所,高圧ガス保管庫や種々の工業設備において用いられている.衝撃波による被害を軽減するための第2の施策は,一度発生した衝撃波を如何に短い距離で減衰させるかと言った技術を確立することである.このような経緯を踏まえ,本年度は伝ぱマッハ数の高い衝撃波を生成させ,衝撃波の回折と減衰過程について実験および数値計算法を用いて研究を行った.実験においてはデトネーション駆動型衝撃波管を新たに構築し,伝ぱマッハ数が5の衝撃波を再現性よく生成することに成功した.この方法は,酸素・水素の混合気を燃焼させることによって生成されるデトネーション波背後の高温・高圧ガスを貯気槽として衝撃波を駆動する方式であり,酸素・水素混合気の初期圧力が低い状態でも伝ぱマッハ数の高い衝撃波を駆動することができた.次に衝撃波を解放端から回折させ,衝撃波の回折現象についてカラーシュリーレン法を用いて観察した.これまで用いていたモノトーンのシュリーレン法に比較し,密度の勾配を明確に捕らえることに成功している.実験で得られた可視化観察写真と数値計算結果を比較することにより,数値計算結果の妥当性を検証するとともに衝撃波および衝撃波背後の流れ場について定量的なデータを得ている.その結果,数値計算によって得られた結果は実験結果をよく模擬しており,現象の解明に役立てている.このような実験および数値計算により,衝撃波が回折し物体と干渉し反射した際の最高圧力を見積もることは,安全工学上,極めて重要である.なぜならば,衝撃波が回折した際の最高圧および圧力波形より建物の安全基準および設計基準を与えることができるからである.衝撃波が回折する現象について次元解析を行い,また実験および数値計算結果を勘案することにより,現象を支配する3つの無次元数があることが明らかにされ,それら3つの無次元数の間にある実験式を明らかにすることができた.また,得られた実験式は衝撃波の伝ぱマッハ数が1.3〜5.0の広い範囲に対して適用できることを明らかにしている.
英文摘要
衝撃波は,可燃性気体の爆発や航空機が超音速で飛行する際に発生する.また,新幹線やリニアモーターカーと言った高速列車が長いトンネルに突入した際,列車が一種のピストンの役割を果たし前方の空気を圧縮することによっても発生する.衝撃波が発生すると,衝撃波背後の気体は高温・高圧状態となり危険である.さらに衝撃波によって誘起された高速の気体が人体や建造物に衝突することにより,大きな災害を引き起こす可能性がある.現実に,漏洩した可燃性気体が何らかの理由により着火し,爆発的な燃焼を引き起こし,衝撃波を伴うことによって被害を及ぼした事例は多く報告されている.このような衝撃波による被害をなくすには,第1に衝撃波が発生し得るような設計を避けるべきであるが,現実には高圧配管が原子力発電所,高圧ガス保管庫や種々の工業設備において用いられている.衝撃波による被害を軽減するための第2の施策は,一度発生した衝撃波を如何に短い距離で減衰させるかと言った技術を確立することである.このような経緯を踏まえ,本年度は伝ぱマッハ数の高い衝撃波を生成させ,衝撃波の回折と減衰過程について実験および数値計算法を用いて研究を行った.実験においてはデトネーション駆動型衝撃波管を新たに構築し,伝ぱマッハ数が5の衝撃波を再現性よく生成することに成功した.この方法は,酸素・水素の混合気を燃焼させることによって生成されるデトネーション波背後の高温・高圧ガスを貯気槽として衝撃波を駆動する方式であり,酸素・水素混合気の初期圧力が低い状態でも伝ぱマッハ数の高い衝撃波を駆動することができた.次に衝撃波を解放端から回折させ,衝撃波の回折現象についてカラーシュリーレン法を用いて観察した.これまで用いていたモノトーンのシュリーレン法に比較し,密度の勾配を明確に捕らえることに成功している.実験で得られた可視化観察写真と数値計算結果を比較することにより,数値計算結果の妥当性を検証するとともに衝撃波および衝撃波背後の流れ場について定量的なデータを得ている.その結果,数値計算によって得られた結果は実験結果をよく模擬しており,現象の解明に役立てている.このような実験および数値計算により,衝撃波が回折し物体と干渉し反射した際の最高圧力を見積もることは,安全工学上,極めて重要である.なぜならば,衝撃波が回折した際の最高圧および圧力波形より建物の安全基準および設計基準を与えることができるからである.衝撃波が回折する現象について次元解析を行い,また実験および数値計算結果を勘案することにより,現象を支配する3つの無次元数があることが明らかにされ,それら3つの無次元数の間にある実験式を明らかにすることができた.また,得られた実験式は衝撃波の伝ぱマッハ数が1.3〜5.0の広い範囲に対して適用できることを明らかにしている.
