エコクリティシズムの視点に立つ現代アメリカ環境文学と「場所の感覚」についての研究

生态批评视角下的美国当代环境文学与“地方感”研究

• 批准号: 14651080
• 负责人: 星野 勝利
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: Iwate University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Exploratory Research
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-14651080/
• 关键词: エコクリティシズム; 環境文学; 現代アメリカ文学; 場所の感覚; パストラリズム; ウィルダネス; 生態系管理; ネイティヴ・アメリカン

現代アメリカ環境文学における「場所の感覚」とエコクリティシズムとの関係について、定期的に研究会を開催するとともに、言語人文学会第13回大会(2003年9月、於岩手大学)において個々の研究内容を発表した。また、星野は、アパラチアン・トレイル関連アメリカ現代文学に見られる「場所の感覚」についての分析を論文で発表した。齋藤は、エコクリティシズムが他のポストモダニズム文学批評とともに文学研究に与えた影響を考察し、さらにそれがキャノン改革を通して高等教育の在り方や社会の在り方に直接的・間接的にどのような変化をもたらしたのかを調べ、加えて、19世紀後半から20世紀前半にかけて急速に都市化したシカゴにおいて、シカゴ出身の作家の自然意識がどのように変容したのかを考察した。秋田は、昨年度のアメリカニューメキシコ州の現地視察により得た経験をもとにして、南西部独特の地形や風景が居住者に与える影響を考察し、特に、ニューメキシコ州出身のネイティヴ・アメリカン作家であるLeslie Marmon SilkoのStorytellerに収録された短編作品"Yellow Woman"の風景の表象を考察の対象とした。開は、「場所の感覚」の意味の解明という課題への取り組みとして昨年度は「風景の現象」の考察を進めたのを受けて、環境主義の根本性格を規定しているウィルダネスの概念の考察をさらに進め、特にエコセントリズムの中心的位置を占めるディープ・エコロジーに関わるウィルダネス論争について吟味した。また、古川は、アメリカの生態系管理について、特定部門(海洋政策等)をとりあげて、生態系アプローチの条件整備のための法改正および法に基づく委員会の生態系管理導入の提言等について検討し、特定部門の生態系管理の受容・変遷過程を検討することを通して「場所」としての生態系の具体的管理内容を確認し、同時に、生態系という「場所」のもつ意味について再検討を試みた。(789字)

The 13th Conference of the Society for Language and Humanities (September 2003, Iwate University) was held in the context of the "Sense of Place" and "Relationship" of Modern Environmental Literature. This paper presents an analysis of the relationship between Hoshino and modern literature. Saito's research on literary criticism and literary studies has been examined and the reform of higher education has been carried out in the second half of the 19th century and the first half of the 20th century. The author's natural consciousness of origin is examined. Akita, the author of Leslie Marmon Silko's Storyteller, recorded a short series of works "Yellow Woman" and examined the effects of the unique topography and scenery of the south and west on the inhabitants. The meaning of "feeling of place" is explained and the topic is selected. The investigation of "phenomenon of scenery" is carried out in the past year. The fundamental character of environmentalism is stipulated. The concept of environment is investigated. The position of the center of environment is occupied. In addition, the management of ecosystems in specific sectors (marine policy, etc.) should be reviewed, and the specific management content of ecosystems should be confirmed. Ecosystem "place" means "place" and "place" means "place". (789 word)

项目成果

星野 勝利: "アパラチアン・トレイルとアメリカ文学-牧歌としての場所の感覚"岩手大学英語教育論集. 第5号. 89-104 (2003)

星野胜俊：“阿巴拉契亚小道与美国文学——田园般的地方感”岩手大学英语教育评论第5期。89-104（2003年）。

齋藤 博次: "ロボットたちの反乱-『プレイヤー・ピアノ』と労働管理"『イン・コンテクスト-Epistemological Frameworks : or, New Approaches to Literary Texts』(鷲津浩子・森田孟編). 単行本. 84-98 (2003)

Hiroji Saito：“机器人的叛乱 - “自动演奏钢琴”和劳动管理”“上下文 - 认识论框架：或文学文本的新方法”（由 Hiroko Washizu 和Meng Morita 编辑）（2003 年）。

星野 勝利: "アメリカ・インディアンと北米大陸開拓史"岩手大学英語教育論集. 第5号. 105-109 (2003)

星野胜俊：《美洲印第安人与北美大陆的发展史》岩手大学英语教育评论第5期。105-109（2003年）。

開 龍美: "環境倫理としての風景論"人間学紀要(上智人間学会). 第32号. 31-51 (2002)

Tatsumi Kai：“作为环境伦理的景观理论”人类研究通报（索菲亚人类研究学会）第 32 期。31-51（2002 年）。

星野 勝利: "アンテペラム期の無名作品の復刻"岩手大学英語教育論集. 第6号. 87-90 (2004)

Katsutoshi Hoshino：“Antepelam时期匿名作品的复制”岩手大学英语教育评论第6. 87-90号（2004年）。