有機量子井戸構造の電子・光物性とEL素子応用に関する研究

有机量子阱结构电子光学性质及EL器件应用研究

基本信息

批准号：
08650381
负责人：
大森裕
金额：
$ 1.41万
依托单位：
Osaka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

有機電界発光(EL)素子は近年実用化に向け盛んに研究されてきている。また、化合物半導体においては量子井戸構造を用いた素子は実用化されるにいたり、従来のバルク構造にない特性が実現されている。本研究では、将来の発光表示素子への応用が期待できる色素分子を用いた有機物による量子井戸構造EL素子、積層構造EL素子について検討を行う。本年度は特に発光色可変素子を作製し、発光表示素子としての基礎的特性評価を行った。有機色素としては主としてアルミニュウムキノリン錯体(Alq_3)、シクロペンタジエン誘導体(PPCP)とジアミン誘導体(TPD)を用い、また高分子色素としてはポリ(9,9-ジヘキシルフルオレン)を用いた。多層膜積層構造の作製には有機分子線蒸着法により積層構造を形成した。作製された積層構造の電気的・光学的特性を評価し、さらにEL素子の基本特性を求めた。また発光色可変EL素子としての特性を評価した。その結果、2つの方法により発光色を変化させる事が可能となった。1つは印加電圧により発光色が変化する方法で、導電性高分子に色素分子を拡散させた有機EL素子、単一量子井戸を用いた有機EL素子において印加電圧に応じ発光色が連続的に可変となった。一方、積層構造素子において、複数の発光層とキャリアブロック層からなる素子を形成し、印加電界方向の反転によりキャリア注入領域を制御することにより発光色がスイッチング可能な有機EL素子を実現できた。また、発光層を形成している。分子の応答の違いからパルス電圧印加時には周波数の違いにより発光色を変化することが可能となった。これらの結果は、将来の発光表示素子への応用へ向けての基礎を築く事が出来た。

近年来，用于实际使用的有机电发光（EL）设备已积极研究。此外，在复合半导体中，已将使用量子井结构的元素用于实际使用，并且已经实现了常规散装结构中未发现的特征。在这项研究中，我们将研究使用染料分子制成的量子井结构EL设备和层压结构EL设备，这些设备可以预期将其应用于未来的发光显示器。今年，我们特别制作了发光颜色元素，并评估了发光显示元件的基本特征。有机染料主要是铝喹啉复合物（ALQ_3），环戊二烯衍生物（PPCP）和二氨基衍生物（TPD），以及聚合物染料的聚（9,9-二己基氟烯）。为了制造多层层压结构，通过有机分子束沉积形成层压结构。评估了制造的层压结构的电气和光学特性，并进一步确定EL元件的基本特性。此外，评估了发光色变量EL元件的特征。结果，已经有可能通过两种方法更改发光颜色。一种方法是一种方法，发光颜色根据所施加的电压而变化，在有机EL设备中，将染料分子扩散到电导性聚合物中，并使用单个量子孔扩散到有机EL设备中，根据施加的电压，光发射颜色是连续可变的。另一方面，在层压结构元件中，可以通过形成由多个发光层和载体块层组成的元素来实现能够切换发光颜色的有机元素，并通过倒入所施加的电场方向来控制载体注入区域。另外，形成了光发射层。由于分子的响应差异，由于应用脉冲电压时频率差异，发光颜色可以更改。这些结果为未来的发光显示器设备中的应用奠定了基础。