自然免疫反応とCOX2/PGE2経路による転移微小環境の構築
自然免疫反応とCOX2/PGE2経路による転移微小環境の構築
批准号:
22H02899
负责人:
大島 浩子
金额:
$8.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
我々の研究グループは、これまでにヒト大腸がんで多く認められる、4種類のドライバー遺伝子、Apc、Kras、Tgfbr2、Trp53を導入したマウスモデルを交配により作製し、腸管に発生した腫瘍組織からオルガノイドを樹立した(以下、AKTP細胞)。また、ヒト胃がん腫瘍では、Wntリガンド(W)依存的な腫瘍が多く存在することから、胃粘膜細胞でWntリガンドを発現し、さらにKras、Tgfbr2、Trp53を導入したマウスモデルを交配により作製し、WKTP細胞を作製した。これらのAKTP及びWKTP細胞は、脾臓移植あるいは門脈注射により肝転移させる事が出来る。このモデルでは、免疫反応の正常なC57BL/6への移植が可能であり、ヒト転移巣と類似した、線維芽細胞の増殖による間質増生と、マクロファージやリンパ球浸潤による炎症性微小環境形成が認められる。本研究では、このモデルを用いて、転移形成における宿主反応の関与について、炎症性微小環境形成、自然免疫反応、繊維化形成に関連する遺伝子欠損マウスを用いた移植実験による検討を実施した。これまでにAKTP細胞の肝転移形成に、PGE2受容体のEP4、Toll様受容体のTLR2/4、さらにTGFbeta経路が関与している可能性が示唆された。宿主マウスがTgfbr2遺伝子欠損マウスだと、転移巣形成が著しく抑制され、それに伴い、alphaSMA陽性細胞数も有意に減少した。この結果から、TGFbetaシグナルが肝転移巣に形成される繊維化に関与していることが明らかとなった。GFPマウスからの骨髄移植実験から、alpha-SMA陽性細胞の多くがGFP陽性細胞ではなかったことから、これらの細胞は、骨髄由来ではないことが明らかとなった。これらの結果は、肝転移に関わる微小環境の形成に、肝臓に存在している肝星細胞(HSC)の活性化が重要である可能性が示唆された。
英文摘要
我々の研究グループは、これまでにヒト大腸がんで多く認められる、4種類のドライバー遺伝子、Apc、Kras、Tgfbr2、Trp53を導入したマウスモデルを交配により作製し、腸管に発生した腫瘍組織からオルガノイドを樹立した(以下、AKTP細胞)。また、ヒト胃がん腫瘍では、Wntリガンド(W)依存的な腫瘍が多く存在することから、胃粘膜細胞でWntリガンドを発現し、さらにKras、Tgfbr2、Trp53を導入したマウスモデルを交配により作製し、WKTP細胞を作製した。これらのAKTP及びWKTP細胞は、脾臓移植あるいは門脈注射により肝転移させる事が出来る。このモデルでは、免疫反応の正常なC57BL/6への移植が可能であり、ヒト転移巣と類似した、線維芽細胞の増殖による間質増生と、マクロファージやリンパ球浸潤による炎症性微小環境形成が認められる。本研究では、このモデルを用いて、転移形成における宿主反応の関与について、炎症性微小環境形成、自然免疫反応、繊維化形成に関連する遺伝子欠損マウスを用いた移植実験による検討を実施した。これまでにAKTP細胞の肝転移形成に、PGE2受容体のEP4、Toll様受容体のTLR2/4、さらにTGFbeta経路が関与している可能性が示唆された。宿主マウスがTgfbr2遺伝子欠損マウスだと、転移巣形成が著しく抑制され、それに伴い、alphaSMA陽性細胞数も有意に減少した。この結果から、TGFbetaシグナルが肝転移巣に形成される繊維化に関与していることが明らかとなった。GFPマウスからの骨髄移植実験から、alpha-SMA陽性細胞の多くがGFP陽性細胞ではなかったことから、これらの細胞は、骨髄由来ではないことが明らかとなった。これらの結果は、肝転移に関わる微小環境の形成に、肝臓に存在している肝星細胞(HSC)の活性化が重要である可能性が示唆された。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Preclinical model of cholangiocarcinoma by cooperation of oncogenic activation and COX-2/PGE2-associated inflammation.
致癌激活和 COX-2/PGE2 相关炎症协同作用的胆管癌临床前模型。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Oshima H., Nakayama M., and Oshima M.]
通讯作者:
and Oshima M.
DOI:
10.1136/gutjnl-2020-323916
发表时间:
2021-09-06
期刊:
GUT
影响因子:
24.5
作者:
[Dawson, Ruby E., Deswaerte, Virginie, Jenkins, Brendan J.]
通讯作者:
Jenkins, Brendan J.
消化器がんの発生と転移機構に関するモデル開発研究
胃肠道肿瘤发生发展及转移机制的模型开发研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Oshima H, Nakayama M., Terakado Y., Oshima M., 大島浩子]
通讯作者:
大島浩子
消化器がんのポリクローナル転移機構
胃肠癌多克隆转移机制
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大島浩子, 中山瑞穂, 高橋恵生, 宮園浩平, 大島正伸, 大島浩子]
通讯作者:
大島浩子
自然免疫反応とCOX2/PGE2経路による転移微小環境の構築
-
批准号:23K24160
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$3.74万
-
财政年份:2024
-
负责人:大島 浩子
-
依托单位:
炎症反応に起因した胃粘膜上皮細胞の腫瘍性増殖機序の研究
-
批准号:17790264
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.18万
-
财政年份:2005
-
负责人:大島 浩子
-
依托单位:
海外基金