赤外線カメラ・近赤外レーザーを用いた光化学的術中脳血流量モニタリング法の開発
赤外線カメラ・近赤外レーザーを用いた光化学的術中脳血流量モニタリング法の開発
批准号:
16659378
负责人:
冨永 悌二
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
本研究では、脳表近傍脳血流量の術中モニタリングシステムの開発を目的とした。工学的面では脳外科手術専用の高解像度赤外線画像システムを試作した。特にBa・Str・Tiアレーレンズの焦点距離を変更、拡大率の増加を図ることで情報量の向上を実現し、特殊画像ソフト併用により撮影直後に半定量的に脳表近傍血流量の変化量が評価可能となった。医学面では術中脳表近傍血流評価により術後合併症予測を行うモデル疾患としてモヤモヤ病を選択した。2005年3月から2006年2月まで東北大学脳神経外科で施行したモヤモヤ病症例で血行再建術を行った8例、9側を対象とし、これらの術中赤外線画像所見と術前、術後1、7日目の脳血流定量評価、術前、術後2日目のMRI検査所見、ならびに臨床症状の経過を比較、検討し、術後合併症(特に術後一過性局所過灌流:FHPの発生リスク)の予想が術中所見より可能か検討した。その結果、術中赤外線画像所見には以下のパターンが存在した。1.バイパス部開存(+)、MCA描出(+)、皮質領域描出(+)3例、3側中全例で術後症候性のFHPを認めた。2.バイパス部開存(+)、MCA描出(+)、皮質領域描出(-)5例、5側中、4例、4側で臨床的には症状なく経過したが、SPECT上FHPを認めた。3.バイパス部開存(+)、MCA描出(-)、皮質領域描出(-)1例ではSPECT所見も含めてFHPは認められず。術後FHPの病態は不明な点が多く、これまで虚血症状と解釈されてきていたが、両者で治療方針はほぼ正反対であることから、本研究の成果は有意義なものである。並行して行ったインドシアニングリーンを近赤外レーザー照射により励起し、脳血流および脳表近傍血管の形態学的可視化を行う光化学的診断方法の開発においてもプロトタイプを作製し、ビーグル犬脳表において可視化実験を行い、形態学的評価のみに関しては上記画像システムに比較して格段の向上が認められた。来年度以降も両者の利点を併せ持つ新しい赤外線光化学診断システムの開発を継続したい。
英文摘要
本研究では、脳表近傍脳血流量の術中モニタリングシステムの開発を目的とした。工学的面では脳外科手術専用の高解像度赤外線画像システムを試作した。特にBa・Str・Tiアレーレンズの焦点距離を変更、拡大率の増加を図ることで情報量の向上を実現し、特殊画像ソフト併用により撮影直後に半定量的に脳表近傍血流量の変化量が評価可能となった。医学面では術中脳表近傍血流評価により術後合併症予測を行うモデル疾患としてモヤモヤ病を選択した。2005年3月から2006年2月まで東北大学脳神経外科で施行したモヤモヤ病症例で血行再建術を行った8例、9側を対象とし、これらの術中赤外線画像所見と術前、術後1、7日目の脳血流定量評価、術前、術後2日目のMRI検査所見、ならびに臨床症状の経過を比較、検討し、術後合併症(特に術後一過性局所過灌流:FHPの発生リスク)の予想が術中所見より可能か検討した。その結果、術中赤外線画像所見には以下のパターンが存在した。1.バイパス部開存(+)、MCA描出(+)、皮質領域描出(+)3例、3側中全例で術後症候性のFHPを認めた。2.バイパス部開存(+)、MCA描出(+)、皮質領域描出(-)5例、5側中、4例、4側で臨床的には症状なく経過したが、SPECT上FHPを認めた。3.バイパス部開存(+)、MCA描出(-)、皮質領域描出(-)1例ではSPECT所見も含めてFHPは認められず。術後FHPの病態は不明な点が多く、これまで虚血症状と解釈されてきていたが、両者で治療方針はほぼ正反対であることから、本研究の成果は有意義なものである。並行して行ったインドシアニングリーンを近赤外レーザー照射により励起し、脳血流および脳表近傍血管の形態学的可視化を行う光化学的診断方法の開発においてもプロトタイプを作製し、ビーグル犬脳表において可視化実験を行い、形態学的評価のみに関しては上記画像システムに比較して格段の向上が認められた。来年度以降も両者の利点を併せ持つ新しい赤外線光化学診断システムの開発を継続したい。
期刊论文(24)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Use of Intraoperative Dynamic Infrared Imaging with Detection Wavelength of 7-14μm in the Surgical Obliteration of Spinal Arteriovenous Fistula
检测波长7-14μm的术中动态红外成像在脊髓动静脉瘘闭塞手术中的应用
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Minimally Invasive Neurosurgery 47
影响因子:
--
作者:
[Nakagawa A, Hirano T, Uenohara H, Utsunomiya H, Suzuki S, Sakurai Y, Takayama K, Shirane R, Tominaga T.]
通讯作者:
Tominaga T.
血管描出を目的とした高感度カメラIRSI IVによる脳血管障害術中モニタリング
使用高灵敏度相机 IRSI IV 进行脑血管疾病的术中监测,以实现血管可视化
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
日本赤外線学会誌 14
影响因子:
--
作者:
[中川敦寛, 上之原広司, 金田道寛, 高山和喜, 佐藤淳一, 富永悌二]
通讯作者:
富永悌二
DOI:
10.1385/ncc:2:1:059
发表时间:
2005-01-01
期刊:
NEUROCRITICAL CARE
影响因子:
3.5
作者:
[Fujimura, M, Tominaga, T, Chan, PH]
通讯作者:
Chan, PH
DOI:
10.1002/lsm.20021
发表时间:
2004-03
期刊:
Lasers in Surgery and Medicine
影响因子:
2.4
作者:
[T. Ohki;A. Nakagawa;T. Hirano;T. Hashimoto;V. Menezes;H. Jokura;H. Uenohara;Yasuhiko Sato;T. Saito;R. Shirane;T. Tominaga;K. Takayama]
通讯作者:
T. Ohki;A. Nakagawa;T. Hirano;T. Hashimoto;V. Menezes;H. Jokura;H. Uenohara;Yasuhiko Sato;T. Saito;R. Shirane;T. Tominaga;K. Takayama
Biological Effect of Shock Waves : Brain Damage By Shock Waves in Rats - Pressure Dependence.
冲击波的生物效应:冲击波对大鼠的脑损伤 - 压力依赖性。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Future Medical Engineering Based on Bionanotechnology. Proceedings of the Final Symposium of the Tohoku University 21 st Century Center of Excellence Program.
影响因子:
--
作者:
[Kato K, Fujimura M, Nakagawa A, Saito A, Tominaga T]
通讯作者:
Tominaga T
共 12 条
Elucidation of moyamoya disease pathophysiology through an interaction of hemodynamics and endothelial cells
-
批准号:21H04835
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$27.04万
-
财政年份:2021
-
负责人:冨永 悌二
-
依托单位:
モヤモヤ病発生における遺伝的要因の関与の検討-Highly polymorphic DNA markerを用いて-
-
批准号:06771058
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1994
-
负责人:冨永 悌二
-
依托单位:
脳腫瘍細胞における"プログラムされた死"に関する研究
-
批准号:04770967
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1992
-
负责人:冨永 悌二
-
依托单位:
海外基金