運動の開始と維持に関する脳内機構の解明
運動の開始と維持に関する脳内機構の解明
批准号:
20020013
负责人:
福山 秀直
金额:
$3.46万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
平成20度の結果をもとに、非侵襲的手法を用いてヒトの行為・行動の脳内機構を調べた。まず、到達運動の開始に先行する脳活動を皮質脳波と同等の時間分解能を持つ脳磁図を用いて記録したが、皮質脳波でみられた活動を検出することができなかった。これには様々な理由が考えられたが、それを検証してさらに詳しく調べるために、機能的MRI(fMRI)の新しい手法として我々が開発を進めてきた拡散強調fMRI(DfMRI)を用いた記録を行った。7人の健常被験者に対し、漢字による2-back working memory課題を実行中の脳活動をDfMRIと従来のBOLD法の両方で測定した。1Hzのペースで一個ずつ表示される漢字を刺激とし、被験者は、二つ前の刺激と同一の漢字が出てきた場合にボタン押しで応答する。画像の解析は従来法と同じく、各部位での信号の時間変化と、課題のタイミングとの関連を計算することで、賦活部位を決定した。DfMRIは従来法(BOLD fMRI)と比べて、頭頂葉での信号の立ち上がりも常に早かった。また、DfMRIは課題の実行終了後の信号の降下も早かった。活動が検出された部位は概ね一致していたが、詳細にみると分布が異なっていた。以上は、DfMRIが従来法とは別の信号源を持ち、それは神経活動により近い現象であるという我々の仮説を支持する所見である。厳密には、血流によって生じるヘモグロビンの飽和度の変化はMR信号に影響しうるため、DfMRIにもBOLD効果が混入している可能性はある。しかし、DfMRIの主たる信号源は神経細胞またはグリア細胞で、電気活動に伴う細胞の微細な形態の変化を反映している可能性がある。今後はこの手法を用いて複雑な運動の開始や維持に関わる脳活動を記録し、脳磁図による記録と共に統合的に解析して、神経機構の理解を深めることを試みる。
英文摘要
平成20度の結果をもとに、非侵襲的手法を用いてヒトの行為・行動の脳内機構を調べた。まず、到達運動の開始に先行する脳活動を皮質脳波と同等の時間分解能を持つ脳磁図を用いて記録したが、皮質脳波でみられた活動を検出することができなかった。これには様々な理由が考えられたが、それを検証してさらに詳しく調べるために、機能的MRI(fMRI)の新しい手法として我々が開発を進めてきた拡散強調fMRI(DfMRI)を用いた記録を行った。7人の健常被験者に対し、漢字による2-back working memory課題を実行中の脳活動をDfMRIと従来のBOLD法の両方で測定した。1Hzのペースで一個ずつ表示される漢字を刺激とし、被験者は、二つ前の刺激と同一の漢字が出てきた場合にボタン押しで応答する。画像の解析は従来法と同じく、各部位での信号の時間変化と、課題のタイミングとの関連を計算することで、賦活部位を決定した。DfMRIは従来法(BOLD fMRI)と比べて、頭頂葉での信号の立ち上がりも常に早かった。また、DfMRIは課題の実行終了後の信号の降下も早かった。活動が検出された部位は概ね一致していたが、詳細にみると分布が異なっていた。以上は、DfMRIが従来法とは別の信号源を持ち、それは神経活動により近い現象であるという我々の仮説を支持する所見である。厳密には、血流によって生じるヘモグロビンの飽和度の変化はMR信号に影響しうるため、DfMRIにもBOLD効果が混入している可能性はある。しかし、DfMRIの主たる信号源は神経細胞またはグリア細胞で、電気活動に伴う細胞の微細な形態の変化を反映している可能性がある。今後はこの手法を用いて複雑な運動の開始や維持に関わる脳活動を記録し、脳磁図による記録と共に統合的に解析して、神経機構の理解を深めることを試みる。
期刊论文(52)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Water-diffusion slowdown in the human visual cortex on visual stimulation precedes vascular responses.
视觉刺激下人类视觉皮层的水扩散减慢先于血管反应。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
J Cereb Blood Flow Metab 29
影响因子:
--
作者:
[S.Kohno, N.Sawamoto, S.Urayama, et al.]
通讯作者:
et al.
Common prefrontal activity during inhibition of hand and foot responses
手足反应抑制过程中常见的前额叶活动
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松橋眞生, 小林哲生, 横山洋平, 三國信啓, 松本理器, 池田昭夫, 福山秀直, Koganemaru S, Tabu H]
通讯作者:
Tabu H
Influence of frontal sinus on fNIRS signal under hyperoxia
高氧条件下额窦对 fNIRS 信号的影响
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kohno S., Aso K., Urayama S., Fukuyama H., Mukuta Y.]
通讯作者:
Mukuta Y.
側頭葉底部言語野の機能および解剖的解析 : 高頻度皮質電気刺激による検討
基底颞叶语言区的功能和解剖分析:使用高频皮质电刺激的研究
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[今村久司, 松本理器, 他]
通讯作者:
他
DOI:
10.1227/01.neu.0000311067.41239.e6
发表时间:
2008-01-01
期刊:
NEUROSURGERY
影响因子:
4.8
作者:
[Kikuta, Ken-Ichiro, Takagi, Yasushi, Hashimoto, Nobuo]
通讯作者:
Hashimoto, Nobuo
共 50 条
皮質間および皮質下構造ネットワークと高次脳機能
-
批准号:18020014
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$4.29万
-
财政年份:2006
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
皮質ネットワーク機構に基づくヒトの高次脳機能の解明:脳病態と可塑性の連関
-
批准号:17022023
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.56万
-
财政年份:2005
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
近赤外線システムを使ったヒト脳機能の解析
-
批准号:03F00366
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.77万
-
财政年份:2003
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
近赤外線システムを使ったヒト脳機能の解析
-
批准号:03F03366
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.77万
-
财政年份:2003
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
アルツハイマ-病におけるPET・MRIの画像処理
-
批准号:01570447
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1989
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
虚血早期における脳血流量と脳組織の経時的変化
-
批准号:62570365
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1987
-
负责人:福山 秀直
-
依托单位:
海外基金