バイオコンジュゲートによる多機能性IL-6の創製とサイトカイン療法の最適化
バイオコンジュゲートによる多機能性IL-6の創製とサイトカイン療法の最適化
批准号:
08672511
负责人:
中川 晋作
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 --
中文摘要
近年の遺伝子工学技術の格段の進歩も相俟って、Interleukin-6(IL-6)や腫瘍壊死因子(TNF-α)などのサイトカインを「夢の薬」として適用しようとする試みが注目されている。しかし一般に、サイトカインは体内安定性に極めて乏しく、臨床応用する際には、大量頻回投与を余儀なくされ、重篤な副作用を招いてしまっている。そのうえ、サイトカインは、同一レセプターを介した場合でさえ、多様なin vivo生理作用を発現するため、副作用制御が極度に困難である。そのため現状では、サイトカインの臨床応用は極端に制限されていると言わざるを得ない。以上の問題はサイトカインに限らず、近年大量生産可能となった数多くの生理活性蛋白質にも当てはまることである。従って、次世代のタンパク性製剤を創製するには、体内安定性を向上させ得る適切なDDSの開発とともに、サイトカインの多様なin vivo生理作用の中から目的とする治療作用と副作用とを選択分離出来る創薬技術の開拓が急務となっている。さて、現在の癌化学療法は、確かに著明な抗腫瘍効果を期待できる一方、骨髄抑制に伴う血小板減少症のために、これまで期待されたほどの成果は得られていない。そのうえ未だ血小板減少症に有効な薬物はなく、この血小板減少症を克服することが癌化学療法の命運を担っているといっても過言ではない。近年IL-6が、血小板産生を促進することが見出され、その早期臨床応用が待望されているが、前述の理由のためIL-6の臨床応用は殆ど進展していない。そこで、IL-6をモデルサイトカインとして用い、Bioconjugationによるサイトカイン療法の最適化を図った。その結果、IL-6を最適条件でBioconjugationすることで、体内安定性を100倍以上にも向上できることが明らかとなり、さらに目的の作用である血小板産生作用と副作用とを選択分離し得ることが示唆された(このBioconjugationによる作用の選択性賦与に関しては来年度以降、詳細に検討していく予定である)。また検討範囲を広げた結果、TNF-αにおいても、最適条件でBioconjugationすることで、抗腫瘍効果と副作用を選択分離し得ることが明らかとなりつつある。このBioconjugationによるサイトカインへの作用の選択性賦与は、作用の点でのTargetingと位置付けられ、今後のサイトカイン療法の発展に大きく寄与するものと期待される。
英文摘要
近年の遺伝子工学技術の格段の進歩も相俟って、Interleukin-6(IL-6)や腫瘍壊死因子(TNF-α)などのサイトカインを「夢の薬」として適用しようとする試みが注目されている。しかし一般に、サイトカインは体内安定性に極めて乏しく、臨床応用する際には、大量頻回投与を余儀なくされ、重篤な副作用を招いてしまっている。そのうえ、サイトカインは、同一レセプターを介した場合でさえ、多様なin vivo生理作用を発現するため、副作用制御が極度に困難である。そのため現状では、サイトカインの臨床応用は極端に制限されていると言わざるを得ない。以上の問題はサイトカインに限らず、近年大量生産可能となった数多くの生理活性蛋白質にも当てはまることである。従って、次世代のタンパク性製剤を創製するには、体内安定性を向上させ得る適切なDDSの開発とともに、サイトカインの多様なin vivo生理作用の中から目的とする治療作用と副作用とを選択分離出来る創薬技術の開拓が急務となっている。さて、現在の癌化学療法は、確かに著明な抗腫瘍効果を期待できる一方、骨髄抑制に伴う血小板減少症のために、これまで期待されたほどの成果は得られていない。そのうえ未だ血小板減少症に有効な薬物はなく、この血小板減少症を克服することが癌化学療法の命運を担っているといっても過言ではない。近年IL-6が、血小板産生を促進することが見出され、その早期臨床応用が待望されているが、前述の理由のためIL-6の臨床応用は殆ど進展していない。そこで、IL-6をモデルサイトカインとして用い、Bioconjugationによるサイトカイン療法の最適化を図った。その結果、IL-6を最適条件でBioconjugationすることで、体内安定性を100倍以上にも向上できることが明らかとなり、さらに目的の作用である血小板産生作用と副作用とを選択分離し得ることが示唆された(このBioconjugationによる作用の選択性賦与に関しては来年度以降、詳細に検討していく予定である)。また検討範囲を広げた結果、TNF-αにおいても、最適条件でBioconjugationすることで、抗腫瘍効果と副作用を選択分離し得ることが明らかとなりつつある。このBioconjugationによるサイトカインへの作用の選択性賦与は、作用の点でのTargetingと位置付けられ、今後のサイトカイン療法の発展に大きく寄与するものと期待される。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Yasuo TSUTSUMI: "In vivo anti-tumor efficacy of polyethylene glycol-modified tumor necrosis factor-α against TNF-resistant tumors" Jpn.J.Cancer Res.87. 1078-1085 (1996)
Yasuo TSUTSUMI:“聚乙二醇修饰的肿瘤坏死因子-α 对 TNF 抗性肿瘤的体内抗肿瘤功效”Jpn.J.Cancer Res.87(1996)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Development of covalent protein drug with unnatural amino acids
-
批准号:23K18004
-
项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
-
资助金额:$4.16万
-
财政年份:2023
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
免疫担当細胞の体内動態制御に基づく癌治療の最適化
-
批准号:17016043
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$16.77万
-
财政年份:2005
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
アポトーシス抵抗性を有する樹状細胞を用いた癌免疫療法の最適化
-
批准号:17659047
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$2.11万
-
财政年份:2005
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
高分子バイオコンジュゲート化アデノウイルスベクターの粒子設計とその評価
-
批准号:15659038
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$1.79万
-
财政年份:2003
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
機能性デバイスの分子設計と次世代型インテリジェントサイトカインの創製
-
批准号:09672225
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:1997
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
キメラマウス作成によるメンケス病の病因解析に関する研究
-
批准号:07772170
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.64万
-
财政年份:1995
-
负责人:中川 晋作
-
依托单位:
海外基金