陽電子消滅励起分子イオン化質量分析法
陽電子消滅励起分子イオン化質量分析法
批准号:
16655027
负责人:
藤浪 眞紀
金额:
$2.37万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
本研究の目的は,陽電子が最表面に選択的に捕獲されるという性質を利用し,その後直ちに起こる陽電子による対消滅で結合電子を励起し,放出されたイオンを測定することである。そのためにまず静電輸送型の低速陽電子ビームを設計・開発した。減速材の選択,レンズ系の印加電圧の最適化を行った。その結果,減速材としてWメッシュを8枚重ねたものを用いて陽電子エネルギー2keV,ビーム系2mmで4,000cpsのビーム強度を得ることができた(^<22>Na線源強度11mCi)。陽電子ビームは試料法線方向から60°の方向から入射され,放出されたイオンは四重極型質量分析計により測定される。本測定には試料の選択が重要であった。まず陽電子が最表面にできるだけ捕獲されやすい基板で,かつ陽電子が吸着分子の結合軌道電子と消滅する割合が高い系を探索することである。そこで基板として金を用い,金表面に自己組織化により単分子吸着したエタンチオール分子を試料とした。陽電子を2keVで入射したところC_2H_5S^+イオンに対応する質量スペクトルを得た。フラグメントイオンはまったく観察されず,分子イオンのみを選択的に励起していることを示している。同エネルギーの電子線ではイオンは観測されなかった。これは発生したイオンはクーロン相互作用のような陽電子衝撃によるものではなく,陽電子対消滅励起による電子の消滅の結果引き起こされたイオン化であることを示唆している。さらにペンタンチオール分子を金基板に吸着させて測定を行ったところ,同様にフラグメントイオンは観測されず分子イオンのみが検出された。以上の結果から,陽電子消滅励起によってイオン脱離させ質量分析することに初めて成功した。
英文摘要
本研究の目的は,陽電子が最表面に選択的に捕獲されるという性質を利用し,その後直ちに起こる陽電子による対消滅で結合電子を励起し,放出されたイオンを測定することである。そのためにまず静電輸送型の低速陽電子ビームを設計・開発した。減速材の選択,レンズ系の印加電圧の最適化を行った。その結果,減速材としてWメッシュを8枚重ねたものを用いて陽電子エネルギー2keV,ビーム系2mmで4,000cpsのビーム強度を得ることができた(^<22>Na線源強度11mCi)。陽電子ビームは試料法線方向から60°の方向から入射され,放出されたイオンは四重極型質量分析計により測定される。本測定には試料の選択が重要であった。まず陽電子が最表面にできるだけ捕獲されやすい基板で,かつ陽電子が吸着分子の結合軌道電子と消滅する割合が高い系を探索することである。そこで基板として金を用い,金表面に自己組織化により単分子吸着したエタンチオール分子を試料とした。陽電子を2keVで入射したところC_2H_5S^+イオンに対応する質量スペクトルを得た。フラグメントイオンはまったく観察されず,分子イオンのみを選択的に励起していることを示している。同エネルギーの電子線ではイオンは観測されなかった。これは発生したイオンはクーロン相互作用のような陽電子衝撃によるものではなく,陽電子対消滅励起による電子の消滅の結果引き起こされたイオン化であることを示唆している。さらにペンタンチオール分子を金基板に吸着させて測定を行ったところ,同様にフラグメントイオンは観測されず分子イオンのみが検出された。以上の結果から,陽電子消滅励起によってイオン脱離させ質量分析することに初めて成功した。
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Positron beam study of defects induced in Ar-implanted
注入Ar引起的缺陷的正电子束研究
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Materials Science Forum 445-446
影响因子:
--
作者:
[T.Miyagoe, M.Fujinami, T.Sawada, R.Suzuki, T.Ohdaira, T.Akahane]
通讯作者:
T.Akahane
Observation of positron induced ion desorption
正电子诱导离子解吸的观察
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Materials Science Forum 445-446
影响因子:
--
作者:
[T.Akahane, S.Tadokoro, M.Fujinami, T.Sawada]
通讯作者:
T.Sawada
DOI:
10.1063/1.1652241
发表时间:
2004-03
期刊:
Journal of Applied Physics
影响因子:
3.2
作者:
[M. Fujinami;T. Miyagoe;T. Sawada;R. Suzuki;T. Ohdaira;T. Akahane]
通讯作者:
M. Fujinami;T. Miyagoe;T. Sawada;R. Suzuki;T. Ohdaira;T. Akahane
Depth dependence of defects in ion-implanted Si probed by a positron beam
正电子束探测离子注入硅中缺陷的深度依赖性
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Materials Science Forum 445-446
影响因子:
--
作者:
[M.Fujinami, T.Miyagoe, T.Sawada, R.Suzuki, T.Ohdaira, T.Akahane]
通讯作者:
T.Akahane
水素脆化の潜伏期における原子空孔-水素複合体挙動
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批准号:22K04667
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:藤浪 眞紀
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依托单位:
陽電子マイクロビームによる原子空孔二次元分布計測
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批准号:19025003
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2007
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负责人:藤浪 眞紀
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依托单位:
ナノプラズマ創成とナノ空間表面分子質量分析法の融合研究
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批准号:16040205
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2004
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负责人:藤浪 眞紀
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依托单位:
近接場光による液液界面分子の分光学的研究
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批准号:13875162
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2001
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负责人:藤浪 眞紀
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依托单位:
光熱変換顕微鏡による液液界面計測手法の開発
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批准号:12875160
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2000
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负责人:藤浪 眞紀
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依托单位:
海外基金