資本主義経済の自己組織性と動態性(分散的市場における貨幣,競争,経済変動の役割)

资本主义经济的自组织和动态（货币、竞争和去中心化市场中的经济波动的作用）

• 批准号: 07730001
• 负责人: 西部 忠
• 金额: $ 0.7万
• 依托单位: Hokkaido University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1995
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1995 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07730001/
• 关键词: 資本主義; 自己組織性; 動態性; 市場像; 競争; 分散的; マルクス; 多層的調整

1)マルクスの価値・生産価格論や再生産論を均衡論的枠組みで理解し,その定式化を行った研究は多くの成果を挙げてきたものの,それらが総じて経済の静態的な側面にのみ焦点をあてている点に問題が残されている。こうした研究は,伸縮的価格が調整パラメータである集中的市場を暗黙の前提としている点,資本間の競争が環境適応的なものに限定されている点,一部門一技術を仮定している点で,資本主義経済の本質的特徴を捨象している。ところで,マルクスの市場価値論は,産業内に多数の資本と技術が存在しながら競争しているような動態的状況を問題としている点に特徴がある。われわれは,市場価値論における二つの主要な見解である「平均説」と「限界説」は,どちらも論理的には首尾一貫しているものの,前者が静態的経済,後者が動態的経済を想定している点に大きな違いがあるとした。「限界説」は,絶えざる需要の変動に資本がその供給を調整しようとする動態的経済のヴィジョンを描写しているので、より現実的であり,絶えず新しい技術を革新しようとする資本の環境創出的な競争概念とも適合的である。以上の研究成果は「競争と動態の概念」および「市場価値論と動態的市場過程」の2本の論文にまとめられた。2)価値・生産価格の理論の以上の再検討を踏まえ,資本主義経済における市場の基本形を,従来とは異なる観点から理論化する必要がある。それは,資本主義経済を特徴づける不安定と不均衡,分散と変動にかんする理論的ヴィジョンを決定するので特に重要である。われわれは,その際,市場における価格調整と数量調整(在庫調整,稼働率調整,資本蓄積率調整)は短期から長期への異なる時間構造の中で相補的に機能しながら,多層的な調整機構を形成していることに注目して分析をすすめた。資本主義経済における市場の基本形は,時間を重要な契機とする多段階型の調整機構であり,資本主義経済は多層的な価格・数量調整過程を介して動態的にのみ存立しうる経済システムである。そのことから,資本主義経済がある種の自己組織化システムであると理解することも可能である。以上の研究成果は「市場の多層的調整機構(上)(下)」の2本の論文にまとめられた。なお,社会主義経済計算論争における集中的市場像,分散的市場像,動態的市場像など,さまざまな市場像の比較分析を行った以前の研究成果に補正を加え『市場像の系譜学』として刊行した。

1) マ ル ク ス の 価 numerical production 価 lattice theory, the theory of reproduction や を equilibrium theory of 枠 group み で understand し そ の demean を line っ た study は く の results を 挙 げ て き た も の の, そ れ ら が 総 じ て 経 済 の static な profile に の み focus を あ て て い る point に problem が residual さ れ て い る. は こ う し た study, scalable 価 lattice が adjustment パ ラ メ ー タ で あ る concentrated market を dark 黙 の premise と し て い る points, の competition between capital が environment comfortable 応 な も の に qualified さ れ て い る points, a department of a technical を 仮 set し て い る で, capitalism 経 済 の nature of 徴 を shed like し て い る. と こ ろ で, マ ル ク ス の market は 価 numerical theory, industry に が と technology is most の capital し な が ら competition し て い る よ う な dynamic condition を と し て い る point に, 徴 が あ る. わ れ わ れ は, market 価 numerical theory に お け る two つ の main な insights で あ る "average" と "marginal" は, ど ち ら も logical に は fore and aft consistently し て い る も の の, the former が static 経 済, the latter が dynamic 経 済 を scenarios し て い る に き big な violations い が あ る と し た. "Marginal" は, unique え ざ る need の - move に capital が そ の supply を adjustment し よ う と す る dynamic 経 済 の ヴ ィ ジ ョ ン を describing し て い る の で, よ り presently be で あ り, unique え ず new し を い technology innovation し よ う と す る capital の な competition environment makes concept と も suitable で あ る. Research achievements above の は "competitive と の dynamic concept" お よ び と dynamic market process on "market 価 numerical theory" の 2 this の paper に ま と め ら れ た. 2) 価 numerical の 価 lattice theory, production more than の の 検 again please tread を ま え, capitalism 経 済 に お け の る market business を, 従 to と は different な る 観 point か ら theoretical す る necessary が あ る. そ れ は, capitalism 経 済 を, 徴 づ け る unrest と imbalance, scattered と - move に か ん す る theory ヴ ィ ジ ョ ン を decided す る の で に important で あ る. わ れ わ れ は, そ の international, market に お け る 価 lattice adjustment と number (in the adjustment, grain 働 rate adjustment, capital accumulation rate adjustment) は short-term か ら long-term へ の different な る time structure の で phase in the fill に function し な が ら, multilayer な adjusting mechanism を form し て い る こ と に attention し て analysis を す す め た. Market capitalism 経 済 に お け る の business は, time を important な opportunity と す る Duan Jie type more の adjusting mechanism で あ り, capitalism 経 済 は multilayer な 価 doug quantity adjustment process を interface し て dynamic に の み stand し う る 経 済 シ ス テ ム で あ る. Youdaoplaceholder0 そ する と と ら ら, capitalist economy がある self-organized システムであると understanding する する と と と である である である である The above <s:1> research results <e:1> "Multi-level Adjustment Mechanisms in the Market (Part 1)(Part 2)" <s:1> two <s:1> papers にまとめられた. な お, socialist 経 済 calculation debate に お け る concentrated market like, like a decentralized market, dynamic market like な ど, さ ま ざ ま な market like の comparative analysis line を っ た の before research に corrected を plus え "market like の genealogy" と し て publication し た.

项目成果

西部 忠: "新古典派経済学の諸潮流" 伊藤誠編『経済学史』第7章(有斐閣). 161-195 (1996)

Tadashi Nishibe：“新古典经济学的趋势”，伊藤诚编辑，《经济学史》，第 7 章（Yuhikaku）161-195（1996 年）。

西部 忠: "競争と動態の概念-市場価値論の課題" 経済学研究(北海道大学). 44.4. 99-117 (1995)

Tadashi Nishibe：“竞争和动态的概念 - 市场价值理论的问题”经济学研究（北海道大学）44.4（1995）。

西部 忠: "市場価値論と動態的市場過程" 経済理論学会年報. 32. 193-196 (1995)

Tadashi Nishibe：“市场价值理论和动态市场过程”经济理论学会年度报告 32. 193-196 (1995)。

西部 忠: "市場の多層的調整機構(上)-最短期と短期における価格・数量調整" 経済学研究(北海道大学). 45.4. 69-95 (1996)

Tadashi Nishibe：“多层次市场调整机制（第 1 部分）- 最短期内的价格和数量调整”经济研究（北海道大学）45.4（1996）。

西部 忠: "市場像の系譜学-「経済計算論争」をめぐるヴィジョン" 東洋経済新報社, 285 (1996)

西边正：“市场形象的谱系——经济计算争议的愿景”东洋经济株式会社，285（1996）