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プレB細胞レセプターシグナルによる免疫グロブリン遺伝子の組換え調節機構の解析

前B细胞受体信号对免疫球蛋白基因重组的调控机制分析

基本信息

批准号：
11770177
负责人：
真木一茂
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1999
资助国家：
日本
起止时间：
1999 至 2000
项目状态：
已结题

项目摘要

プレB細胞レセプターからのシグナルはH鎖遺伝子座における遺伝子組換えをオンからオフにする一方、L鎖遺伝子座における組換えをオフからオンにすると考えられている。そこで我々は、最近我々が樹立したB細胞の分化を誘導するシステムによってL(κ)鎖遺伝子座における遺伝子の再構成が誘導できるかどうかをμ鎖膜貫通ドメインを欠損するマウス(μmノックアウトマウス)を用いて検討した。まずはじめにμmノックアウトマウスを用いてプロB細胞上のIgβを架橋することによってプロB細胞からプレB細胞への分化が誘導できるかどうかをフローサイトメトリーならびにRT-PCR法により解析した。その結果、μmノックアウトマウスに抗Igβ抗体を注射するとμmノックアウトマウスにおいてプロB細胞からプレB細胞への分化が誘導され、κ鎖におけるVJ組換えを誘導することが強く示唆されているκ germline transcriptの増加が認められた。次にIgβの架橋刺激によってκ鎖遺伝子のVJ組換えが誘導できるかどうかをPCR法ならびにLM-PCR法を用いて検討した。その結果、μmノックアウトマウスのプロB細胞上に発現するIgβを架橋刺激するとVκ-Jκ組換えした細胞の増加が認められ、L(κ)鎖遺伝子座における組換え活性そのものが亢進することが明らかになった。以上の結果、Igβの架橋によってプロB細胞からプレB細胞に分化を誘導できる新規システムは、未だ明らかになっていない免疫グロブリン遺伝子の高次組換え制御機構を解明できる極めて有用なシステムであることが明らかになった(Maki et.al J.Exp.Med.191:1333)。

There are two ways to change the genetic subunit of the H-lock gene locus: one way to change the genetic subunit of the H-lock gene locus and the other way to change the genetic subunit of the L-lock gene locus. Recently, we have been studying the induction of differentiation of established B cells in vitro and the recombination of L(κ)-linked loci. The Igβ on the B cell was detected by RT-PCR. As a result, injection of anti-Ig beta antibodies into B cells induced differentiation of B cells and VJ component transduction induced strong expression of κ germline transcript. Igβ-bridging stimulation was used to induce VJ gene expression by PCR and LM-PCR. The results showed that Igβ was expressed on B cells, and Vκ-Jκ-T cells were stimulated by Vκ-Jκ-T cells. L(κ)-T cells were stimulated by Vκ-Jκ-T cells. As a result, Igβ-mediated bridging of B-cells induced differentiation of B-cells is a new regulatory mechanism for high-order structural regulation of immune response (Maki et.al J.Exp.Med.191:1333).