温暖地球システムにおける季節変動の解明〜6千年前気候オプティマム期をモデルとして

阐明地球温暖系统的季节波动——以6000年前的气候最佳时期为模型

基本信息

批准号：
17651012
负责人：
坂本竜彦
金额：
$ 2.24万
依托单位：
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2006
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究は,最近の温暖期である6千年前の気候オプティマム期にどのような気候変動〜とくに季節変動が存在したかを解明することを目的とした.本研究では以下の点を実施した.網走湖において採取され,そのまま未開封で保存されていた湖底堆積物コア9801および9803に関し,(1)X線CT装置による非破壊コア内部構造の計測を行い,年代測定に有効な貝殻片などの層準を明らかにした.(2)未開封のコアを開封,押し出し,半割したあと,9801コアに関し,良好な貝殻片を厳選し,加速器質量分析計による放射性炭素の絶対年代測定を行った.測定はコンパクトAMS : NEC製1.5SDH(パレオ・ラボ)を用いた。得られた^<14>C濃度について同位体分別効果の補正を行った後、^<14>C年代、暦年代を算出した。(3)その結果,9801コアは,最下部付近において,9374±37年であることが明らかとなった.(4)半割されたコアに関し,非破壊蛍光X線コアロガーTATSCAN-F2,非破壊拡散分光コアロガーTATSCAN-S1(海洋研究開発機構)をつかって,コア表面の元素分布および拡散分光特性を明らかにした.(5)6千年前の気候オプティマム期には明瞭なラミナが発達し,珪藻を主とする明色のラミナと,粘土鉱物と有機物が季節単位で互層する暗色のラミナが,層厚4〜7mm程度のラミナセットを構成する.この点で個々のラミナは季節変化を意味する.さらに,ラミナセットの層厚は,10〜20枚程度のスーパーセットで周期的に変化する.明色ラミナの珪藻の増加は春先の降水量増加によるシリカの流入と珪藻の繁殖のイベントと推測される.今後,さらに変動要因を追求していく必要がある.

这项研究旨在阐明6000年前最近的变暖期间存在什么样的气候变化，尤其是季节性变化。这项研究进行了以下几点：关于湖底沉积物核9801和9803，这些核心是在阿巴什里湖收集的，并保留了原样，（1）使用X射线CT设备测量了无损坏芯的内部结构，并揭示了诸如壳的套件之类的图层，以揭示出有效的壳。（2）在打开后，将未打开的芯挤出和减半，仔细选择了9801芯的好外壳，并使用加速器质谱仪测量了放射线的绝对日期。使用NEC制造的紧凑型AMS：1.5SDH（古实验室）进行测量。在校正获得的 ^<14> C浓度的同位素分馏效果后，计算了 ^<14> C的年龄和日历年龄。（3）结果表明，底部附近的9801核心为9,374±37年。（4）对于半尺寸的核心，使用非破坏性X射线荧光核心记录器Tatscan-F2和非破坏性扩散光谱核心记录器TATSCAN-S1（日本海洋研究和开发机构），使用了非破坏性X射线荧光核心记录器TATSCAN-F2揭示了芯表面的元素分布和扩散光谱特性。（5）在6，000年前的气候优化器中，开发了清晰的薄片，主要使用硅藻。黑色层片与季节性单元中的粘土矿物和有机物相互融合，形成了薄片，厚度约为4-7毫米。在这方面，单个椎板意味着季节性变化。此外，薄片集的层厚度在大约10-20的超集中定期变化。据估计，光层层中硅藻的增加是一种事件，在这种情况下，由于早春和硅藻育种的降水增加而引起的二氧化硅流入。将来，需要追求更多波动的因素。