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更新世の動物遺存体の古代ゲノム解析法の開発と系統地理学研究の新しい展開

更新世动物遗骸古基因组分析方法进展及系统发育地理学研究新进展

基本信息

批准号：
19657028
负责人：
増田隆一
金额：
$ 2.24万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

日本の哺乳類相の系統地理や系統進化を明らかにすることを目的として、本会年も、更新世後期の本州ヒグマ出土骨標本についてミトコンドリアDNAの部分配列の遺伝子増幅とその分析技術の改良を試みた。外来DNAの混入を避けて注意深く抽出したDNAを用いて、遺伝子増幅の反応条件を改良しながら実験を行ったが、昨年度に成功しなかった標本については同じ結果であった。これは更新世の化石DNAは極度に破壊されていることを示している。今後、日本内外から出土した更新世の動物遺存体を分析対象にして、解析技術の改良を継続して行く。一方、北海道各地の縄文時代およびオホーツク時代の遺跡から出土した人骨について、染色体上の核遺伝子(耳あか遺伝子など)の遺伝子増幅を試みたところ成功したこれまでに、オホーツク人骨についてはミトコンドリアDNA分析に成功したため、そのDNA残存状況が良好な標本を選び、核遺伝子の単一塩基多型を調べたところ、高率に耳あか遺伝子を遺伝子増幅こすることができた。その結果、北海道のオホーツク人さらに縄文人の集団における耳あか遺伝子の対立遺伝子頻度を算出できる程になった。ミトコンドリアDNAの分子系統解析により、オホーツク人は大陸と北海道との遺伝子流動の仲介になったことが明らかになりつつあるが、核遺伝子の古代DNA分析でも、オホーツク人を通した大陸から北海道への遺伝子流動が示された。なお、単一塩基多型分析の場合、得られた遺伝子増幅産物が本当に抽出された古代DNAからのものか、または、外来DNAによるものか、を判別しなければならない。それを解決するためには、分析結果の再現性を確認する必要があるため、その追加実験も行った。

A Study on the Improvement of Analytical Techniques for the Phylogenetic and Phylogenetic Evolution of Mammals in Japan Foreign DNA mixing should be avoided, and DNA extraction should be carried out successfully. The Pleistocene fossil DNA is extremely fragile. In the future, Pleistocene animal remains discovered in Japan and abroad will be analyzed and analyzed in an improved manner. One side, Hokkaido all over the text of the era DNA analysis of human bones was successful. DNA remains in good condition. DNA selection was successful. DNA samples were isolated from human bones. DNA amplification was successful. As a result, Hokkaido's population is estimated at the frequency of population growth. Molecular systematics analysis of nuclear DNA in mainland China and Hokkaido In the case of multi-type analysis, the original DNA was extracted, the foreign DNA was extracted, and the original DNA was discriminated. To confirm the reproducibility of the analysis results

项目成果

期刊论文数量（5）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Mitochondrial DNA haplogrouping of the Okhotsk people due to ancient DNA analysis : an intermediate of gene flow from the continental-Sakhalin people to the Ainu

根据古代 DNA 分析得出的鄂霍次克人线粒体 DNA 单倍群：从大陆库页岛人到阿伊努人的基因流的中间体

DOI：
发表时间：
期刊：
Anthropological Science (in press)
影响因子：
0
作者：
Sato;T.
通讯作者：
T.

Molecular diversity and phylogeography of the Asian leopard cat, Felis bengalensis, inferred from mitochondrial and Y-chromosomal DNA sequences.

从线粒体和 Y 染色体 DNA 序列推断亚洲豹猫孟加拉猫的分子多样性和系统发育地理学。

DOI：
发表时间：
2008
期刊：
Zoological Science 25
影响因子：
0
作者：
Tamada;T.
通讯作者：
T.

Origins and genetic features of the Okhotsk people, revealed by ancient mitochondrial DNA analysis

DOI：
10.1007/s10038-007-0164-z
发表时间：
2007-06
期刊：
Journal of Human Genetics
影响因子：
3.5
作者：
Takehiro Sato;T. Amano;H. Ono;H. Ishida;Haruto Kodera;H. Matsumura;M. Yoneda;R. Masuda
通讯作者：
Takehiro Sato;T. Amano;H. Ono;H. Ishida;Haruto Kodera;H. Matsumura;M. Yoneda;R. Masuda

ミトコンドリアDNAから見たオホーツク文化人の起源と多様性

从线粒体DNA看鄂霍次克文化人的起源和多样性