植物性染色体の誕生と性決定システムの進化を解明する日英共同研究
植物性染色体の誕生と性決定システムの進化を解明する日英共同研究
批准号:
21KK0128
负责人:
風間 裕介
金额:
$11.9万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-10-07 至 2025-03-31
中文摘要
ナデシコ科雌雄異株植物ヒロハノマンテマ(Silene latifolia)のY染色体のほとんどはX染色体と組換えを起こさずに変異を蓄積し、X染色体の1.5倍(570 Mb)に巨大化している。これは、キウイフルーツなどのXY染色体が同じサイズである性染色体よりも分化が進んだ状態といえる。我々は、このY染色体上に存在する性決定遺伝子候補であり、めしべの発達を抑制すると考えられる遺伝子(GSFY)を同定し、そのパラログがX染色体上にも存在する(GSFXがある)ことを明らかにした。GSFXはRNA-seqのデータからも検出されたため、発現していると考えられる。本研究では、両遺伝子について、分子生物学的な遺伝子機能解析と進化遺伝学解析を行い、どのような突然変異が生じて性決定遺伝子が誕生したのかを明らかにする。本年度は、GSFY遺伝子およびGSFX遺伝子の機能解析を行った。 アミノ酸配列の相同性比較からは、GSFX遺伝子は機能喪失していることが推定された。GSFXとGSFYのそれぞれをnativeプロモーターに連結しシロイヌナズナやトレニアに形質転換したところ、GSFYの形質転体は雌蕊の発達不全が見られたのに対し、GSFXの形質転換体では雌蕊の発達に影響は見られなかった。形質転換系の構築に向け、カルス誘導法の検討、茎頂へのガラスキャピラリーを用いたアグロバクテリウム感染法等などの検討を行った。またOxford大と連携し現地において野生種の収集を行った。西イングランドからウェールズを中心に17系統、日本の北海道系統、研究室で保管するK系統において、胚軸、葉、茎からカルス誘導を行ったところ、K系統では胚軸からのカルス誘導が生じやすく、北海道系統では葉や茎からのカルス誘導が生じやすいことがわかった。現在再分化系の開発を進めている。
英文摘要
ナデシコ科雌雄異株植物ヒロハノマンテマ(Silene latifolia)のY染色体のほとんどはX染色体と組換えを起こさずに変異を蓄積し、X染色体の1.5倍(570 Mb)に巨大化している。これは、キウイフルーツなどのXY染色体が同じサイズである性染色体よりも分化が進んだ状態といえる。我々は、このY染色体上に存在する性決定遺伝子候補であり、めしべの発達を抑制すると考えられる遺伝子(GSFY)を同定し、そのパラログがX染色体上にも存在する(GSFXがある)ことを明らかにした。GSFXはRNA-seqのデータからも検出されたため、発現していると考えられる。本研究では、両遺伝子について、分子生物学的な遺伝子機能解析と進化遺伝学解析を行い、どのような突然変異が生じて性決定遺伝子が誕生したのかを明らかにする。本年度は、GSFY遺伝子およびGSFX遺伝子の機能解析を行った。 アミノ酸配列の相同性比較からは、GSFX遺伝子は機能喪失していることが推定された。GSFXとGSFYのそれぞれをnativeプロモーターに連結しシロイヌナズナやトレニアに形質転換したところ、GSFYの形質転体は雌蕊の発達不全が見られたのに対し、GSFXの形質転換体では雌蕊の発達に影響は見られなかった。形質転換系の構築に向け、カルス誘導法の検討、茎頂へのガラスキャピラリーを用いたアグロバクテリウム感染法等などの検討を行った。またOxford大と連携し現地において野生種の収集を行った。西イングランドからウェールズを中心に17系統、日本の北海道系統、研究室で保管するK系統において、胚軸、葉、茎からカルス誘導を行ったところ、K系統では胚軸からのカルス誘導が生じやすく、北海道系統では葉や茎からのカルス誘導が生じやすいことがわかった。現在再分化系の開発を進めている。
期刊论文(20)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
雌雄異株植物ヒロハノマンテマの雌蕊抑制に関わる性決定遺伝子GSFYの同定
雌雄异株植物 Hirohanomatema 中参与雌蕊抑制的性别决定基因 GSFY 的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[風間裕介, 鬼頭萌, 小林壮生, 石井公太郎, Marc Krasovec, 安井康夫, 阿部知子, 河野重行, Dmitry A. Filatov]
通讯作者:
Dmitry A. Filatov
重イオンビームを用いた園芸植物トレニアの花形変異体の作出
使用重离子束创建花园植物蓝猪耳的花形突变体
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[黛隆宏, 松田彩花, 畑下昌範, 高城啓一, 阿部知子, 村井耕二, 風間裕介]
通讯作者:
風間裕介
Sorbonne大学(フランス)
索邦大学(法国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
時計遺伝子WPCL1の欠失による一粒系コムギ早生変異体の早生性を抑制するイオンビーム変異体late-heading 1の解析
晚抽穗 1 的分析,这是一种离子束突变体,由于时钟基因 WPCL1 的缺失而抑制单粒小麦早期突变体的早期成熟
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上田純平, 風間裕介, 阿部知子, 村井耕二]
通讯作者:
村井耕二
重イオンビーム誘発欠失変異を用いた植物性染色体の研究
利用重离子束诱导缺失突变研究植物染色体
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Eladl, A., Yamaoki, Y., Hoshina, S., Horinouchi, H., Kondo, K., Waga, S., Nagata, T. and Katahira, M., 風間裕介]
通讯作者:
風間裕介
共 18 条
海外基金