薬物排出トランスポータをターゲットとした抗癌剤耐性克服法の確立
薬物排出トランスポータをターゲットとした抗癌剤耐性克服法の確立
批准号:
13771445
负责人:
高良 恒史
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
1.MDR1/P糖蛋白質の関与した多剤耐性に対するSt John's Wortの耐性克服作用について、ヒト子宮頸癌由来HeLa細胞とそのビンブラスチン耐性株を用いて検討した。その結果、St John's Wortは、MDR1基質であるパクリタキセルに対する耐性細胞の感受性を回復させることが明らかとなった。一方、天然物に幅広く含有されるフラボノイドのうち、アピゲニン、ケンフェロール、バイカレイン、モリン、ケルセチン、ルチン、フロレチン、フロリジンならびに合成フラボノイドであるエブセレンの耐性克服作用について検討した結果、ケルセチンはMDR1の競合的阻害作用を有していることが示されたものの、その効果は弱かった。また、他の8種のフラボノイドによるMDR1の競合的阻害作用は観察されなかった。以上の結果は、天然物質またはその含有成分中に、MDR1の関与した多剤耐性を克服できる物質が存在することを示すものであり、より強力かつ選択的な耐性克服物質の探索が重要であると考える。2.MDR1の機能および発現に及ぼす種々の薬物/化合物の影響について各種培養細胞を用いて検討した。その結果、強心薬であるジゴキシンは消化管上皮細胞に発現するMDR1の機能を亢進させ、それはMDR1 mRNAの発現誘導に起因することを明らかにした。また、腎毒性を有する抗腫瘍性白金錯体シスプラチンも、尿細管上皮細胞に発現するMDR1の機能および発現を亢進させた。一方、St John's Wortは、MDR1 mRNAをダウンレギュレーションさせることが明らかとなった。また、種々のフラボノイドは、MDR1の発現に対して顕著な影響を及ぼさなかった。従って、ある種の薬物/化合物は、MDR1の発現に影響を及ぼすことがあり、このような発現制御機構の解明が、新たな耐性克服法の開発につながるものと考える。
英文摘要
1.MDR1/P糖蛋白質の関与した多剤耐性に対するSt John's Wortの耐性克服作用について、ヒト子宮頸癌由来HeLa細胞とそのビンブラスチン耐性株を用いて検討した。その結果、St John's Wortは、MDR1基質であるパクリタキセルに対する耐性細胞の感受性を回復させることが明らかとなった。一方、天然物に幅広く含有されるフラボノイドのうち、アピゲニン、ケンフェロール、バイカレイン、モリン、ケルセチン、ルチン、フロレチン、フロリジンならびに合成フラボノイドであるエブセレンの耐性克服作用について検討した結果、ケルセチンはMDR1の競合的阻害作用を有していることが示されたものの、その効果は弱かった。また、他の8種のフラボノイドによるMDR1の競合的阻害作用は観察されなかった。以上の結果は、天然物質またはその含有成分中に、MDR1の関与した多剤耐性を克服できる物質が存在することを示すものであり、より強力かつ選択的な耐性克服物質の探索が重要であると考える。2.MDR1の機能および発現に及ぼす種々の薬物/化合物の影響について各種培養細胞を用いて検討した。その結果、強心薬であるジゴキシンは消化管上皮細胞に発現するMDR1の機能を亢進させ、それはMDR1 mRNAの発現誘導に起因することを明らかにした。また、腎毒性を有する抗腫瘍性白金錯体シスプラチンも、尿細管上皮細胞に発現するMDR1の機能および発現を亢進させた。一方、St John's Wortは、MDR1 mRNAをダウンレギュレーションさせることが明らかとなった。また、種々のフラボノイドは、MDR1の発現に対して顕著な影響を及ぼさなかった。従って、ある種の薬物/化合物は、MDR1の発現に影響を及ぼすことがあり、このような発現制御機構の解明が、新たな耐性克服法の開発につながるものと考える。
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Sakaeda T.et al.: "Simvastatin and lovastatin, but not pravastatin, interact with MDR1"J.Pharm.Pharmacol.. Vol.54. 419-423 (2002)
Sakaeda T.et al.:“辛伐他汀和洛伐他汀,但普伐他汀不与 MDR1 相互作用”J.Pharm.Pharmacol.. Vol.54。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
Takara K.et al.: "Up-regulation of MDR1 function and expression in LLC-PK, cells by cisplatin"Biol.Pharm.Bull.. Vol.26. 205-209 (2003)
Takara K. 等人:“顺铂对 LLC-PK 细胞中 MDR1 功能和表达的上调”Biol.Pharm.Bull.. Vol.26。
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作者:
[]
通讯作者:
Wada A.et al.: "Effects of St John's wort and hypericin on cytotoxicity of anticancer drugs"Drug Metab.Pharmacokin.. Vol.17. 467-474 (2002)
Wada A.等:“圣约翰草和金丝桃素对抗癌药物细胞毒性的影响”Drug Metab.Pharmacokin.. Vol.17。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
Takara K.et al.: "Digoxin up-regulates MDR1 in human colon carcinoma Caco-2 cells"Biochem.Biophys.Res.Commun.. Vol.292. 190-194 (2002)
Takara K.等人:“地高辛上调人结肠癌 Caco-2 细胞中的 MDR1”Biochem.Biophys.Res.Commun..第 292 卷。
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期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Takara K.et al.: "Cytotoxic effects of 27 anticancer drugs in HeLa and MDR1-overexpressing derivative cell lines"Biol.Pharm.Bull.. Vol.25. 771-778 (2002)
Takara K.等人:“27 种抗癌药物在 HeLa 和 MDR1 过表达衍生细胞系中的细胞毒性作用”Biol.Pharm.Bull.. Vol.25。
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作者:
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通讯作者:
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