内在性レトロウイルス抑制因子による、がん免疫寛容機構の基盤研究
内在性レトロウイルス抑制因子による、がん免疫寛容機構の基盤研究
批准号:
22H02852
负责人:
竹馬 俊介
金额:
$11.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
これまでに、内在性レトロウイルス(ERV)抑制の主要因子であるTRIM28分子が免疫細胞で強くリン酸化を受けている事、このリン酸化が老化マウスで低下する事、TRIM28分子を欠損したマウスではヘルパーT細胞活性化を伴う自己免疫疾患を発症したり、ERV脱抑制を伴う炎症反応が起こったりする事を報告してきた。がんにおいてTRIM28は悪性化因子とされ、TRIM28によるERV抑制を介したインターフェロン反応の抑制が考えられた。腫瘍と、これを攻撃する免疫細胞の両者についてTRIM28の阻害効果を明らかとすることを目的とする。まずThe Cancer Genome Atlas (TCGA)を解析する事で、ヒトがんにおけるTRIM28の発現を調べたところ、TRIM28の発現量に患者間で多きな多様性があること、TRIM28の発現量と生命予後が逆相関する事がわかった。興味深い事に、TRIM28を高発現する多くのがんにおいては腫瘍組織のpurityが高く、T細胞の浸潤度が低い事がわかった。これは、TRIM28が、有用な免疫細胞の浸潤を抑制しているという事を示唆する。次に、免疫細胞におけるTRIM28欠損マウスについて、同系腫瘍移植モデルを行ったところ、野生型マウスに比して顕著な腫瘍成長の低下が見られた。TRIM28欠損マウスにおいては腫瘍浸潤T細胞の増加が起こり、一方で免疫抑制を起こす制御性T細胞の浸潤が低下していた。以上の結果から、TRIM28の阻害は腫瘍免疫を増強すると考えられた。また、スクリーニングによってTRIM28の阻害薬候補を数種類見出し、いくつかの化合物についてがんにおける効果を検証した。予想に反して、PKD阻害薬が強くT細胞を抑制する事を見出した。がん治療という側面からはネガティブデータではあったが、自己免疫疾患の治療には有用であることがわかり、論文報告した。
英文摘要
これまでに、内在性レトロウイルス(ERV)抑制の主要因子であるTRIM28分子が免疫細胞で強くリン酸化を受けている事、このリン酸化が老化マウスで低下する事、TRIM28分子を欠損したマウスではヘルパーT細胞活性化を伴う自己免疫疾患を発症したり、ERV脱抑制を伴う炎症反応が起こったりする事を報告してきた。がんにおいてTRIM28は悪性化因子とされ、TRIM28によるERV抑制を介したインターフェロン反応の抑制が考えられた。腫瘍と、これを攻撃する免疫細胞の両者についてTRIM28の阻害効果を明らかとすることを目的とする。まずThe Cancer Genome Atlas (TCGA)を解析する事で、ヒトがんにおけるTRIM28の発現を調べたところ、TRIM28の発現量に患者間で多きな多様性があること、TRIM28の発現量と生命予後が逆相関する事がわかった。興味深い事に、TRIM28を高発現する多くのがんにおいては腫瘍組織のpurityが高く、T細胞の浸潤度が低い事がわかった。これは、TRIM28が、有用な免疫細胞の浸潤を抑制しているという事を示唆する。次に、免疫細胞におけるTRIM28欠損マウスについて、同系腫瘍移植モデルを行ったところ、野生型マウスに比して顕著な腫瘍成長の低下が見られた。TRIM28欠損マウスにおいては腫瘍浸潤T細胞の増加が起こり、一方で免疫抑制を起こす制御性T細胞の浸潤が低下していた。以上の結果から、TRIM28の阻害は腫瘍免疫を増強すると考えられた。また、スクリーニングによってTRIM28の阻害薬候補を数種類見出し、いくつかの化合物についてがんにおける効果を検証した。予想に反して、PKD阻害薬が強くT細胞を抑制する事を見出した。がん治療という側面からはネガティブデータではあったが、自己免疫疾患の治療には有用であることがわかり、論文報告した。
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TRIM28は内在性レトロウイルスの抑制を通じ、T細胞免疫の暴走を抑制する
TRIM28 通过抑制内源性逆转录病毒来抑制失控的 T 细胞免疫
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kensuke Miyake, Junya Ito, Kazufusa Takahashi, Jun Nakabayashi, Shigeyuki Shichino, Hajime Karasuyama, 竹馬俊介]
通讯作者:
竹馬俊介
内在性レトロウイルス抑制機構を標的とした免疫治療法を目指す
旨在针对内源性逆转录病毒抑制机制的免疫疗法
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上田 元, 本多 彰, 宮﨑照雄, 池上 正, 竹馬 俊介]
通讯作者:
竹馬 俊介
Immune Aging Associates with a Progressive Loss of Chromatin Regulatory Factor TRIM28 on Immune Cells
免疫衰老与免疫细胞上染色质调节因子 TRIM28 的逐渐丧失相关
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hashimoto Takashi, Yokozeki Hiroo, Karasuyama Hajime, Satoh Takahiro, Shunsuke Chikuma]
通讯作者:
Shunsuke Chikuma
TRIM28 mediated Treg function underlies suppressive tumor immune environment
TRIM28 介导的 Treg 功能是抑制肿瘤免疫环境的基础
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miyake Kensuke, Ito Junya, Nakabayashi Jun, Shichino Shigeyuki, Ishiwata Kenji, Karasuyama Hajime, Hodaka Hayabuchi and Shunsuke Chikuma]
通讯作者:
Hodaka Hayabuchi and Shunsuke Chikuma
ポドサイトDNA損傷は血球細胞DNAメチル化変化を惹起しmemoryT細胞による腎機能増悪を誘導する
足细胞 DNA 损伤会诱导血细胞 DNA 甲基化发生变化,并通过记忆 T 细胞诱导肾功能恶化。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[中道 蘭, 林 香, 竹馬 俊介, 菱川 彰人, 吉本 憲史, 杉田 絵里那, 伊藤 裕]
通讯作者:
伊藤 裕
共 11 条
内在性レトロウイルス抑制因子による、がん免疫寛容機構の基盤研究
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批准号:23K24114
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$3.41万
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财政年份:2024
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负责人:竹馬 俊介
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依托单位:
アバタセプト抵抗性「しつこい」記憶T細胞を除去する方法の探索
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批准号:22K19446
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2022
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负责人:竹馬 俊介
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依托单位:
Mechanistic basis for induction of T-cell anergy by PD-1, an immuno-regulatory receptor
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批准号:19790356
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.36万
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财政年份:2007
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负责人:竹馬 俊介
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依托单位:
海外基金