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小原哲郎,金泰煥,高澤史憲,大八木重治、蔡品: "デトネーション駆動型衝撃波管の作動特性に関する実験的研究"平成12年度衝撃波シンポジウム講演論文集. 149-152 (2001)
Tetsuro Ohara、Tae-hwan Kim、Fuminori Takazawa、Shigeharu Oyagi 和 Cai-bin:“爆炸驱动激波管工作特性的实验研究”2000 年冲击波研讨会论文集 149-152 (2001)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Obara T.,Yamanaka A.,Cai P.,Ohyagi S.: "A Study on a Performance of Detonation-Driven Shock Tube"Proc.of the Twenty-second International Symposium on Space Technology and Science. 1009-1014 (2000)
Obara T.,Yamanaka A.,Cai P.,Ohyagi S.:“爆炸驱动激波管性能的研究”第二十二届国际空间技术与科学研讨会论文集。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Ariga Y.,Yamanaka A.,Obara T.,Cai P.,Ohyagi S.: "A Study of Shock Wave Diffraction from an Open End of Shock Tube"Proc.of the Twenty-second International Symposium on Space Technology and Science. 2155-2160 (2000)
Ariga Y.,Yamanaka A.,Obara T.,Cai P.,Ohyagi S.:“激波管开口端冲击波衍射的研究”第二十二届国际空间技术与科学研讨会论文集。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
高藤亮一,山中昭央,小原哲郎,蔡品,大八木重治: "回折する衝撃波の挙動に関する研究(第1報,衝撃波の回折と反射過程)"日本機械学会論文集(B編). 65・632. 3602-3607 (1999)
Ryoichi Takafuji、Akio Yamanaka、Tetsuro Ohara、China Cai、Shigeharu Ohyagi:“衍射冲击波行为的研究(第一篇报告,冲击波衍射和反射过程)”日本机械工程师学会论文集(B版)65。 ,632。3602-3607(1999)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
小原哲郎,大八木重治,高藤亮一,蔡品: "回折する衝撃波の挙動に関する研究(第2報,溝付き開放端による衝撃波の減衰過程)"日本機械学会論文集(B編). (掲載可). (2001)
Tetsuro Ohara、Shigeharu Ohyagi、Ryoichi Takafuji 和 Pina Cai:“衍射冲击波行为的研究(第 2 次报告,凹槽开口端的冲击波衰减过程)”日本机械工程师学会会议记录(B 版)。可出版)(2001)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 11 条
渦巻き形の溝を用いたデトネーション・アレスター技術の確立と消炎メカニズムの解明
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批准号:24K07337
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:小原 哲郎
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依托单位:
障害物上におけるデトネーション遷移メカニズムの解明(障害物の位置・高さの影響)
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批准号:21K03870
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:小原 哲郎
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依托单位:
パルスデトネーションエンジン(PDE)の開発を目指した基礎研究
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批准号:13750134
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.6万
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财政年份:2001
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负责人:小原 哲郎
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依托单位:
超音速流中における物体周りの流れと気体の混合過程の解明
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批准号:09750177
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1997
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负责人:小原 哲郎
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依托单位:
海外基金