中世考古学資料の保存と活用に関する分析保存科学的研究ー陶磁器の生産と流通を基本に

中世纪考古资料保存与利用的分析保护科学研究——基于陶瓷的生产与流通

• 批准号: 15068204
• 负责人: 二宮 修治
• 金额: $ 24万
• 依托单位: Tokyo Gakugei University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
• 财政年份: 2003
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2003 至 2007
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-15068204/
• 关键词: 中世考古学資料; 陶磁器; 分析保存科学; ポータブル蛍光X線分析; ICP発光分光分析; X線回折; 生産地推定; 文化財保存環境科学; 可搬型蛍光X線分析; 実験考古学; 微小部蛍光X線分析; 文化財材料; 劣化機構; 陶磁器分析; イオンクロマトグラフィー; 蛍光X線分析

本研究では、陶磁器の生産地推定を化学分析の視点から研究し、中世考古学研究に寄与することを目的し、遺跡より出土する中世陶磁器資料の生産地の検討から、生産や流通等に関する研究の基礎的データの蓄積を図った。陶磁器の編年体系を基本に組織的に選択し、基準資料とし、さらに国内外の消費地遺跡の系統的選定し、陶磁器の胎土や釉薬の分析を行い、領域内の研究班と有機的な共同研究を展開し、学融合的な視点に立脚した陶磁研究の方向性を確立した。さらに、関連する中世考古資料等についても対象とし多面的な研究に発展させた。中世考古資料(文書資料も含む)の保存に関しても課題としている継続的な研究を行っている。本年度は、これまで難しいとされていた大型資料の非破壊分析や移動不可能な資料の現地でのその場分析により飛躍的な発展に寄与することが可能となった。一方、ICP発光分光分析による陶磁器胎土の主成分元素と諸種微量成分元素の迅速定量分析法を確立することができた。中世陶磁器の生産と流通を理解するためには、古代〜近世までの時間軸の中に捉え、さらに、近接地域も含めて議論することが重要であるという認識から、意識的に関連する古代や近世の範囲まで資料を広げた。また、元素存在量のみの考察では限界があり、領域内や自然科学班内での学融合を目指すために、化学種の同定が極めて重要であることがとの認識に得た。更なる研究の発展のためには、考古学資料の分析に適したX線回折装置の導入を行い、陶磁器類の帯磁率と化学的情報(元素組成・構造)、実験考古学的焼成実験など材質、技法、産地に関する研究への有効性を示した。一方、歴史資料・文書資料等の保存環境に関する研究として、予防的保存の立場から、温湿度、大気汚染物質に関する調査を行い、保存と公開のための空気環境管理の指針を立案している。

This study で は presumption, ceramics の producer を chemical analysis の viewpoints か ら し, in the archaeological study に send す る こ と を purpose し, ruins よ り unearthed す る の world ceramic chinaware data producer in の 検 please か ら, production や circulation に masato す る based research の デ ー タ の accumulation を 図 っ た. Ceramics is の chronological system を basic に organization に sentaku し, benchmark data と し, さ ら に の consumption at home and abroad to ruins の system selected し や, ceramics の tire soil glaze 薬 の analysis の を い, field seminar と を な joint research of organic し な に viewpoint, fusion footing し た の directional を ceramics research established し た. Youdaoplaceholder0, related to the する middle Age archaeological data, etc., に さらに て て させた, と multi-faceted な research に has been carried out させた. In the archaeological data, papers and materials も む) の save に masato し て も subject と し て い る 継 続 な research line を っ て い る. This year は, こ れ ま で difficult し い と さ れ て い た の not broken 壊 large data analysis や mobile can't の な data in situ で の そ の field analysis に よ り leap な 発 exhibition に send す る こ と が may と な っ た. On the one hand, ICP emission spectrophotometry was used to analyze the <s:1> main component elements of the clay of the による ceramic ware, and the rapid quantitative analysis method of various trace component elements を was adopted to establish する た とがで た た た. In the world ceramic chinaware の production と circulation を understand す る た め に は, ancient to modern ま で の timeline の に catch え, さ ら に, nearly region contains も め て comment す る こ と が important で あ る と い う know か ら, consciousness of に masato even す る ancient や modern の van 囲 ま で data を hiroo げ た. ま た, element content の み の investigation で は limit が あ り や, field within the natural science class で の learn fusion を refers す た め に, chemical の with fixed が め extremely important で て あ る こ と が と の に た : More な る research の 発 exhibition の た め に は の, archaeological data analysis に optimum し た X-ray line inflexion device の import を い, ceramics class の 帯 magnetic rate と chemical intelligence () element composition, structure, be 験 archaeology 焼 into be 験 な ど material, technique, origin に masato す る research へ の have sharper sex を shown し た. Side, history data, documents and other の save environment に masato す る research と し て, to prevent the preservation of の position か ら, temperature and humidity, big 気 pollutants に masato す る survey line を い, save と public の た め の empty 気 environmental management の pointer を filing し て い る.

项目成果

四谷二丁目遺跡第2次調査出土陶磁器の胎土分析

第二次四谷二丁目遗址调查时出土陶器的粘土分析

• 发表时间: 2006
• 期刊: 東京都新宿区 四谷二丁目遺跡II(新宿区教育委員会)
• 作者: 前川 要;山口 欧志;新免歳靖ほか
• 通讯作者: 新免歳靖ほか

九谷A遺跡第2次・第3次調査出土の磁器片の機器中性子放射化分析による生産地推定

根据对九谷A遗址第2次和第3次调查出土的瓷器碎片进行仪器中子活化分析来估计产地

• 发表时间: 2005
• 期刊: 山中町九谷A遺跡I発掘調査報告書
• 作者: 山崎一雄;二宮修治ほか
• 通讯作者: 二宮修治ほか

統計学の手法による古代・中世土器の産地問題に関する研究(第18報)-珠洲陶器と珠洲系陶器の相互識別-

用统计方法研究古代和中世纪陶器的起源问题（第十八次报告） - 苏祖陶和苏祖陶的相互鉴定 -

• 发表时间: 2006
• 期刊: 考古学と自然科学(日本文化財科学会誌) 第52号
• 作者: 中村俊夫;酒井英男;広岡公夫;中村和之;三辻利一ほか
• 通讯作者: 三辻利一ほか

二宮修治ほか: "ICP発光分光分析による九谷A遺跡出土色絵磁器片の生産地推定に関する基礎的研究"石川県埋蔵文化財情報(財団法人石川県埋蔵文化財センター). 第10号. 76-88 (2003)

二宫修二等人：《利用ICP发射光谱法推算九谷A遗址出土的彩瓷器产地的基础研究》石川县埋藏文化遗产信息（石川县埋藏文化遗产中心）第10号。 76-88 (2003)

狩野芳崖遺品顔料の分析調査報告

鹿野凤外颜料分析报告

• 发表时间: 2004
• 期刊: 東京学芸大学 紀要第5部門 芸術,健康・スポーツ科学 56
• 作者: 天野哲也;臼杵勲;菊池俊彦(編);増田隆一;柴垣 勇夫;二宮修治ほか
• 通讯作者: 二宮修治ほか