仮想線の傾き知覚における垂直・水平バイアス
仮想線の傾き知覚における垂直・水平バイアス
批准号:
22KJ3034
负责人:
臼井 健太郎
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究では、実線ではない仮想的な線分の傾きを仮想線の傾きと定義している。本研究の目的は、仮想線の傾き知覚の特性を明らかにすることである。これまで申請者が研究の題材としてきた渡辺の作図(Watanabe, 2018)や3点からなる仮想線の傾き錯視は、離れた点同士を結んだ際に生じる仮想線に関するもので、図形中に直線を含まないものであった。本年度は、それらと知覚される見えや錯視図形中の要素配置が類似している錯視について先行研究を調査した。これまでの錯視研究で位置ずれ錯視や角度錯視として扱われてきた錯視のいくつかは、実線が図形中に含まれるものの、観察においてある端点から別の端点に仮想線を外挿する必要がある錯視であった。それらの錯視は、実線に関する傾きや位置に関する錯視、という解釈だけでなく、外挿された仮想線の傾きが実際より傾いて見える錯視、という解釈も可能であった。仮想線の外挿を含むほとんどの錯視で、提示角度に応じて錯視量が変化していた。これは仮想線の傾きに応じて錯視量が変化したことを意味する。渡辺の作図では、仮想線の傾きが垂直・水平のうちどちらか近い方向により傾いて見えるのだが、同様の推移が過去の錯視でも生じていたことになる。従来の説明では角度の過大視・過小視で説明されてきた位置ずれ錯視や角度錯視に、仮想線の傾きの錯誤という観点からの説明が可能であることが示唆された。また、同心円から同じ中心角をもつ弧を取り出したときに、物理的には一列に並ぶ弧の端がずれて見えるという仮想線の傾き錯視も新たに発見した。
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