エコクリティシズム(環境文学研究)へのサウンドスケープ理論の適用に関する研究
エコクリティシズム(環境文学研究)へのサウンドスケープ理論の適用に関する研究
批准号:
16720072
负责人:
結城 正美
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006
中文摘要
サウンドスケープは「音の風景」と表記されることが多いが、エコクリティシズムとの関係においてはより具体的に「聴覚的つながり」という側面が強調されるべきであろう。人と環境(自然、世界)との関係をどのようにイメージしていけばよいのか、という問題意識が日米をはじめとする各国の環境文学にみられる。地縁、血縁、そのほかあらゆるコンテクストにおいて人と人の関係、人と土地との関係が希薄になっている現在、ゆかたな<関係性>の世界をイメージするには手がかりが必要である。サウンドスケープはまそういう手がかりのひとつになる。<聞く・聴く>という行為は一元的ではない。わたしたちは外の世界に耳を澄ますと同時に、内の世界(記憶も含まれる)にも耳を澄ます。そのような二重の聴覚的活動によって感得されるサウンドスケープは、個と外界とのインターフェイスにほかならず、だからそこにおいてつながりが生起する。日米の環境文学作品を考察しながら、本研究では、サウンドスケープが、現代社会において<つながり>の言語を獲得する重要な契機になることが明らかになった。とくに、『天湖』をはじめとする石牟礼道子の諸作品から『ひかりのあめふるしま屋久島』などの田口ランディの諸作品をサウンドスケープを斬り口に考察すると、戦後から現代にいたる感性と言語の相互関連的変化がみえてくる。整理すれば、サウンドスケープの言語表象の考察において、(1)<近代>以前の関係性の世界(とくに日本の場合)、(2)関係性にもとづく「感性の文化」(アラン・コルバン)、(3)新たな関係性のことばを求める現代的試み、という問題を検討した。これまでの研究成果は、国際シンポジウムで発表すると同時に(Yuki, Masami Raker."Environmental Criticism Meets Soundcape Scholarship."The Great Basin Symposium on Literature and Environment, University of Nevada, Reno, 13 August 2006.)、本科学研究費補助金によって開設したウェブサイトhttp://fliwww.ge.kanazawa-u.ac.jp/yuki/index.htmlに掲載した。
英文摘要
サウンドスケープは「音の風景」と表記されることが多いが、エコクリティシズムとの関係においてはより具体的に「聴覚的つながり」という側面が強調されるべきであろう。人と環境(自然、世界)との関係をどのようにイメージしていけばよいのか、という問題意識が日米をはじめとする各国の環境文学にみられる。地縁、血縁、そのほかあらゆるコンテクストにおいて人と人の関係、人と土地との関係が希薄になっている現在、ゆかたな<関係性>の世界をイメージするには手がかりが必要である。サウンドスケープはまそういう手がかりのひとつになる。<聞く・聴く>という行為は一元的ではない。わたしたちは外の世界に耳を澄ますと同時に、内の世界(記憶も含まれる)にも耳を澄ます。そのような二重の聴覚的活動によって感得されるサウンドスケープは、個と外界とのインターフェイスにほかならず、だからそこにおいてつながりが生起する。日米の環境文学作品を考察しながら、本研究では、サウンドスケープが、現代社会において<つながり>の言語を獲得する重要な契機になることが明らかになった。とくに、『天湖』をはじめとする石牟礼道子の諸作品から『ひかりのあめふるしま屋久島』などの田口ランディの諸作品をサウンドスケープを斬り口に考察すると、戦後から現代にいたる感性と言語の相互関連的変化がみえてくる。整理すれば、サウンドスケープの言語表象の考察において、(1)<近代>以前の関係性の世界(とくに日本の場合)、(2)関係性にもとづく「感性の文化」(アラン・コルバン)、(3)新たな関係性のことばを求める現代的試み、という問題を検討した。これまでの研究成果は、国際シンポジウムで発表すると同時に(Yuki, Masami Raker."Environmental Criticism Meets Soundcape Scholarship."The Great Basin Symposium on Literature and Environment, University of Nevada, Reno, 13 August 2006.)、本科学研究費補助金によって開設したウェブサイトhttp://fliwww.ge.kanazawa-u.ac.jp/yuki/index.htmlに掲載した。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ロマンティック・エコロジーをめぐって
论浪漫生态
DOI:
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发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[共著 : 山内正一, 石幡画樹, 佐々木郁子, 結城正美, 吉川朗子, 小田友弥, 山内 正一 他5名]
通讯作者:
山内 正一 他5名
水の音の記憶-田ロランディ『ひかりのあめふるしま屋久島』におけるサウンドスケープ
水声的回忆——罗兰迪的《光之雨福岛屋久岛》中的音景
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
文学と環境 9号
影响因子:
--
作者:
[杉谷眞佐子, 高田博行, 浜崎桂子, 森貴史, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐(共著), 樋口大祐(共著), 結城正美]
通讯作者:
結城正美
水の音の記憶-田口ランディのサウンドスケープ
水声的回忆 - Landy Taguchi 的音景
DOI:
--
发表时间:
期刊:
文学と環境 9号(2006年9月刊行予定)
影响因子:
--
作者:
[杉谷眞佐子, 高田博行, 浜崎桂子, 森貴史, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐, 樋口大祐(共著), 樋口大祐(共著), 結城正美, 結城正美]
通讯作者:
結城正美
気候ナラティブにみる〈生存の文化〉の創発――環境人文学の対話に向けて
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批准号:24K03754
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:結城 正美
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依托单位:
リスク感覚の多元的表出と生存の詩学―大加速への文学的応答の研究
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批准号:20K00413
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.0万
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财政年份:2020
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负责人:結城 正美
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依托单位:
海外基金