草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造
草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造
批准号:
18658068
负责人:
松本 雄二
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
中文摘要
昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた。一方、リグニン量と言う観点からこれら試料の差を分析しようとすると、クラーソン法を用いる限り、木本と草本の相違、堅い試料と柔らかい試料の相違を明らかにすることができなかった。このことは、草本類におけるリグニン分析にはクラーソン法が適用できないことを示しており、クラーソン法によって草本や葉などのリグニン量を評価すべきでないことを意味している。今年度は、クラーソン法の適用できないこれらの試料のリグニン量の評価のために、2つの新しい方法を適用した。一つ目は、赤外スペクトルを用いてリグニン量を評価することであり、2つ目は、昨年度申請者が開発した植物細胞壁の全溶解法をもちいてNMR的にリグニン量を評価することである。このうち、赤外スペクトルによるリグニン量の評価は、上記の指標化合物の収率ときわめて良い相関を示した。また赤外スペクトルの分析から、葉などの試料ではクチン質の存在が、クラーソンリグニン法が過大なリグニン量を与える原因の一つとなっていることが示された。非木質試料の試料調製過程において前処理として行われる各種の前抽出法が、この物質を除く上で必ずしも効果が無いことも明らかになった。
英文摘要
昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた。一方、リグニン量と言う観点からこれら試料の差を分析しようとすると、クラーソン法を用いる限り、木本と草本の相違、堅い試料と柔らかい試料の相違を明らかにすることができなかった。このことは、草本類におけるリグニン分析にはクラーソン法が適用できないことを示しており、クラーソン法によって草本や葉などのリグニン量を評価すべきでないことを意味している。今年度は、クラーソン法の適用できないこれらの試料のリグニン量の評価のために、2つの新しい方法を適用した。一つ目は、赤外スペクトルを用いてリグニン量を評価することであり、2つ目は、昨年度申請者が開発した植物細胞壁の全溶解法をもちいてNMR的にリグニン量を評価することである。このうち、赤外スペクトルによるリグニン量の評価は、上記の指標化合物の収率ときわめて良い相関を示した。また赤外スペクトルの分析から、葉などの試料ではクチン質の存在が、クラーソンリグニン法が過大なリグニン量を与える原因の一つとなっていることが示された。非木質試料の試料調製過程において前処理として行われる各種の前抽出法が、この物質を除く上で必ずしも効果が無いことも明らかになった。
期刊论文(23)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Variety of lignin structure in angiosperms and their reaction wood
被子植物木质素结构的多样性及其反应木
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yuji Matsumoto, Nawawi Ds, Wasrin Shaafii, Hirotaka Nakamura, Takuya Akiyama, Tomoya Yokoyama, Gyosuke Meshitsuka]
通讯作者:
Gyosuke Meshitsuka
非木質組織のリグニン定量
非木质组织中的木质素定量
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[戸田守一, 中村裕貴, 横山朝哉, 松本雄二]
通讯作者:
松本雄二
DOI:
10.1515/hf.2006.061
发表时间:
2006-07-01
期刊:
HOLZFORSCHUNG
影响因子:
2.4
作者:
[Hu, Zhoujian, Yeh, Ting-Feng, Kadla, John F.]
通讯作者:
Kadla, John F.
Dissolution of finely milled wood into organic solvent and its potential application for chemical analysis of cell wall components
细磨木材在有机溶剂中的溶解及其在细胞壁成分化学分析中的潜在应用
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Zhiguo Wang, Tomoya Yokoyama, Hou-min Chang, Yuji Matsumoto]
通讯作者:
Yuji Matsumoto
Dissolution of finely milled wood into organic solvent
将精细研磨的木材溶解在有机溶剂中
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Wang Thiguo, Tomoya Yokoyama, Yuji Matsumoto]
通讯作者:
Yuji Matsumoto
共 21 条
糖類の酸素酸化反応における『コンフォーメーション支配』概念の確立
-
批准号:12876039
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:2000
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
パルプ漂白の工程水中に蓄積する物質の性状の解析とその除去法の開発
-
批准号:10141207
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
-
资助金额:$1.6万
-
财政年份:1998
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
パルプ漂白の工程水中に蓄積する物質の性況の解析とその除去法の開発
-
批准号:09247205
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:1997
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
突然変異原性を有する物質の白色腐朽菌による分解機構
-
批准号:63760130
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1988
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
パルプ漂白排水に含まれる有機塩素化合物の白色腐朽菌による脱塩素反応機構
-
批准号:62760132
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1987
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
パルプ漂白排水に含まれる有機塩素化合物の白色腐朽菌による脱塩素反応機構
-
批准号:61760139
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1986
-
负责人:松本 雄二
-
依托单位:
海外基金