「生活の芸術」の系譜と近代中国知識人の位置
「生活の芸術」の系譜と近代中国知識人の位置
批准号:
12610464
负责人:
伊藤 徳也
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2003
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
今年度は、まず林語堂関連資料の収集に力を入れ、China Critic、H・エリスの「わが人生」などを入手した。「生活の芸術」という概念については、参考となるH・エリス、W・モリス、O・ワイルド、A・モーロワ、M・フーコーの関連資料の検討から、これが、文学,思想はもちろん、美学、倫理学、文化人類学、精神分析を含む心理学、さらには、経済学、社会学、政治学、工学にまでわたる問題であることが判明してきた。本研究の出発点においた周作人の「生活の芸術」に限って、その主なポイントをあげると、1.五四時期にはトルストイアンとして有名だった周作人が、1920年代半ばになると、トルストイの反芸術至上主義的著作「芸術とは何か」を批判するエリスの見解を受け入れていった。2.ワイルドに対する周作人の態度は両義的で、五四時期のみならず20年代半ばにおいても批判的にとらえている一方、結局はワイルドの「生活の芸術化」の中国型とでもいえるような態度へと変遷していった。3.周作人のいう「生活の芸術」は、生活を彩る茶の作法や飲酒の工夫、工芸品などによる日常生活の装飾のことだけを指すのでなく、また、彼自身によって、「さらなる快楽のための節制」と定式化されているが、それは、単に欲望を処理する精神的技術でもない。それは、所謂「倫理の自然化」を志向するものであって、基本的には、性善説的立場だが、同時に、所謂「道義の事功化」が要求される一種の政治(思想)的立場である。4.「生活の芸術」という発想に彼がいたるにあたって、フレイザー、柳田国男をはじめとする文化人類学、民俗学の知見が重要な作用を果たしたと考えられる。習俗や風習に、広義の「芸術」を見出すのは、柳田国男だけではないので、周作人が日本留学中からfolkloreに強い関心をもっていたことを改めて重視しなければならない。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
現代中国における日本文藝ー「審美現代性」を切り口にして
-
批准号:19K00367
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.33万
-
财政年份:2019
-
负责人:伊藤 徳也
-
依托单位:
近代中国における「生活の芸術」論-周作人、林語堂、江紹原らによる提唱とその展開
-
批准号:10710215
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.77万
-
财政年份:1999
-
负责人:伊藤 徳也
-
依托单位:
明治末東京における周作人と日本文学の出会いとその意義について
-
批准号:06710276
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.64万
-
财政年份:1994
-
负责人:伊藤 徳也
-
依托单位:
和製漢語が現代中国語として定着するまでの文学史的側面
-
批准号:02710198
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.32万
-
财政年份:1990
-
负责人:伊藤 徳也
-
依托单位:
海外基金