多層的な感情について語ることの発達:幼児期3年間の縦断的研究
多層的な感情について語ることの発達:幼児期3年間の縦断的研究
批准号:
14651034
负责人:
久保 ゆかり
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2004
中文摘要
幼児は、多層的な感情経験をどのように理解しているのかについて、検討した。14年度に、4歳、5歳、6歳の幼児を対象として、横断的調査により年齢による違いを検討したが、15年度は、4歳と5歳の幼児の1年後を追い、縦断的に検討した。16年度には、2年後を追った。具体的には、1対1の面接をし、次のような質問をした。多層的な感情についての理解を測定する質問;まず、次のような例話を提示する:サッチャンは、親と友達と3人で遊園地に行くことになっていたが、友達は急病で行けなくなり、親と2人で遊園地へ行った。そして、サッチャンの気持ちを尋ねた。子どもが肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方の感情のみを答えた場合には次のような促し質問をする:「ほかにはどんな気持ちがしたかな」。子どもがなおも肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方だけしか言及しない場合には、次のような促し質問をする:「サッチャンは、悲しい気持ち(子どもが言及した感情)もしたけれど、ちょっとうれしい気持ち(子どもが言及しなかった方の感情)もしたんだって。それは、どうしてかな」。次に、多層な感情の言い表し方の例示を行った。さらに、別の例話を提示して、同様の質問を行った。その結果、次のことが見出された;14年度においての4歳時点では促し質問を提供しても、肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方のみを答えることが多かったが、15年度において5歳になった時点では、両方の気持ちがしたということを提示してそれぞれの理由の説明を求めると、肯定的な感情と否定的な感情それぞれの理由を説明することが増加した。さらに、16年度において6歳になった時点では、多層な感情の言い表し方の例示を受けた後においては、多層な感情を促し質問なしに自ら答えることが、少なからず見られた。また、自らが多層な感情を経験したことを語る場合も少数ではあるが見出された。以上から、14年度の横断的調査により見出された年齢による違いが、15年度と16年度に実施された縦断的調査において確認されたと言えよう。
英文摘要
幼児は、多層的な感情経験をどのように理解しているのかについて、検討した。14年度に、4歳、5歳、6歳の幼児を対象として、横断的調査により年齢による違いを検討したが、15年度は、4歳と5歳の幼児の1年後を追い、縦断的に検討した。16年度には、2年後を追った。具体的には、1対1の面接をし、次のような質問をした。多層的な感情についての理解を測定する質問;まず、次のような例話を提示する:サッチャンは、親と友達と3人で遊園地に行くことになっていたが、友達は急病で行けなくなり、親と2人で遊園地へ行った。そして、サッチャンの気持ちを尋ねた。子どもが肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方の感情のみを答えた場合には次のような促し質問をする:「ほかにはどんな気持ちがしたかな」。子どもがなおも肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方だけしか言及しない場合には、次のような促し質問をする:「サッチャンは、悲しい気持ち(子どもが言及した感情)もしたけれど、ちょっとうれしい気持ち(子どもが言及しなかった方の感情)もしたんだって。それは、どうしてかな」。次に、多層な感情の言い表し方の例示を行った。さらに、別の例話を提示して、同様の質問を行った。その結果、次のことが見出された;14年度においての4歳時点では促し質問を提供しても、肯定的な感情あるいは否定的な感情のどちらか一方のみを答えることが多かったが、15年度において5歳になった時点では、両方の気持ちがしたということを提示してそれぞれの理由の説明を求めると、肯定的な感情と否定的な感情それぞれの理由を説明することが増加した。さらに、16年度において6歳になった時点では、多層な感情の言い表し方の例示を受けた後においては、多層な感情を促し質問なしに自ら答えることが、少なからず見られた。また、自らが多層な感情を経験したことを語る場合も少数ではあるが見出された。以上から、14年度の横断的調査により見出された年齢による違いが、15年度と16年度に実施された縦断的調査において確認されたと言えよう。
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Preschool children's understanding of multiple emotions
学龄前儿童对多种情绪的理解
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
International Symposium New Perspectives in Affective Science, Kyoto University, Program & abstracts
影响因子:
--
作者:
[久保ゆかり, Yukari Kubo]
通讯作者:
Yukari Kubo
自己理解・他者理解からみる乳幼児の社会情動的発達
从自我理解和理解他人的角度看婴儿的社会情感发展
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
教育心理学年報 44集(2005年5月刊行予定につき、未定。)
影响因子:
--
作者:
[久保ゆかり]
通讯作者:
久保ゆかり
久保ゆかり: "幼児期における多重な感情の理解の発達:手がかりを提供することによる検討"日本発達心理学会第15回大会発表論文集. 15. 29 (2004)
Yukari Kubo:“幼儿期多种情绪理解的发展:通过提供线索进行检查”日本发展心理学会第15届年会记录(2004年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
久保ゆかり: "4章9節「自分の気持ちを抑えたり出来る?」10節「自分の特徴を友だちと比べて理解できる?」無藤隆他(編)『よくわかる発達心理学』"ミネルヴァ書房(2004年5月刊行予定につき、未定). (2004)
久保由香里:“第 4 章第 9 节:‘你能抑制自己的感情吗?’’第 10 节:‘你能通过与朋友的比较来了解自己的特征吗?’”武藤隆等人(编辑)` “理解发展心理学”,Minerva Shobo(计划于 2004 年 5 月出版,尚未确定)。(2004)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
幼児期における多重な感情の理解の発達:手がかりを提供することによる検討
幼儿期对多种情绪理解的发展:通过提供线索进行检查
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
日本発達心理学会第15回大会発表論文集 15
影响因子:
--
作者:
[久保ゆかり, Yukari Kubo, 久保ゆかり]
通讯作者:
久保ゆかり
共 6 条
自己の感情経験を子どもはいかに語るか:自己形成における感情の果たす役割
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批准号:09871030
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.34万
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财政年份:1997
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负责人:久保 ゆかり
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依托单位:
入り混じった感情の理解についての発達的研究:中学高校生における両価的な感情の理解
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批准号:02851027
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.77万
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财政年份:1990
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负责人:久保 ゆかり
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依托单位:
入り混じった感情の理解についての発達的研究:両価的な感情が生じる状況の想定と理解
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批准号:01710041
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1989
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负责人:久保 ゆかり
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依托单位:
海外基金