悪性腫瘍の増殖を支えるGTP生合成律速酵素の酸化ストレス耐性化機構の解析
悪性腫瘍の増殖を支えるGTP生合成律速酵素の酸化ストレス耐性化機構の解析
批准号:
21K20812
负责人:
大坂 夏木
金额:
$2.0万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-08-30 至 2024-03-31
中文摘要
がん細胞では、高い増殖活性を維持する代償として、活性酸素種(ROS)の産生が高まっている。これに対しがん細胞では、代謝のリプログラミングなどにより、様々なROSに対する耐性機構を獲得している。神経膠芽腫・グリオブラストーマ (GBM)は、ROSによって効果を為す放射線に高い抵抗性を持つことが問題となっている。GBMにROS耐性をもたらすメカニズムは不明な点が多い。本研究では、GBMがROSに耐性を持つ要因を、GTP合成の制御機構に着目して明らかにすることを目的としている。GTP合成の律速酵素であるIMPDHには、IMPDH1, IMPDH2の2つのアイソタイプが存在する。先行研究より、IMPDH1はH2O2添加によって顕著に活性が阻害される一方で、IMPDH2はH2O2に耐性を持つことが示されている。この分子機構に、システイン残基を介した酸化修飾が関与していると考え、研究を進めている。本年度はIMPDH1, 2それぞれの酸化修飾を受けるシステイン残基をプロテオーム解析によって同定した。リコンビナントIMPDH1, 2それぞれにおいて、複数の酸化修飾システイン残基を同定した、その中で、IMPDH1特異的なシステイン残基であるCys327は、IMPDH2に対応するアミノ酸残基に置換することにより、ROSへの感受性が部分的に相補されることを見出した。また、IMPDH2に同定された酸化修飾を受けるシステイン残基の一つが、IMPDH2の酵素活性に重要な役割を持つことも明らかになった。以上より、IMPDH1, 2それぞれがアイソタイプ間で異なる酸化修飾を受けることが示唆された。
英文摘要
がん細胞では、高い増殖活性を維持する代償として、活性酸素種(ROS)の産生が高まっている。これに対しがん細胞では、代謝のリプログラミングなどにより、様々なROSに対する耐性機構を獲得している。神経膠芽腫・グリオブラストーマ (GBM)は、ROSによって効果を為す放射線に高い抵抗性を持つことが問題となっている。GBMにROS耐性をもたらすメカニズムは不明な点が多い。本研究では、GBMがROSに耐性を持つ要因を、GTP合成の制御機構に着目して明らかにすることを目的としている。GTP合成の律速酵素であるIMPDHには、IMPDH1, IMPDH2の2つのアイソタイプが存在する。先行研究より、IMPDH1はH2O2添加によって顕著に活性が阻害される一方で、IMPDH2はH2O2に耐性を持つことが示されている。この分子機構に、システイン残基を介した酸化修飾が関与していると考え、研究を進めている。本年度はIMPDH1, 2それぞれの酸化修飾を受けるシステイン残基をプロテオーム解析によって同定した。リコンビナントIMPDH1, 2それぞれにおいて、複数の酸化修飾システイン残基を同定した、その中で、IMPDH1特異的なシステイン残基であるCys327は、IMPDH2に対応するアミノ酸残基に置換することにより、ROSへの感受性が部分的に相補されることを見出した。また、IMPDH2に同定された酸化修飾を受けるシステイン残基の一つが、IMPDH2の酵素活性に重要な役割を持つことも明らかになった。以上より、IMPDH1, 2それぞれがアイソタイプ間で異なる酸化修飾を受けることが示唆された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
"ROSセンサー"として機能するGTP代謝スイッチの新たな制御機構
一种新的 GTP 代谢开关控制机制,充当“ROS 传感器”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松田勇輝, 大谷理浩, 安原隆雄, 安藤瑞生, 檜垣貴哉, 牧野琢丸, 松本 洋, 大山矩史, 西森久和, 伊達 勲, 大坂夏木]
通讯作者:
大坂夏木
細胞の代謝と増殖を統御するリボソーム生合成とSAM代謝のクロストークの解明
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批准号:24K17813
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:大坂 夏木
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依托单位:
海外基金