農薬使用の増加に伴う男性生殖機能への影響に関する研究
農薬使用の増加に伴う男性生殖機能への影響に関する研究
批准号:
07263247
负责人:
井上 尚英
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
この研究では、まず、7種類の農薬・同分解産物の雄性生殖毒性の有無をスクリーニングした。そして、雄性生殖毒性が認められた物質について用量作用評価実験によってその最大無作用量を求め、さらに、その物質を含む飲料水を摂取した場合の男性生殖機能への影響についての推定を行った。スクリーニング実験では、7物質(1,3-ジクロロプロペン,フェニトロオキソン,イソプロチオラン,チオベンカルブ,クロロニトロフェン,p,p′-DDE,γ-BHC)のうち、298mg/kgのインプロチオランのラットへの単回経口投与で、精巣重量の減少、精細胞数および精子数の減少、精細管からの精子放出遅延が認められた。次に、100mg/kg〜600mg/kgの投与量でイソプロチオランの雄性生殖毒性についての用量作用評価実験を行った。しかし、この実験ではイソプロチオランの雄性生殖毒性は認められず、その最大無作用量を求めることはできなかった。そこで、飲料水摂取による男性生殖機能への影響の推定では、スクリーニング実験でのイソプロチオランの投与量(298mg/kg)をラットへの単回経口投与での雄性生殖毒性についての最小作用量と仮定した。そして、1回投与量を1日摂取量と考え、1日の摂取では男性生殖機能への影響はないと予測される飲料水中のイソプロチオラン濃度をUSEPAの1日HA値の算定方法に従って求めた。その結果、7.45mg/L〜74.5mg/Lというイソプロチオラン濃度が得られた。この値は、日本の水道水中イソプロチオラン濃度の最高値(2.0μg/L)および環境水中濃度の最高値(69.8μg/L)より100倍から1000倍以上も高い値であり、また、イソプロチオランは塩素滅菌処理で除去されると考えられることから、1日の摂取では、飲料水中のイソプロチオランによる男性生殖機能への影響はないものと考えられた。
英文摘要
この研究では、まず、7種類の農薬・同分解産物の雄性生殖毒性の有無をスクリーニングした。そして、雄性生殖毒性が認められた物質について用量作用評価実験によってその最大無作用量を求め、さらに、その物質を含む飲料水を摂取した場合の男性生殖機能への影響についての推定を行った。スクリーニング実験では、7物質(1,3-ジクロロプロペン,フェニトロオキソン,イソプロチオラン,チオベンカルブ,クロロニトロフェン,p,p′-DDE,γ-BHC)のうち、298mg/kgのインプロチオランのラットへの単回経口投与で、精巣重量の減少、精細胞数および精子数の減少、精細管からの精子放出遅延が認められた。次に、100mg/kg〜600mg/kgの投与量でイソプロチオランの雄性生殖毒性についての用量作用評価実験を行った。しかし、この実験ではイソプロチオランの雄性生殖毒性は認められず、その最大無作用量を求めることはできなかった。そこで、飲料水摂取による男性生殖機能への影響の推定では、スクリーニング実験でのイソプロチオランの投与量(298mg/kg)をラットへの単回経口投与での雄性生殖毒性についての最小作用量と仮定した。そして、1回投与量を1日摂取量と考え、1日の摂取では男性生殖機能への影響はないと予測される飲料水中のイソプロチオラン濃度をUSEPAの1日HA値の算定方法に従って求めた。その結果、7.45mg/L〜74.5mg/Lというイソプロチオラン濃度が得られた。この値は、日本の水道水中イソプロチオラン濃度の最高値(2.0μg/L)および環境水中濃度の最高値(69.8μg/L)より100倍から1000倍以上も高い値であり、また、イソプロチオランは塩素滅菌処理で除去されると考えられることから、1日の摂取では、飲料水中のイソプロチオランによる男性生殖機能への影響はないものと考えられた。
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