グリア細胞に発現する有機イオントランスポーターの同定とその機能解析
グリア細胞に発現する有機イオントランスポーターの同定とその機能解析
批准号:
16047227
负责人:
稲津 正人
金额:
$4.74万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
1.コリンは細胞膜の構成成分であるフォスファチジルコリンやミエリンなどの必須分子であり、細胞膜の構造および機能維持に重要な役割を担う有機陽イオンである。脳内においては、神経伝達物質のアセチルコリン合成の前駆物質としても重要な役割を担っている。コリンを輸送するトランスポーターとして、神経系に発現しているCHT1とorganic cation transportersが知られているが、グリア細胞におけるコリン取り込み機構については全く解明されていない。そこで我々は、アストロサイトにおけるコリン取り込み機構について検討を行った。アストロサイトにおけるコリン取り込みは,CHT1およびOCTsを介さない取り込み機構であることが示唆された。また、最近同定されたcholine transporter-like protein 1(CTL1)の発現を確認した。このCTL1の発現をRNA干渉法にてノックダウンすることにより、コリン取り込み作用が抑制された。従って、アストロサイトにはCTL1が機能的に発現しており、コリン取り込みに関与していることが明らかとなった。2.カルニチンは脂肪酸のβ酸化に必須な分子であり、長鎖脂肪酸と結合してミトコンドリア内に輸送するシャトルとしての役割が知られている。一方、脳内においては、アセチルコリン合成に必要なアセチル基のレベルを調節していると考えられている。本研究では、アストロサイトにおけるカルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込み機構について検討した。カルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みは、Na^+依存性でK_m値がそれぞれ103.6および37.8μMであった。これらの取り込みは、カルニチン誘導体や有機陽イオン系薬物により阻害された。アストロサイトにはOCTN2 mRNAのみが発現しており、OCTN1およびOCTN3 mRNAは発現していなかった。また、70kDaのOCTN2蛋白の発現を確認した。RNA干渉法にてOCTN2発現をノックダウンすることにより、カルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みが抑制された。従って、アストロサイトにおけるカルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みは、OCTN2を介していることが明らかとなった。
英文摘要
1.コリンは細胞膜の構成成分であるフォスファチジルコリンやミエリンなどの必須分子であり、細胞膜の構造および機能維持に重要な役割を担う有機陽イオンである。脳内においては、神経伝達物質のアセチルコリン合成の前駆物質としても重要な役割を担っている。コリンを輸送するトランスポーターとして、神経系に発現しているCHT1とorganic cation transportersが知られているが、グリア細胞におけるコリン取り込み機構については全く解明されていない。そこで我々は、アストロサイトにおけるコリン取り込み機構について検討を行った。アストロサイトにおけるコリン取り込みは,CHT1およびOCTsを介さない取り込み機構であることが示唆された。また、最近同定されたcholine transporter-like protein 1(CTL1)の発現を確認した。このCTL1の発現をRNA干渉法にてノックダウンすることにより、コリン取り込み作用が抑制された。従って、アストロサイトにはCTL1が機能的に発現しており、コリン取り込みに関与していることが明らかとなった。2.カルニチンは脂肪酸のβ酸化に必須な分子であり、長鎖脂肪酸と結合してミトコンドリア内に輸送するシャトルとしての役割が知られている。一方、脳内においては、アセチルコリン合成に必要なアセチル基のレベルを調節していると考えられている。本研究では、アストロサイトにおけるカルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込み機構について検討した。カルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みは、Na^+依存性でK_m値がそれぞれ103.6および37.8μMであった。これらの取り込みは、カルニチン誘導体や有機陽イオン系薬物により阻害された。アストロサイトにはOCTN2 mRNAのみが発現しており、OCTN1およびOCTN3 mRNAは発現していなかった。また、70kDaのOCTN2蛋白の発現を確認した。RNA干渉法にてOCTN2発現をノックダウンすることにより、カルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みが抑制された。従って、アストロサイトにおけるカルニチンおよびアセチルカルニチンの取り込みは、OCTN2を介していることが明らかとなった。
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ラットアストロサイトにおける有機カチオン/カルニチントランスポーター2を介したL-カルニチン取り込み機構
大鼠星形胶质细胞中有机阳离子/肉碱转运蛋白 2 的左旋肉碱摄取机制
DOI:
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发表时间:
2005
期刊:
東京医科大学雑誌 63,6
影响因子:
--
作者:
[宮下協二, 稲津正人, 武田弘志, 松宮輝彦, 渡邊克益]
通讯作者:
渡邊克益
Functional characterization of the choline transport system in rat astrocyte
大鼠星形胶质细胞胆碱转运系统的功能表征
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Methods and Findings in Experimental and Clinical Pharmacology 26(4)
影响因子:
--
作者:
[Imazu, M., Takeda, H., Tsuji, M., Matsumiya, T.]
通讯作者:
T.
Evidence for the involvement of 5-HT1A receptors on the development of stress adaptation
5-HT1A 受体参与应激适应发展的证据
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Methods and Findings in Experimental and Clinical Pharmacology 26(4)
影响因子:
--
作者:
[Tsuji, M., Takeda, H., Inazu, M., Matsumiya, T.]
通讯作者:
T.
Functional expression of the organic cation/carnitine transporter OCTN2 in rat astrocytes
大鼠星形胶质细胞中有机阳离子/肉碱转运蛋白 OCTN2 的功能表达
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Journal of Neurochemistry (in press)
影响因子:
--
作者:
[Inazu, M., Takeda, H., Maehara, K., Miyashita, K., Tomoda, A., Matsumiya, T.]
通讯作者:
T.
Molecular and functional characterization of a Na^+-independent choline transporter in rat astrocytes
大鼠星形胶质细胞中Na^非依赖性胆碱转运蛋白的分子和功能表征
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Journal of Neurochemistry 94
影响因子:
--
作者:
[Inazu, M., TaKeda, H., Matsumiya, T.]
通讯作者:
T.
共 6 条
ミクログリアのコリン輸送体を標的としたアルツハイマー病治療薬の開発
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批准号:24K10042
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2024
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负责人:稲津 正人
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依托单位:
神経グリア回路網におけるコリンおよびカルニチントランスポーターの機能解析
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批准号:18053021
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.9万
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财政年份:2006
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负责人:稲津 正人
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依托单位:
海外基金