近代日本における地域交通体系の形成過程に関する歴史地理学的研究

近代日本区域交通系统形成过程的历史地理学研究

基本信息

批准号：
06780141
负责人：
三木理史
金额：
$ 0.38万
依托单位：
Nara University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1994
资助国家：
日本
起止时间：
1994 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

申請者は、近代日本の地域交通体系に関する研究を大テーマとして取り組み、それを実証する指標に局地鉄道を位置づけた。本年度の成果としては、まず局地鉄道の路線プランから近代型地域交通体系の確立を推定する方法を論文として公表できたことをあげねばならない(地理学評論67-10)。これによって申請者の行なってきた一連の研究のフレームワークが確立されたといえるであろう。当該論文では、近代型地域交通体系の形成には「鉄道国有化」ち「交通統制」が重要な画期となっていることが示唆されている。また、当該論文は日本地理学会研究奨励賞の受賞が内定している。また、本申請時に課題とした明治期の「鉄道国有化」に関わる交通体系の変容については、瀬戸内海地域を事例に実証研究を行なった。その概要は1994年度鉄道史学会大会(於、東京学芸大学)で口頭発表し、歴史地理学会機関誌『歴史地理学』に投稿した(現在審査中)。また、四国に関する事例報告を『奈良大学紀要』23号に投稿・掲載された。当初、比較研究として関東地方における河川舟運と鉄道との対抗・協調関係を調査するつもりであったが、前述の路線プランの問題と商品流通との関連から深める必要を感じ、山口県宇部・小野田地域の工業化と輸送に関する研究を行ないつつあるが、こちらは次年度申請費によって完成させたいと考えている。また、これら一連の研究に関する展望論文も執筆中であり、次年度申請費で完成させる所存である。

申请人将对现代日本区域运输系统进行研究为主要主题，并将当地铁路定位为证明这一点的指标。今年的结果必须首先是我们能够发表有关如何从当地铁路线计划（Geography Review 67-10）估算现代区域运输系统的论文。可以说已经建立了申请人进行的一系列研究框架。本文表明，“铁路国有化”和“交通管制”是形成现代区域运输系统的重要开创性基础。该论文还获得了日本地理协会研究鼓励奖。此外，我们对Meiji时期的“铁路国有化”有关的运输系统的转型进行了实证研究，这是申请本申请的挑战，它是使用SETO Inland Sea地区作为案例研究的。该摘要是在1994年的铁路历史学会会议上（在东京盖克格大学）口头介绍的，并发表在《历史地理》杂志上，该期刊《历史地理学会官方杂志》（目前正在审查中）。此外，关于Shikoku的案例报告已发布并发表在《奈良大学公报》第23期中。最初，作为一项比较研究，我们打算调查关东地区河船运输和铁路之间的冲突和合作，但由于上述路线计划和产品分销问题的问题，我们感到有必要加深我们的努力，并且现在正在对UBE和Onagauchi Predoda的工业化和运输的研究进行研究，但我们将在下一步完成此类费用。他目前还在撰写有关这一系列研究的潜在论文，并计划以明年的申请费来完成它。