植物の成長段階における転写・翻訳開始点に依存したmRNAの運命決定の解明
植物の成長段階における転写・翻訳開始点に依存したmRNAの運命決定の解明
批准号:
22H02605
负责人:
栗原 志夫
金额:
$11.23万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
植物は暗所で発芽し、光を受けて形態形成を変化させながら成長する。その成長につれて変化する mRNA の「翻訳」か「分解」か「保存」かの運命決定のメカニズムは不明な部分が多い。先行研究によって、暗所で発芽したシロイヌナズナ幼苗が青色光を受容すると、複数の遺伝子において転写開始点と翻訳開始点の位置変化が起こることがわかった。本研究では、成長に伴い変化する転写・翻訳開始点に依存的な mRNA 運命決定の解明を目指すことを目的とした。本年度では、暗所で発芽したシロイヌナズナ幼苗を青色光下に露光させてから0、3、24時間後のCAGE、RNA-seq、Ribo-seq(モノソームプロファイリングとダイソームプロファイリング)、TI-seqの解析によるシークエンスデータを取得してきた。さらに、ISO-seq解析を行い、完全長転写物の検出も行ってきた。それらの粗データをシロイヌナズナゲノムにマッピングを行い、ゲノムブラウザを用いて視覚的に検査することによって、各データの信頼性を確認した。ISO-seqデータから、271か所のORFを二つ以上もつポリシストロニックリードスルーmRNAを転写するゲノム部位を同定した。それらの一部は、upf1-1変異体において野生型植物よりも多く検出された。さらに、それらのゲノム部位のうち158か所において、遺伝子間スプライシングが検出された。リードスルー転写や遺伝子間スプライシングは青色光の照射に応答して検出される傾向がみられた。シークエンスデータの解析から、ポリシストロニックmRNA上に存在する2つ目のORFがほとんど翻訳されていないことがわかった。これらの結果から、ポリシストロニックmRNAは、1つ目のORFの終止コドンと2つ目のORFの翻訳状態が運命決定因子となり、NMDによって分解されることがわかった。この研究成果を、原著論文として発表した。
英文摘要
植物は暗所で発芽し、光を受けて形態形成を変化させながら成長する。その成長につれて変化する mRNA の「翻訳」か「分解」か「保存」かの運命決定のメカニズムは不明な部分が多い。先行研究によって、暗所で発芽したシロイヌナズナ幼苗が青色光を受容すると、複数の遺伝子において転写開始点と翻訳開始点の位置変化が起こることがわかった。本研究では、成長に伴い変化する転写・翻訳開始点に依存的な mRNA 運命決定の解明を目指すことを目的とした。本年度では、暗所で発芽したシロイヌナズナ幼苗を青色光下に露光させてから0、3、24時間後のCAGE、RNA-seq、Ribo-seq(モノソームプロファイリングとダイソームプロファイリング)、TI-seqの解析によるシークエンスデータを取得してきた。さらに、ISO-seq解析を行い、完全長転写物の検出も行ってきた。それらの粗データをシロイヌナズナゲノムにマッピングを行い、ゲノムブラウザを用いて視覚的に検査することによって、各データの信頼性を確認した。ISO-seqデータから、271か所のORFを二つ以上もつポリシストロニックリードスルーmRNAを転写するゲノム部位を同定した。それらの一部は、upf1-1変異体において野生型植物よりも多く検出された。さらに、それらのゲノム部位のうち158か所において、遺伝子間スプライシングが検出された。リードスルー転写や遺伝子間スプライシングは青色光の照射に応答して検出される傾向がみられた。シークエンスデータの解析から、ポリシストロニックmRNA上に存在する2つ目のORFがほとんど翻訳されていないことがわかった。これらの結果から、ポリシストロニックmRNAは、1つ目のORFの終止コドンと2つ目のORFの翻訳状態が運命決定因子となり、NMDによって分解されることがわかった。この研究成果を、原著論文として発表した。
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遺伝子間スプライシングによるリードスルー転写物はNMDの標的となる
基因间剪接导致的通读转录本是 NMD 的目标
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[栗原 志夫, 蒔田 由布子, 河内 正治, 蔭山 杏実, 栗山 朋子, 松井 南]
通讯作者:
松井 南
光受容によるリボソーム生合成関連遺伝子の翻訳活性機構 -植物の新たな成長制御の解明へ-
通过光感受翻译激活核糖体生物发生相关基因的机制 - 阐明植物中新的生长控制 -
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Intergenic splicing-mediated readthrough transcripts are eliminated by NMD in Arabidopsis.
在拟南芥中,基因间剪接介导的通读转录本被 NMD 消除。
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kurihara Y, Makita Y, Kawauchi M, Kuriyama T, Matsui M.]
通讯作者:
Matsui M.
Transcriptional activation of ribosome-related genes at initial photoreception is dependent on signals derived from both the nucleus ans the chloroplants in Arabidopsis thaliana.
初始光接收时核糖体相关基因的转录激活取决于来自拟南芥细胞核和叶绿植物的信号。
DOI:
10.1007/s10265-022-01430-8
发表时间:
2023
期刊:
J. Plant Res.
影响因子:
--
作者:
[Akagi, C., Kurihara, Y., Makita, Y., Kawaguchi, M., Tsuge, T., Aoyama, T., Matsui, M.]
通讯作者:
M.
未知の転写・転写後制御を解明 -遺伝子間スプライシングによる転写物蓄積を抑制-
阐明未知的转录和转录后调控 - 抑制基因间剪接引起的转录物积累 -
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
植物の成長段階における転写・翻訳開始点に依存したmRNAの運命決定の解明
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批准号:23K23868
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$2.33万
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财政年份:2024
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负责人:栗原 志夫
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依托单位:
ウイルス感染植物におけるマイクロRNA蓄積異常と病徴との関係についての解析
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批准号:05J11577
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2005
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负责人:栗原 志夫
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依托单位: