非定常的マクロ経済動学のミクロ的基礎付けとその累積債務問題への応用
非定常的マクロ経済動学のミクロ的基礎付けとその累積債務問題への応用
批准号:
02630006
负责人:
小野 善康
金额:
$0.51万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1990
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1990 至 --
中文摘要
本研究は、最適経済行動を明示した動学的マクロ経済モデルを用いて様々な非定常的マクロ経済動学が効用関数の諸特性から導かれることを閉鎖・開放経済の両局面で示し、その経済厚生上の含意を明らかにした。成果は具体的に次の4つに要約される。第一に、時間選好と流動性選好という効用関数の特性から2つの主観的利子率を定義し、これら2つの利子率がケインズの一般理論にいう「流動性打歩の下限」が存在する貸幣経済では恒常的に求離する結果、不況をともなう非定常累積過程が生じうることは明らかにした。第二に、多国(特に2国および3国)経済モデルの中で時間選好の国際的相違によってもたらされる均衡動学経路を導き、対外債務(債務)、消費、物価、および為替レ-トといったマクロ変数の、必ずしも単調でない非定常動学過程を明らかにした。第三に、2国経済成長モデルの中で生産側のショックが法人税下の両国の経済厚生にどのような影響を与えるかを分析し、次の結果を示した。(i)生産側のショックの影響は、法人税による歪みの項(ミクロ効果)と富効果の項(マクロ効果)からなる。(ii)債権国における生産性上昇や法人税の減少は、その国の経済厚生を増加させる一方で債務国のそれを必ず減少させるという意味で近隣窮乏化的である。第四に、2国経済モデルを用いて、経常収支の不均衡を是正する資本課税や貿易制限の経済厚生効果を分析し、次の3点を明らかにした。(i)経常収支の黒字国の資本課税は赤字国の経済厚生を必ず減少させてしまう。(ii)経常収支赤字国の輸入割当には最適水準があり、ある場合には促進的に輸出に転じることが最適となる。(iii)経常収支黒字国の輸出自主規制には最適水準があり、場合によっては促進的に輸入に転じることが最適となる。
英文摘要
本研究は、最適経済行動を明示した動学的マクロ経済モデルを用いて様々な非定常的マクロ経済動学が効用関数の諸特性から導かれることを閉鎖・開放経済の両局面で示し、その経済厚生上の含意を明らかにした。成果は具体的に次の4つに要約される。第一に、時間選好と流動性選好という効用関数の特性から2つの主観的利子率を定義し、これら2つの利子率がケインズの一般理論にいう「流動性打歩の下限」が存在する貸幣経済では恒常的に求離する結果、不況をともなう非定常累積過程が生じうることは明らかにした。第二に、多国(特に2国および3国)経済モデルの中で時間選好の国際的相違によってもたらされる均衡動学経路を導き、対外債務(債務)、消費、物価、および為替レ-トといったマクロ変数の、必ずしも単調でない非定常動学過程を明らかにした。第三に、2国経済成長モデルの中で生産側のショックが法人税下の両国の経済厚生にどのような影響を与えるかを分析し、次の結果を示した。(i)生産側のショックの影響は、法人税による歪みの項(ミクロ効果)と富効果の項(マクロ効果)からなる。(ii)債権国における生産性上昇や法人税の減少は、その国の経済厚生を増加させる一方で債務国のそれを必ず減少させるという意味で近隣窮乏化的である。第四に、2国経済モデルを用いて、経常収支の不均衡を是正する資本課税や貿易制限の経済厚生効果を分析し、次の3点を明らかにした。(i)経常収支の黒字国の資本課税は赤字国の経済厚生を必ず減少させてしまう。(ii)経常収支赤字国の輸入割当には最適水準があり、ある場合には促進的に輸出に転じることが最適となる。(iii)経常収支黒字国の輸出自主規制には最適水準があり、場合によっては促進的に輸入に転じることが最適となる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
池田 新介・小野 善康: "Macroeconomic Dynamics in a MultiーCountry Economy : A Dynamic Maximization Approach" Working paper,Schod of Business Administration(Kobe University). No.9103. (1990)
Shinsuke Ikeda 和 Yoshiyasu Ono:“多国经济中的宏观经济动态:动态最大化方法”工作论文,Schod of Business Administration(神户大学)第 9103 号。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
小野 善康: "ケインズの貨幣経済における不況" 大阪大学経済学.
小野义康:《凯恩斯货币经济的衰退》大阪大学经济学。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
小野 善康・柴田 章久: "SpilーOver Effects of Supply Side Changes in a TwoーCountry Economy with Capital Accumulation" Discussion paper,ISER (Osaka University). No.232. (1990)
Yoshiyasu Ono 和 Akihisa Shibata:“两国经济中供应方变化与资本积累的溢出效应”讨论论文,ISER(大阪大学)(1990 年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Economic stagnation and widening wealth inequality: Crises of the world economy and a construction of a unified macroeconomic theory
-
批准号:20H05631
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
-
资助金额:$112.82万
-
财政年份:2020
-
负责人:小野 善康
-
依托单位:
寡占的開放経済における経済成長と経済政策
-
批准号:63530005
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$0.0万
-
财政年份:1988
-
负责人:小野 善康
-
依托单位:
多国籍企業の行動とその経済的影響
-
批准号:57730010
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.38万
-
财政年份:1982
-
负责人:小野 善康
-
依托单位:
寡占的企業行動とそれに対する経済政策の産業構造への影響
-
批准号:X00210----573005
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.42万
-
财政年份:1980
-
负责人:小野 善康
-
依托单位:
海外基金